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GILLIE CLUB

『和・倶楽部』 歌舞伎『元禄忠臣蔵』第二部鑑賞

<ご報告>

 

<ご案内>

【満員御礼】

開場40周年を迎える国立劇場では、この10月〜12月にかけて3ヶ月連続で、真山青果作『元禄忠臣蔵』10編全部を通し上演という、演劇史上初の試みとなる企画をします。

毎月主演の大石内蔵助役の俳優も豪華で、以下の通りです。

中村吉右衛門 (第一部・10月)
坂田藤十郎  (第二部・11月)
松本幸四郎  (第三部・12月)

深みのある心理描写、ダイナミックなストーリー展開、華麗な台詞の応酬により、従来の「忠臣蔵」とは異なる魅力で観客を魅了した昭和の「忠臣蔵」の傑作です。

日本人なら知っておきたい話の筆頭である『忠臣蔵』、この機会に歌舞伎で忠臣蔵デビューをしませんか?奮ってのご参加お待ちしています。

和・倶楽部では10月14日に中村吉右衛門主演の『元禄忠臣蔵』第一部を観ますが、(満員御礼となりました)11月5日には坂田藤十郎が大石内蔵助を務める第二部を観ます。

※実は12月の第三部が大人気でチケットが手配できません。すみません!今回の公演、大変な評判でチケット入手が困難になっています。

12月は希望日をおききした上でチケット斡旋をしますので、ご希望をお聞かせ下さい。ただし、取れないことも大いに有り得ますのでご了解下さい。

<実施概要>

●和・倶楽部 歌舞伎 『元禄忠臣蔵』第二部鑑賞
●日時 11月5日(日)
11:30 受付開始
12:00 歌舞伎開演
16:00 終演予定
16:10 岡野 豪氏による「忠臣蔵セミナー」
その後希望者は“南部坂を歩いて赤坂で飲む会”に行きます。(会費別途)

●歌舞伎内容
《伏見撞木町》
第一幕  伏見撞木町の揚屋笹屋の表二階
       同 奥庭離室のあたり
《御浜御殿綱豊卿》
第二幕  御浜御殿松の茶屋
第三幕  御浜御殿綱豊卿御座の間
       同 入側お廊下
       同 元の御座の間
       同 御能舞台の背面
《南部坂雪の別れ》
第四幕  三次浅野家中屋敷
       同 瑤泉院居間
       同 門外

出演:坂田藤十郎・片岡我當・坂東彦三郎・中村東蔵・中村翫雀・片岡進之介・片岡愛之助・上村吉弥・中村歌江・中村亀鶴・中村松江・中村扇雀・中村時蔵・中村魁春・片岡秀太郎・中村梅玉 ほか

●会費 ギリークラブ会員、10,000円 ビジター 12,000円
(チケット代、プログラム代、:交流会などの会費は別途です)
●募集人数:30名限定【満員御礼】
●会場 国立劇場大劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access

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【申込みフォーム】 (不参加の場合は返信不要です)
ギリークラブ事務局 渡辺幸裕行き
●11月5日の和・倶楽部 歌舞伎 『元禄忠臣蔵−第二部−』に参加 
○ご氏名:
○ご勤務先・職業:
○メールアドレス:
○携帯電話番号:           ←当日連絡用 必ずご記入下さい。
○携帯メールアドレス:        ←当日連絡用 必ずご記入下さい。
○同伴者 無し 有り(      様) ←何れか選んで下さい。
○終演後の懇親会参加: 希望 or 不参加  ←何れか選んで下さい。
○12月の第三部チケット斡旋希望:無し 有り(第1希望  日)(第2希望  日)
○ギリークラブ入会状況(既会員・ビジター参加・今回入会)←何れか選んで下さい。
※分からない場合はお問い合わせ下さい。
※ギリークラブの詳細はサイトをご覧下さい。
http://www.gillie.co.jp/g_club/index.shtml
※チケットは当日劇場前渡し、参加費は銀行振込を考えています。
※チケット購入の都合上、基本的にはキャンセル不可です。
 万一行けなくなった場合には代理の方を立てていただくようお願いします。

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<元禄忠臣蔵 国立劇場パンフより転載>

 国立劇場は開場40周年を記念し、新歌舞伎の名作「元禄忠臣蔵」の全10編を10月、11月、12月の三ヶ月に分け連続上演いたします。
 赤穂義士- 四十七士の討ち入りは、日本人に親しまれてきたお話ですが、真山青果は多くの史料をふまえてこれを劇化し、素晴らしい人間ドラマに仕上げました。
 歌舞伎の伝統的手法を生かした台詞の数々、人間間の白熱したやりとりなど、お芝居としての魅力が一杯です。これらを通して、大石内蔵助をはじめ登場人物たちの苦衷、喜び、悲しみが浮き彫りにされていきます。奥行きと量感のある舞台装置の上で繰り広げられるお芝居は、古典の「仮名手本忠臣蔵」とはまた別の魅力にあふれています。

