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テーマパーティ、第6回「イタリアワイン〈初級篇〉」

<ご報告>

9月13日、第六回「イタリアワイン〈初心者編〉」のテーマパーティが代官山のレストラン・シンポジオンにて開催されました。シニア・ワインアドバイザーの寺田裕氏をゲストに迎え、愉しく・おいしく・充実した内容!で、展開されたシリーズの最終回。北イタリアからスタートしたイタリア半島縦断の旅は、地中海に浮かぶ2つの島、シチリアとサルデーニャ(厳密には、パンテッレリア島を加えた3つの島)に到達です。


イタリアワインの主要産地を縦断する旅にいざなってくれたシニア・ワインアドバイザーの寺田裕氏。
前回の南部4州(カンパーニア、カラーブリア、プーリア、バジリカータ)とも異なる「南のワイン」の味わいを堪能。とくにシチリアは『ヴィーニ・ディタリア』のトレ・ビッキエーリ(3つグラス)を次々と獲得している話題のプラネタをはじめ、イタリアでいま最も熱い注目を浴びるワイン産地。イタリアワイン・ルネッサンスの波を実感することのできるセミナーでした。

さて、今回のワインでは「デューカ・エンリコ」(シチリア)のボトルがあれよという間にカラに。「サンタ・チェチリア」(シチリア)がそれに続きます。また、最後にサーヴされたデザートワイン「パッシート・ディ・パンテッレリア“マリカ” 」(パンテッレリア)にも「おいしー!」が連発されていました。

こうして毎回8種、計48種のイタリアワインを制覇! パーティの最後には、シリーズ皆勤賞の参加者に寺田氏が自らセレクトしたイタリアワインが贈られました。パチパチパチパチ!


試飲したのはシチリア、サルデーニャ、パンテッレリアという3つの島のワイン8種。
[試飲ワイン] *テイスティング順に記載

(1)レガレアーリ・ビアンコ Regaleali Bianco 2001/コンテ・タスカ・ダルメリータ Conte Tasca d'Almerita
(2)ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ・ヴィーニャ・ニェーナ Vermentino di Gallura Vigna'Ngena 1999/カピケラ Capichera
(3)シャルドネ Chardonnay 2000 /プラネタ Planeta
(4)レガレアーリ・ロッソ Regaleali Rosso 1999/コンテ・タスカ・ダルメリータ Conte Tasca d'Almerita
(5)ネロ・ダヴォラ Nero d'Avola 1999/アジエンダ・アグリコラ・ゼネール Azienda Agricola Zenner
(6)サンタ・チェチリア Santa Cecilia 1999/プラネタ Planeta
(7)デューカ・エンリコ Duca Enrico 1996/デューカ・ディ・サラパルータ Duca di Salaparuta
(8)パッシート・ディ・パンテッレリア“マリカ” Passito di Pantelleria“Malika”1999/ヌオヴァ・アグリコルトゥラ Nuova Agricoltura


ご参加いただいた方には、各ワインのテイスティングコメントなどをまとめたワインカードを送付して、一旦「イタリアワイン〈初級篇〉」を終了させていただきます。次の機会をお愉しみに!

ワインの味わいの違いを確認し、好みのワインを見つけ出すことに余念がない参加者たち。 ギリークラブのテーマパーティではお料理も愉しみのひとつ。ワインとの相性も確認できます。 シンポジオンのソムリエ、杉本万尋氏には6回のシリーズを通し、ワインに関するさまざまなコメントをいただきました。


[各州のワインの特徴や名物料理――南部篇−2]


◇ シチリア Sicilia

イタリア半島の南端、ブーツのつま先に蹴られたような位置に横たわる地中海最大の島。面積約2600平方キロメートル、人口約509万人。州都パレルモ Palermo ほか、アグリジェント Agrigento、カターニア Catania、メッシーナ Messina、マルサラ Marsala(イタリアを代表する酒精強化ワイン、マルサラの産地)などが代表的な都市です。

古代にはフェニキア、ギリシア、カルタゴ、ローマ、中世にはビザンチン、サラセン、ノルマンなど、多民族による征服の歴史をもち、12世紀の両シチリア王国の成立などを経て、1861年にイタリア王国に帰属、1948年に自治州となりました。

気候は温帯性から亜熱帯性を呈し、冬でもオレンジやレモンがたわわに実り、春にはアーモンドの白い花が咲き誇ります。葡萄栽培では干ばつの危険を抱えながらも大量の収穫を得てきましたが、品質は平板で、多くがブレンド用ワインとして北部イタリアに売られてきました。

一方、東部の活火山・エトナ山(3390m)周辺をはじめ、標高の 高い位置にある葡萄畑はイタリア北部のアルプス山岳地帯に似た気象条件をもち、南部では失われがちな酸を豊富にもつ良質な葡萄が栽培され始めています。近年は葡萄栽培法やワイン醸造法が改善されて、自社で瓶詰めを行うワイナリーが増え、そのいくつかは世界的にも注目を浴びています。

