和・倶楽部 "歌舞伎座の会"
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<ご案内>
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ギリークラブの中で、日本文化の会を和・倶楽部と称しています。当初別の組織であったので、ややこしい言い方になっていますが、この呼び方が気に入っていますので、お許し下さい。
組織名はギリークラブ、歌舞伎や文楽のシリーズに、和・倶楽部と称していますので、どうぞご理解下さい。
7月に限られたメンバーで、“歌舞伎座で芝居を楽しむ”と称し、歌舞伎座での会を試験的に実施しました。大変好評であり、続ける目処が立ちましたので、今後、"歌舞伎座の会"をシリーズとして開催します。
作品の内容は勿論ですが、芝居小屋としての歌舞伎座の、建物の独特な内外装、ロビーの雰囲気や他の観客の楽しみ方、観劇中の飲食や買物の楽しみ、銀座にあるメリット、など"歌舞伎座の会"はそこに行くだけの意味があります。
ただ、休日のチケットを一定枚数確保するのは極めて難しく、当面は平日の夕方開始になりますので、何とかスケジュールをご調整して、ぜひご参加ください。
日本文化は現役ビジネスパーソンにとって大いに意味があります。自分の専門分野以外の話についていけない事はとても寂しく、 “自国を知る事が真の国際化”、ビジネスにも大いに活用できます。
専門家になることなど到底無理、教養として身につけるだけでOK、そんな視点で日経ビジネスアソシエでの連載もしてきましたが、和・倶楽部も同じ気持ちで、企画・ご案内をしています。
同じ興味を持った方が同時に実体験して交流する、あくまでも超初心者の視点での企画を続けていきます。どんな初歩的な質問もOK、物足りない方は参加しないで下さい。
現役ビジネスパーソンにとって、意味ある歌舞伎デビューを、ギリークラブでなさって頂ければと思っています。同じ考えの人がいますので、お一人で気楽にご参加ください。
歌舞伎はあくまでも大衆芸能であり、400年経ったから伝統と言われているだけです。でも、外国の知識人の関心は高く、歌舞伎にご案内する事は、ビジネス上も、コミュニケーション上も、大変効果があります。
同時に、自分の気持ちも豊かにしてくれますし、自分の国を知るため、こういう時間を過ごす事は意味があります。興味はあってもきっかけがない、これも事実だと思いますので、今後の和・倶楽部・歌舞伎座シリーズをどうぞご活用下さい。(国立劇場の歌舞伎シリーズも継続します)
9月に鑑賞する歌舞伎の演目は、有名な狂言です。(この狂言とは、能狂言のそれではなく、作品というような意味で狂言と使っています。)
9月の歌舞伎座は、「秀山祭九月大歌舞伎」が行われます。
秀山祭とは初代吉右衛門生誕百二十年を記念して2006年から始まったもの。ちなみに秀山というのは初代吉右衛門の俳号です。歌舞伎役者はたいていの人が俳句をたしなみ、俳号をもっているのです。
『近江源氏先陣館』盛綱陣屋
『鳥羽絵』
『天衣紛上野初花 河内山』
それぞれの作品内容はどうぞご自分で調べて下さい。サイトや書籍など多くのデータがあります。ええ?という話でもありますが、それが娯楽、歌舞伎です。
中村吉右衛門、坂東玉三郎、中村福助、中村芝翫、、、その他も名優揃いでの歌舞伎の古典作品を楽しみましょう。
理屈抜きに歌舞伎を楽しんでください。
歌舞伎終演後の交流会でのミニセミナー、ご期待ください。講師は金田栄一氏、7月の“歌舞伎座の話”は大好評でした。歌舞伎初心者に、歌舞伎の基本のような話をして頂きます。
平日の夕方、という時間帯ではありますが、松竹や、歌舞伎の専門家と懇意になれる絶好のチャンスでもあります。
どうぞ予定を調整して、奮ってのご参加お待ちしています。
幕間は、思い思いに歌舞伎座を楽しんでください。劇場内にある江戸職人コーナーも面白いですし、歌舞伎座内の売店は本当に楽しいです。
http://www.kabuki-za.com/baiten/west.htm
舞台にある長い定式幕【じょうしきまく】も注目です。黒・柿・萌葱(もえぎ)の三色の幕、歌舞伎座は左からこの順です。
http://www.kabuki-za.co.jp/sya/vol110.html
※ちなみに国立劇場は黒・萌葱・柿の順番になっています。
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/edc1/scene_4/
stage/stage_dic_sa_17.html
また、独特の桟敷席の近くに行って見てみたり(今回桟敷席ではありません)、1階最前列にある、花道下のトンネル(?)をくぐったり、劇場の楽しみ方はいろいろあると思います。
ライブエンターテインメントは何と言ってもライブ=生で見ないと、その良さ、迫力は分かりません。スポーツでも文化でも同じです。そんな意味でも、忘れられない芝居鑑賞になると思います。