 お芝居も中盤に入る11月は、仇討ちへ踏み出した大石の苦悩とそれを見守る人々の胸中が感動的に描かれる「伏見撞木町」、「御浜御殿綱豊卿」、「南部坂雪の別れ」の3編をご覧いただきます。

「伏見撞木町」では、深謀遠慮を胸中に、酒に煩悶をまぎらわす大石の姿がはなやいだ遊里を舞台に描かれます。続いての「御浜御殿綱豊卿」では、後に六代将軍家宣となる徳川綱豊が登場し、浪士の一人豊森助右衛門との間に繰り広げる緊迫したやりとりが見どころ。
咲き乱れる夜桜の下、綱豊は敵吉良上野介を闇討ちにしようとする助右衛門に対し、正々堂々たる討ち入りの道を説きます。「南部坂雪の別れ」では、討ち入りを胸に秘めた大石が、主人内匠頭夫人瑤泉院に別れを告げ、静かに決然として討ち入りに向かう様が、雪の夜を背景に描かれます。

 円熟した氏芸で高い評価を得ている人間国宝・坂田藤十郎が内蔵助をつとめ、風格ある大きな舞台を見せてくれるでしょう。加えて、明噺な台詞まわしで颯爽とした姿が魅力の梅玉が当たり役の綱豊をつとめます。華やかな充実した舞台にぜひご期待下さい。

<赤穂義士事件、通称忠臣蔵とは>

「江戸城、松の廊下での刃傷事件」と「吉良邸討入り事件」の2つの事件。江戸城での刃傷は元禄14年(1701年)3月14日、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の吉良上野介(きらこうづけのすけ)への刃傷。吉良邸討入りは翌年元禄15年12月14日深夜(15日未明)浅野家遺臣たちによる吉良邸討入り。

江戸時代になって100年になるこの時代、五代将軍綱吉の専制政治、柳沢吉保が側用人として権勢を誇っていた。播州赤穂城主、浅野内匠頭は、勅使御馳走役という大役の責に任じていながら、その指導者たる 高家筆頭吉良上野介からの度重なる嫌がらせに逆上、殿中という場所柄もわきまえず、「この間の遺恨覚えたるか」と声を発して、吉良に斬りつけた。これは武家にあるまじき行為として、浅野内匠頭は即日切腹、浅野家の御家断絶が言い渡された。その知らせを受け筆頭家老の大石内蔵助(おおいしくらのすけ)らが中心となって、対応を協議、大いなる議論の結果城を明け渡し、浪人となった赤穂・浅野家の家臣たちの苦闘が始まった。その後討ち入りまでの1年10ケ月もの間、浪士達のそれぞれのくらしぶりは、芝居や演劇、ドラマ化されるなど、多くの物語があるが、実際のところ詳細は不明である。

翌年12月、入念な準備の元、大石内蔵助ら赤穂浪士47名が本所の吉良邸へ討ち入り、見事主君の仇、吉良上野介の首を取り、その後江戸市民の歓声の中、四十七士は高輪泉岳寺まで行進、主君の墓前に報告したあと幕府に出頭する。幕府は翌元禄16年2月に全員の切腹を命じ、事件は幕を閉じるが、江戸時代の大事件、早速戯曲や人形浄瑠璃になり、大人気を博す。中でも「仮名手本忠臣蔵」が浄瑠璃、歌舞伎の最高人気狂言となり、これを母体に無数の書き換えものが出回る。日本人が最も愛する敵討ち物語といっても過言ではない。

<忠臣蔵:Japan Knowledgeより転載>

浄瑠璃(じょうるり)、歌舞伎(かぶき)の『仮名手本(かなでほん)忠臣蔵』の略称。近年では赤穂(あこう)浪士の仇討(あだう)ちを題材にした戯曲・小説類の総称ともいえる。浅野内匠頭(たくみのかみ)の刃傷(にんじょう)は、事件の翌年1702年(元禄15)3月、早くも江戸・山村座の『東山栄華舞台(ひがしやまえいがのぶたい)』という小栗判官(おぐりはんがん)の芝居に脚色され、事件落着直後の03年2月16日には江戸・中村座で義士討入りを暗示した『曙曽我夜討(あけぼのそがのようち)』を上演し、3日間で中止を命ぜられたという。
その後も歌舞伎で数回脚色されたが、浄瑠璃で近松門左衛門が1706年(宝永3)10月の大坂・竹本座に書いた『碁盤太平記(ごばんたいへいき)』は、足利(あしかが)時代の「太平記」を世界にした構成と高師直(こうのもろなお)(吉良義央(きらよしなか))、塩冶判官(えんやはんがん)(浅野内匠頭)、大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)(大石内蔵助(くらのすけ))、寺岡平右衛門(寺坂吉右衛門)などの役名を後代に伝え、なかでも竹田出雲(いずも)・三好松洛(みよししょうらく)・並木千柳(せんりゅう)合作の浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』(1748)が大好評を博し、歌舞伎に移されても最高の人気狂言になってからは、これを母体に無数の書替えものが生まれた。