葡萄は、赤ワイン用品種ではネロ・ダヴォラ Nero d'Avola、ペリコーネ Perricone、フラッパート Frappato、白ワイン用品種ではカタラット Catarratto、インゾリア Inzolia などが栽培されています。

ワインとともに、名産のペコリーノチーズを使った料理、揚げたナスやピーマン、セロリなどの野菜を酢やケッパーなどで調味して煮込んだカポナータ Caponata、また漁業も盛んなためイワシやカジキマグロを使った料理などがよく食卓にのぼります。


◇ サルデーニャ Sardegna

地中海ではシチリアに次ぐ面積(2400平方キロメートル)をもち、ボニファーチョ海峡を隔ててコルシカ島(フランス)と向き合っています。付近の小島とともに一州をなし、州都はカリアリ Cagliari。人口は約165万人。東部のマルモラ山(1834m)をはじめ山がちな地形で、産業の中心は亜鉛、鉛などの鉱業や牧畜。また、マグロ漁を中心に漁業が盛んなほか、葡萄、オリーブ、アーモンド、コルクなども特産品です。

シチリアと同様、フェニキア、カルタゴ、ローマ、アラブなどに次々と支配され、1720年にサルデーニャ王国の一部となり、1861年にイタリア王国に加わりました。ただし、都市部を除き、今でも独自の伝統的な生活様式や文化、技術が保持されています。

郷土料理には、仔羊や仔山羊の料理、豆や大麦のスープ、魚のスープ、ラビオリに似たクリンジョーネス Culingiones、香り豊かな羊乳チーズのペコリーノ・サルド Pecorino sardo を使った料理、ロブスターをグリルしたアラゴスタ・アッロスタ Aragosta arrosta などがあります。伝統的なワインとしては、完熟期を過ぎてから収穫したヴェルナッチャ種葡萄から造られるヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ Vernaccia di Oristano や、ヴェルメンティーノ Vermentino 種やトルバート Torbato 種から造られる白ワイン、カンノナウ Cannonau 種から造られる赤ワインなどが挙げられます。


シリーズ皆勤賞のご参加者には寺田氏セレクトの貴重なイタリアワインを贈呈!


<ご案内>

ギリークラブ イタリアワイン初心者篇6回シリーズ いよいよ最終回です。日程が当初予定の9月20日(金)から13日(金)になりました。お気をつけ下さい。

毎回8種類、6回で48種類のイタリアワインを試飲するシリーズ、イタリア半島を北から順番に楽しんできましたが、最後は2つの島、シチリアとサルデーニャです。

今まで参加された方には物凄い勉強になっていますが、シチリアとサルデーニャのワインだけを飲む事は聞いた事がありません。物凄く貴重な経験になると思いますので、今まで参加されていない方も、どうぞこの機会をお見逃し無いようにご注意下さい。

ご参加の方に後日お届けする詳細なるワインカード、大変好評です。その後イタリアレストランで楽しみが倍になります。

〇テーマ:シチリア、サルデーニャのワイン8種類

(1)Etna Bianco(Barone di Villagrande) エトナ・ビアンコ(バローネ・ディ・ヴィラグランデ)
(2)Etna Rosso(Barone di Villagrande) エトナ・ロッソ(バローネ・ディ・ヴィラグランデ)
(3)Vermentino di Gallura(Capichera) ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ(カピケーラ)
(4)Cannonau di Sardegna Riserva(Sella & Mosca) カンノナウ・ディ・サルデーニャ・リゼルヴァ(セッラ・エ・モスカ)
(5)La Segreta Rosso(Planeta) ラ・セグレータ・ロッソ(プラネタ)
(6)Chardonnay(Planeta) シャルドネ(プラネタ)
(7)Duca Enrico(Duca di Salaparuta) デューカ・エンリコ(デューカ・ディ・サラパルータ)
(8)Passito di Pantelleria(Nuova Agricoltura) パッシート・ディ・パンテレッリア(ヌオヴァ・アグリコルチュラ)

※仕入先事情によりワインの変更もありますが、その場合同等の物に差し替えます。

※当初9月20日(金)予定でしたが13日(金)に変更です。ご注意ください。

<実施概要>

●タイトル:『イタリアワイン初級篇 第6回』
●ゲスト :寺田 裕氏(シニア・ワインアドバイザー、JAL WSETワイン教室 講師)
●テーマ :カンパーニャ、プーリア、バジリカータのワイン8種類

●日時  :9月13日(金)19:00

●場所  :代官山シンポジオン(渋谷区猿楽町17-16/電話 03-5458-6324)
★地図はこちら→http://www.hiramatsu.co.jp/symposion/map.html

●会費  :会員10000円、ビジター12000円


お申し込みは右記まで → g-club@gillie.co.jp
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