小山裕久の日本料理講座“魚について”
実演付きレクチャー&交流会
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<ご案内>
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【満員御礼】
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2月末から1週間、小山裕久氏とパリに行ってきました。パリ日本文化会館と、コルドン・ブルー・パリとで、日本料理と日本酒のセミナー、ワークショップの立会い、私は本当の“立会い”でしたが、本当に為になる旅でした。
パリで行なったセミナーは、フランスの人ジャーナリストや料理関係者、レストラン関係者、料理学校の生徒、日本文化に興味のある方(といっても半端じゃないんですよね)、に向けて、“魚について”のワークショップでした。
作り手も、食べ手も、メディアも大人の国、フランスでは理屈抜きに日本料理が尊敬されており、さすがは料理先進国だと感銘を受けました。(オフの日に訪れたベルサイユの市場でもそれを実感しました。)
日本人が生魚を食べ始めたのは、冷蔵技術発達後ですから、それ以前の歴史のほうが遥かに長いのですが、魚喰い民族の知恵は偉大である事をパリで実感しました。
魚の扱い方、美味しい食べ方の、小山氏実演付きレクチャーは、参加者の全員を魅了し、日本人として誇らしいものでしたが、同時にこうも思いました。
こんな昔から、魚を美味しく運び、保管し、調理する、貴重な知恵と卓越した技術をこの国は持っているのに、今の日本人が全くといっても良いぐらい知らないのは問題だと。(実は料理人の方もあまりご存じないとか・・・)
帰国して小山裕久氏に頼みました。ギリークラブで同じ事をやっていただきたいと。日本人の我々こそ、名人の技と日本料理の真髄を学びたいと。
ネットで調べた食材や調理法のウンチクだけではなく、自分達の食文化の原点、流れを学び、今食べているものの美味しさの原点を知りませんか?
味付けや盛り付け、素材の扱い方も含めて、この繊細な日本料理を理解し、楽しむために、我々食べ手が、繊細さを理解する事が伝統の継承になります。そういう場は現実にはなかなかありません。
今回のギリークラブはそういう意味では貴重な会です。美味しく食べる会でも、食材研究会でもありません。魚を切り口に、日本料理を学ぶ会です。
食の変化は日々進みますし、時代と共に変わります。国際化とはそういうものだと思います。温故知新といいますが、基本はいつの日も重要です。
『日本文化をビジネスに活用する』、これが私の持論ですが、その中で食は身近にありながら、あまりに安易に流れている分野かと思います。
オタク的に学ぶのでもなく、お金持ちが贅沢に飲み食いするのでもなく、自国の食文化を学び、誇りを持つ、そんな一助になればと思います。特にマスコミの方、食品業界の方、飲食界の方、食いしん坊の方、平日の昼間、少人数ですが、奮ってのご参加お待ちしています。
<小山裕久氏プロフィール>
徳島市生まれ。徳島「青柳」の主人。日本料理人。
徳島「青柳」「婆娑羅」、東京・虎ノ門「青柳」の他、お台場「basara」など。
2004年春、フランス共和国農事功労章シュバリエを授与される。
著書に『味の風』(柴田書店)、『小山裕久の日本料理で晩ごはん』
『続小山裕久の日本料理で晩ごはん』(朝日新聞社)などがある。
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<参考サイト>
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●小山裕久オフィシャルサイト
http://koyama-h.temporarydomain.net/index.html
●虎ノ門青柳
http://www.tokyo-aoyagi.jp/index.html
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<実施概要>
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●ギリークラブ 小山裕久の日本料理講座“魚について”
実演付きレクチャー&交流会
※ 青柳特製の文箱弁当(小さなお弁当です)をお出しします。
●日時:5月8日(木)14:30〜16:30 【満員御礼】
●会場:虎ノ門青柳
港区虎ノ門1-22-1 徳島県虎ノ門ビル1F
03(3580)3456
http://www.tokyo-aoyagi.jp/shop.html
●ゲスト:小山裕久氏(青柳 主人)
●会費:ギリークラブ会員 7,000円 ビジター 9,000円
●参加人数:各日申込み先着順 15名限定 (メンバー優先です)
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