【メンバー限定企画】和・倶楽部 "歌舞伎座で芝居を楽しむ"
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<ご案内>
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【満員御礼】
お待たせしました。
積年の課題であった、歌舞伎座で芝居を楽しむ会、やっと実現です。“歌舞伎座で芝居を楽しむ”と称して行います。
芝居の内容は勿論楽しみですが、芝居小屋としての歌舞伎座の内外の雰囲気、観劇日の飲食や買い物の楽しみ方、ロビーの雰囲気や観客の方の楽しまれ方、銀座という場所にあるメリット、などなど、歌舞伎座での会を実施したいと思っていました。
但し、単なる観劇会ではなくギリークラブ、和・倶楽部らしい会を実現するために、松竹の方と何回もお話を続けておりましたが、このような素晴らしい内容でスタートします。
平日の昼間、という時間帯ではありますが、
・歌舞伎座で“歌舞伎座の話”を聞く
・歌舞伎座のベストシートで超話題作品を観る
(玉三郎と海老蔵の共演他豪華出演者、初演の作品)
・松竹・歌舞伎の専門家と懇意になれる
充実した企画であると思っています。大変評判になっている公演で、プラチナチケット化必至、どうぞ予定を調整して、奮ってのご参加お待ちしています。
セミナー「歌舞伎座を知る」は歌舞伎座の元支配人の金田栄一氏から、もう少しで建て替えになる歌舞伎座の話を聞きます。歌舞伎座が開場したのは明治22年(1889)ですが、なぜ「歌舞伎座」という名前になったのか?も面白そうです。(いってみれば「映画館」という名前の映画館だそうです)
当初木造だった歌舞伎座も大正年間に火災で焼失、再建途中の劇場は関東大震災で開場延期、そして空襲で焼失、昭和22年に再建されたのが現在の歌舞伎座です。その建物ももうすぐ無くなりますので、今年、来年が現在の歌舞伎座で芝居を見られる最後になります。
記念すべき歌舞伎座での初回は、そんな意味でも、“歌舞伎座で歌舞伎座の話を聞く”内容にします。勿論当日鑑賞作品の見どころなどもお聞きします。
金田氏は歌舞伎座元支配人、歌舞伎の生き字引!本当に面白い話がお聞きできると思いますし、場所は歌舞伎座の地下食堂、これも楽しみです。
開演前と幕間は、思い思いに歌舞伎座を楽しんでください。劇場内にある江戸職人コーナーも面白いですし、歌舞伎座内の売店は本当に楽しいです。
http://www.kabuki-za.com/baiten/west.htm
舞台にある長い定式幕【じょうしきまく】も注目です。黒・柿・萌葱(もえぎ)の三色の幕、歌舞伎座は左からこの順です。
http://www.kabuki-za.co.jp/sya/vol110.html
※ちなみに国立劇場は黒・萌葱・柿の順番になっています。
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/edc1/ scene_4/stage/stage_dic_sa_17.html
また、独特の桟敷席の近くに行って見てみたり(今回桟敷席ではありません)、1階最前列にある、花道下のトンネル(?)をくぐったり、劇場の楽しみ方はいろいろあると思います。
そして芝居の鑑賞、今回は超話題作品です。いわゆる古典歌舞伎ではありませんが、作品、出演者ともに大注目です。玉三郎、海老蔵共演の泉鏡花の「高野聖」は特に注目です。
特に坂東玉三郎という役者の素晴らしさ、凄さが見られると思います。ギリークラブでは3月に京都・南座に玉三郎の昆劇を観劇しましたが、大変なパワーでしたし、昨年末歌舞伎座での「ふるあめりかに袖はぬらさじ」でも、改めて、役者としての玉三郎の実力をまざまざと見せてくれました。
ライブエンターテインメントは何と言ってもライブ=生で見ないと、その良さ、迫力は分かりません。スポーツでも文化でも同じです。そんな意味でも、忘れられない芝居鑑賞になると思います。
終演後の交流食事会、幸運な事に歌舞伎座は銀座にあります。松竹の関一郎取締役をはじめ、松竹・歌舞伎座の皆様に入って頂き、芝居の裏側、歌舞伎の未来などについて、皆でわいわい、楽しみたいと思います。
という事で、奮ってのご参加お待ちしています。今後も歌舞伎座の会は実施したいと思っていますが、土日はなかなか良い席が取れないので、平日開催になると思います。(実績が無いのだから当たり前、昔から観ている方が優先です)
忙しいビジネスパーソンこそ、日本文化を生で体験し、それをご自身のビジネス、人間関係に活かして頂きたく思いますので、ぜひとも時間を調整して、歌舞伎鑑賞&プロと出会って下さい。
単なる芝居見物の会ではありません。「日本文化をビジネスに活かす」ギリークラブの交流会です。奮ってのご参加お待ちしています。
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<参考>歌舞伎を知るためのサイト
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●歌舞伎座
http://www.kabuki-za.co.jp/
●7月大歌舞伎
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2008/07/post_27.html
●歌舞伎美人(かぶきびと)
http://www.kabuki-bito.jp/
●歌舞伎チャンネル
http://www.dentoubunka.co.jp/
●伝統歌舞伎保存会
http://www.kabuki.or.jp/
●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●歌舞伎座
