『和・倶楽部』9月の文楽公演
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<ご案内>
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渡辺幸裕から和・倶楽部の案内をお送りします。
(ギリークラブの中で日本文化に関するものを“和・倶楽部”と称しています)
日本人に生まれたことを喜びたい。それが『和・倶楽部』の考えです。
毎回大好評の文楽鑑賞会、9月の東京公演&セミナーの募集を行います。
今回は『仮名手本忠臣蔵』という大作を3部校正で通すという凄いプログラムです。
歌舞伎3大狂言の一つに数えられ、日本人なら誰でも知っている忠臣蔵、その原作は文楽だったのですが、その大作が見られる貴重なチャンスです。
『仮名手本忠臣蔵』の概要やストーリーはこのサイトに詳しく載っていますので、どうぞお時間のある時にお読み下さい。
和・倶楽部に参加するかどうか別にして、知っておいて損のない内容です。
http://www2.ntj.jac.
go.jp/dglib/
文化デジタルライブラリー というページですが、
舞台芸術教材2 の中に『仮名手本忠臣蔵』があります。
(ちなみに他には『菅原伝授手習鏡』『義経千本桜』『妹背山婦女庭訓』があります)
そして9月の和・倶楽部です。
今回は第一部を観劇した後で、イヤホンガイド解説者の松下かほりさんから、文楽の『仮名手本忠臣蔵』の楽しみ方、見所、を伺います。
第二部、第三部は自由に観劇、という段取りでチケットを準備します。
そんな段取りで実施しますが、このタイミングにご案内するというのは、大変な人気が予想され、ご希望の方にはぜひ斡旋できればと願ってのことです。
どうぞお早めにお申し込み下さい。5月末でいったん締め切りたいと思います。
<<文楽とは>>
文楽は世界文化遺産にも登録されている、日本の誇る伝統芸能の一つです。
人形浄瑠璃文楽座というのが正式な名称ですが、通称文楽と呼ばれていますので和・倶楽部も文楽の会と称しています。
ストーリーテラーとして義太夫節を語る大夫(たゆう)、全ての情景を太棹の三味線とバチ一つで描写する三味線弾き、1体の人形を主遣い、左遣い、足遣いの3人であやつり、あたかも人間のような表情としぐさで人を魅了する人形遣い、その3者(三業)が絶妙に調和して作り出す総合芸術です。
350年ほど前に竹本義太夫と近松門左衛門という二人の天才が大阪に現れ(竹本座創設は1684年(貞享元年)、近松作品の『曽根崎心中』が大当たりしたのが1703年(元禄16年)です。
江戸時代における時代劇が『時代物』、現代劇が『世話物』と呼ばれ、それぞれに見どころのある作品が多く、文楽が初演で評判になり次いで役者芝居である歌舞伎に移植されるほど作品(狂言と呼びます)も多いのです。
人形に託して人間の奥底を拡大して見せてくれる作品が多く、江戸時代の日本人の忠義、義理、人情、愛憎、といった人間的葛藤をもたらす悲喜劇に涙したり、憤慨したり、感心したり、とても人形劇とは思えない内容です。
初心者はまず舞台上の人形に目が行きます。娘は本物の女性より綺麗(すみません!)ですし、侍、町人、それぞれのしぐさから当日の世相や価値観、そして今も変わらない人情が伝わってきます。
人形遣いのメイン(主遣い)は顔を出しているのに、物語が佳境に入ると、、、顔が、姿が消えてしまうのです。人形だけしか見えなくなってきます。
ふと気がつくと、『あ、人間国宝の人の顔を消してしまったぁ』という事になるのですが、人形が人間になり・・・そしてその物語に入り込み・・・気がついてみると涙を流している自分がいたりするのです。
舞台右手に床(ゆか)と呼ばれる浄瑠璃を語る太夫と三味線弾きが座る場所があります。くるりと回って出てくるので「盆」と言われたりします。
何といっても文楽は太夫が中心、人形セミナーで桐竹勘十郎さんが「太夫がへたくそだと人形は滅茶苦茶になります・・・」とおっしゃっていましたが、それだけ重要な中心人物です。太夫の張り切りようは物凄く、汗をだらだら流して、情景を、1人何人もの登場人物の台詞を語り分けます。
その横で静かに座っているように見える三味線、これは決して伴奏ではありません。太棹の三味線(三味線には太棹、中棹、細棹という3つの大きさがあります)を駆使して、音楽というより情景を奏でます。そして、時に太夫をリードする役割もします。
そのような三者が繰り広げる人間ドラマが文楽です。文楽を知るには多くの書籍やサイトがありますが、毎回のセミナーで皆さんが口をそろえておっしゃる事があります。
「文楽は娯楽です。まずは楽しんで下さい。」
そうです、まずは楽しみましょう。
但し、あるちょっとしたルールを知り、工夫をした方がより楽しめることの事実です。
決してオタクにならず、自分が楽しむための学習の場、初心者同士が語り合える場として、和・倶楽部・文楽編を企画しています。
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「日本人に生まれたことを喜びたい。」 それが『和・倶楽部』の考えです。
多くの方が自国の文化に直接触れ、自らの感性を研ぎ澄ませると共にビジネスに、役立てて頂きたいと思っています。
気になっていてもなかなか自ら手配して見に行くことがおっくう、日本文化とはそういうものでありませんか?