浄瑠璃では近松半二(はんじ)の『太平記忠臣講釈(ちゅうしんこうしゃく)』、福内鬼外(ふくうちきがい)(平賀源内)の『忠臣伊呂波実記(いろはじつき)』、明治期の作という『増補忠臣蔵』(本蔵下屋敷(ほんぞうしもやしき))など、歌舞伎では奈河七五三助(ながわしめすけ)の『義臣伝読切講釈(よみきりこうしゃく)』(現行名題(なだい)『忠臣連理(れんり)の鉢植(はちうえ)』、俗に「植木屋」)と『いろは仮名四十七訓(しじゅうしちよみ)』(弥作(やさく)の鎌腹(かまばら)、鳩(はと)の平右衛門)、三升屋二三治(みますやにそうじ)の『裏表忠臣蔵』(蜂(はち)の巣の平右衛門、道行旅路の花聟(はなむこ)、宅兵衛(たくべえ)上使)、河竹黙阿弥(もくあみ)の『忠臣蔵後日建前(ごにちのたてまえ)』(女定九郎)、『仮名手本硯高島(すずりのたかしま)』(赤垣源蔵)、舞踊として3世桜田治助(じすけ)の『仮名手本忠臣蔵』、黙阿弥の『忠臣蔵形容画合(すがたのえあわせ)』など。
以上、おもな作品の名題に多く使われているように、「忠臣蔵」は赤穂義士劇の代名詞のようになり、その傾向は近年にも及び、昭和期には真山青果(まやませいか)の『元禄(げんろく)忠臣蔵』が生まれている。[松井俊諭]

<元禄忠臣蔵>

真山青果(まやませいか)の戯曲。全10編よりなる連作史劇。
1934年(昭和9)2月に2世市川左団次一座が歌舞伎(かぶき)座で初演した最終編にあたる『大石最後の一日』が好評のため、松竹社長大谷(おおたに)竹次郎と主演の左団次の勧めで、青果は赤穂(あこう)義士の事件を改めて全編書き下ろすことになり、『江戸城の刃傷(にんじょう)』『第二の使者』『最後の大評定』(1935)以下、発表は前後したが『伏見撞木町(ふしみしゅもくまち)』『御浜御殿綱豊卿(つなとよきょう)』『南部坂雪の別れ』『吉良(きら)屋敷裏門』『泉岳寺』『仙石屋敷』と書き継がれ、最後に発表された『泉岳寺』は左団次没後の41年11月の初演であった。
浅野内匠頭(たくみのかみ)の刃傷直後から、大石内蔵助(くらのすけ)ら赤穂浪士の苦心のすえの吉良上野介(こうずけのすけ)への仇討(あだうち)と、復讐(ふくしゅう)を遂げた46人の切腹当日までを、武士の至誠を中心主題として描いた。
雄大な構想と綿密な考証をもとに、巧みな性格描写で人物をとらえた青果史劇の代表作。『大石最後の一日』と、甲府宰相綱豊(6代将軍家宣(いえのぶ))と浪士の一人富森助右衛門(すけえもん)の復讐の倫理をめぐっての対決を描いた『御浜御殿綱豊卿』(1940)はよく上演される。前進座の出演で溝口健二監督により映画化(前後編二部作、1941〜42)された。[藤木宏幸]

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(参考)歌舞伎を知るためのサイト
○日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
○伝統歌舞伎保存会
http://www.kabuki.or.jp/
○歌舞伎・演劇
http://www.shochiku.co.jp/play/index.html
○文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
○歌舞伎座
http://www.kabuki-za.co.jp/
○日本俳優協会
http://www.actors.or.jp/index2.html
○元禄忠臣蔵散歩
http://www.tokyo-kurenaidan.com/chushingura.htm
○赤穂義士
http://www.city.ako.hyogo.jp/samurai/

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「日本人に生まれたことを喜びたい。」 それが『和・倶楽部』の考えです。多くの方が自国の文化に直接触れ、自らの感性を研ぎ澄ませると共にビジネスに、役立てて頂きたいと思っています。気になっていてもなかなか自ら手配して見に行くことがおっくう、日本文化とはそういうものでありませんか?

同じく日本文化超初心者の渡辺が、皆様に成り代わってこういう機会をアレンジいたしますので、どうぞお気楽に参加して下さい。もちろんお一人でも結構です。ご一緒に体験しませんか?こんなに素晴らしい事が日本にはあります。

ギリークラブは日本文化シリーズである“和・倶楽部”以外にも様々な企画があります。詳細はホームページにありますので、ご参加にあたってはラインナップも参考にして下さい。

まずはビジターで参加し、継続参加したいと思われた時にご入会(ギリークラブ入会になります)という手順で考えていますので、決して無理をなさいませんように。もちろんずっとビジターでも結構ですが、席に限りがある場合はメンバー優先になる事はあらかじめご了解下さい。

国立劇場、大阪の国立文楽劇場さんはじめ、色々な方が我々の活動に注目し、ご協力をいただいています。どうぞお時間があればご一緒しましょう。