http://www.kabuki-za.co.jp/
●日本俳優協会
http://www.actors.or.jp/index2.html
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<参考:今回観劇作品 松竹資料より転載>
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『夜叉ヶ池』
萩原晃は越前国の山奥にある夜叉ヶ池を訪れる途中、鐘楼守の老人から池の伝説を聞かされます。池の竜神と人間との約束で、日に三度鐘をつくことを怠れば、池から津波が起こり里は水底に沈むというのです。その晩老人は急病で亡くなり、晃は美しい村娘百合を妻とし、老人にかわって鐘楼守となって暮らしてきました。
晃と百合が暮らす家にひとりの旅人がやってきます。実はこの旅人は晃の旧友の文学士山沢学円で、二人は偶然の再会と互いの無事に喜び合います。晃がこの家に留まった経緯を知った学円は、不思議な伝説の残る夜叉ヶ池に興味を持ち、晃と共に池を見に出かけます。
夜になり、夜叉ヶ池の主白雪姫のもとに白山剣ヶ峰千蛇ヶ池の御公達から手紙が届きます。姫は恋しい公達の所へ行こうとしますが、姫が白山へ向かえば、村里は水中に没することから眷族に止められます。一方、伝説を信じない村人は、この度の干魃を治めるために雨乞いの犠牲として百合を竜神に奉ろうとします。そこへ晃と学円が戻ってきますが、村人と争う中、百合は鎌で自刃してしまいます。晃は学円の勧めもあり、百合のために撞木の縄を切ります。まもなく辺りを黒雲が包み、雷鳴が轟く中、大波が押し寄せてきます。晃が自裁して果てると、白雪姫が眷属を連れて現れ、嬉しそうに千蛇ヶ池へと向かうのでした。
大正二年(一九一三)に発表された『夜叉ヶ池』は、夜叉ヶ池の伝説や沈鐘伝説などの影響を受けており、自然への畏怖、俗世への強い批判精神が感じられる作品です。春猿が百合を演じ、笑三郎が白雪姫を演じる清新な顔合わせによる舞台にご期待ください。
『高野聖』
飛騨から信州へ抜ける天生(あもう)峠。若き高野の旅僧宗朝は、道に迷った薬売りを追って蛭の巣窟を通ります。運良く抜け出し辿り着いた孤家(ひとつや)に、宗朝が案内を求めてもまるで聞こえないかのように返事もせずぼんやりしている若者次郎と、妖艶な気高い美女、雪路が暮らしていました。宗朝は一夜の宿を乞います。
美しい谷川へと誘われた宗朝は、雪路手ずから身体を清められます。宗朝は暖かい花の中へ包み込まれた様な不思議な心持になるのでした。
山家でも心尽くしの夕飯の後、雪路に促された次郎が木曾節を唄います。その異様な風体に似ても似つかぬ清らかで涼しい唄声に宗朝は驚きますが、聞き入るうちに、次郎を養う雪路の優しい心に、思わず落涙するのでした。
その夜、戸外に獣達の足音が聞こえます。息を凝らすと、隣室に寝る雪路が叫びます「今夜はお客様があるよ」。すると家が揺れ始め、奥から奇怪な鳥や獣の鳴き声が騒がしく聞こえてきます。その凄まじさに驚愕した宗朝が一心不乱に陀羅尼を唱えると、辺りは静まり返りました。
信濃との国境に近い山路まで、宗朝はやっとの思いで逃げのびて来ました。そこへ、向こうから雪路の馬を売りに出た雁兵衛と行き会います。雁兵衛は馬の代わりに一尾の鯉を提げていました。宗朝の心を見通した雁兵衛は、雪路の正体を語り始めます。
雪路は元は医者の娘で、病人を治す不思議な力を備えていました。その噂を聞いてやって来た次郎は、手術の失敗が元で不自由な身となります。哀れんだ雪路が次郎を今の孤家に送って来た頃、大洪水が雪路の村を襲い、雪路は故郷を失います。以来十三年間、次郎と暮らす雪路は、年々神変不思議の力を高め、言い寄る男達を自在に獣に変えてきました。昨夜の獣達も、皆雪路に獣にされた男達。鯉の代わりに売られた馬は、あの道に迷った薬売りでした。思わずぞっとして経文を唱え、我に返った宗朝は、里へと道を急ぎます。
宗朝が「私」に若き日の思い出を語る説話形式をとった小説『高野聖』は、明治三十三年に発表されました。雪路は、病を治し人々を救う力を持つ反面、男達を次々と獣に変える、怖ろしい魔性の力を併せ持っています。『天守物語』『海神別荘』など、すでに定評のある玉三郎による鏡花の夢幻の世界にご期待下さい。
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<実施概要>
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●【メンバー限定企画】和・倶楽部 "歌舞伎座で芝居を楽しむ"
●日時:7月23日(水)【満員御礼】
15:00〜16:00 セミナー「歌舞伎座を知る」
16:00〜16:30 ロビー散策(?)
16:30〜20:00頃 芝居鑑賞 (作品詳細はこのメールの最後に)
・『夜叉ヶ池』 主な出演(百合:春猿 白雪姫:笑三郎)
・『高野聖』 主な出演(雪路:玉三郎 宗朝:海老蔵 雁兵衛:歌六)
20:30〜終演後、松竹の方との夕食会実施(別会費)
●ゲスト:金田栄一氏 (伝統文化放送社長、歌舞伎座元支配人)
●会費:ギリークラブ会員 18,000円 ビジター 20,000円
(1等席のチケット代、セミナー代 :交流会会費は別途です)
●募集人数:20名限定
●会場:歌舞伎座(中央区銀座4-12-15 TEL:03-3541-3131)
(歌舞伎座への行き方)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/map.html
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