同じく日本文化初心者の渡辺が、皆様に成り代わってこういう機会をアレンジいたしますので、どうぞお気楽に参加して下さい。もちろんお一人でも結構です。
ご一緒に体験しませんか?こんなに素晴らしい事が日本にはあります。
国立劇場さんはじめ、色々な方が我々の活動に注目し協力していただいています。
和・倶楽部と称していますが、ギリークラブ活動の一環、そしてギリークラブは決して無理に入会されなくて結構ですし、初めての方はまずはビジターでのご参加をお勧めします。
その後継続参加したいと思われた時にご入会という手順で考えていますので、決して無理をなさいませんように。もちろん、ずっとビジターでも結構です。
(但し、参加はメンバー優先になることだけはご理解ください。)
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<実施概要>
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●日時 9月10日(日)
10時30分開演
第一部 仮名手本忠臣蔵 鑑賞
大 序 鶴が岡兜改めの段/恋歌の段
二段目 桃井館本蔵松切の段
三段目 下馬先進物の段/殿中刃傷の段/裏門の段
四段目 花籠の段/塩谷判官切腹の段/城明渡しの段
14時15分 セミナー 講師:松下かほる氏
15時30分 終了予定 (その後ご希望の方があれば交流会を行います。)
●会費 ギリークラブ会員、9,000円 ビジター 11,000円
会費に含まれるもの。(観劇チケット、プログラム、謝礼分担金など)
●募集人数:40名限定。(ギリークラブ会員優先です。)
●会場 国立劇場小劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access
<第二部チケット斡旋> 10名分準備 1枚6,500円
●9月16日(土) 14時30分開演 18時終演予定
五段目 山崎街道出合いの段/二つ玉の段
六段目 身売りの段/早野勘平腹切の段
七段目 祇園一力茶屋の段
<第三部チケット斡旋> 10名分準備 1枚6,500円
●9月23日(土) 18時30分開演 21時30分終演予定
八段目 道行旅路の嫁入
九段目 雪転しの段/山科閑居の段
十一段目 花水橋引揚の段
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【申込みフォーム】 (不参加の場合は返信不要です)
ギリークラブ事務局 渡辺幸裕行き
●9月10日 和・倶楽部 文楽鑑賞&セミナーに 参加
ご氏名:
電子メールアドレス:
携帯電話番号: (←当日連絡用です。必ずご記入下さい)
携帯メールアドレス: (←当日連絡用です。必ずご記入下さい)
○同伴者 無し 有り( 様) ←何れか選んで下さい。
○終了後の交流会: 参加希望 不参加 ←何れか選んで下さい。
○9.16 第二部チケット希望の場合: 枚
○9.23 第三部チケット希望の場合: 枚
○ギリークラブ入会状況(既会員・今回入会・ビジター参加)←何れか選んで下さい。
※分からない場合はお問い合わせ下さい。
※ギリークラブメンバーになるには・・・
会の主旨を理解して終身会費10,000円をお支払い下さい。
年間通信費が5,000円ですので初回参加時に今回会費の他に15,000円必要です。
※ギリークラブの詳細はサイトをご覧下さい。
http://www.gillie.co.jp/g_club/index.shtml
※チケットは当日劇場前渡し、参加費は銀行振込を考えています。
※チケット入手が困難な公演です。申込み後のキャンセルできません。
参加不可能になった場合は代理の方を立てて下さい。
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◆◇ 大阪文楽劇場 観劇&セミナー ◇◆
8月5日(土)〜6日(日)に開催予定、詳細は後日ご案内します。
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