単なる芝居見物の会ではありません。「日本文化をビジネスに活かす」ギリークラブの交流会です。奮ってのご参加お待ちしています。
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<当日鑑賞作品>
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『近江源氏先陣館』盛綱陣屋
『鳥羽絵』
『天衣紛上野初花 河内山』
・『近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)』
盛綱陣屋
主な出演
佐々木盛綱:中村吉右衛門
妻早瀬:坂東玉三郎
高綱妻篝火:中村福助
信楽太郎:尾上松緑
高綱一子小四郎:中村宜生
盛綱一子小三郎:中村玉太郎
伊吹藤太:中村歌昇
北條時政:中村歌六
和田兵衛秀盛:市川左團次
盛綱母微妙:中村芝翫
『鳥羽絵(とばえ)』
主な出演 (下男升六 中村富十郎 ねずみ 中村鷹之資)
『天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな) 河内山(こうちやま)』
上州屋質見世の場より 松江邸玄関先の場まで
主な出演
河内山宗俊:中村吉右衛門
松江出雲守:市川 染五郎
腰元浪路:中村芝雀
宮崎数馬:中村錦之助
和泉屋清兵衛:中村歌六
高木小左衛門:市川左團次
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<参考サイト>
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●歌舞伎座
http://www.kabuki-za.co.jp/
●9月大歌舞伎
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2008/09/post_30.html
●同チラシ
http://www.kabuki-bito.jp/
●歌舞伎美人(かぶきびと)
http://www.kabuki-bito.jp/
●吉兆東京 歌舞伎座店
http://www.kitcho.com/tokyo/top-p/page-fream/kabukiza.html
●歌舞伎チャンネル
http://www.dentoubunka.co.jp/
●伝統歌舞伎保存会
http://www.kabuki.or.jp/
●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●日本俳優協会
http://www.actors.or.jp/index2.html
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<実施概要>
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●和・倶楽部 "歌舞伎座の会"
●日時:9月12日(金)
16:30〜21:00頃 歌舞伎鑑賞
終演後 歌舞伎ミニセミナー、素朴な疑問を何でも聞く会
23:00 終了予定
●ゲスト:金田栄一氏 (伝統文化放送社長、歌舞伎座元支配人)
●会費:ギリークラブ会員 23,000円 ビジター 25,000円
(1等席のチケット代、セミナー代、交流会費)
●募集人数:20名限定 (お早めにお申込み下さい)
●会場:歌舞伎座(中央区銀座4-12-15 TEL:03-3541-3131)
(歌舞伎座への行き方)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/map.html
●締め切り:8月15日
※それ以前でも満員の際には締め切ることもあります
※締切後でも席が確保できれば参加可能です。お問い合わせください。
●オプション企画
開演前に歌舞伎座内“吉兆”で歌舞伎弁当を食べ、お話も伺います。
詳細はこのページの最後に。
ご希望の方はお申し出ください。(6,300円別途かかります。)
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<和・倶楽部>
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「日本人に生まれたことを喜びたい。」 それが『和・倶楽部』の考えです。
多くの方が自国の文化に直接触れ、自らの感性を研ぎ澄ませると共にビジネスに、役立てて頂きたいと思っています。気になっていてもなかなか自ら手配して見に行くことがおっくう、日本文化とはそういうものでありませんか?
同じく日本文化初心者の渡辺が、皆様に成り代わってこういう機会をアレンジいたしますので、どうぞお気楽に参加して下さい。もちろんお一人でも結構です。ご一緒に体験しませんか?こんなに素晴らしい事が日本にはあります。
まずはビジターで参加し、継続参加したいと思われた時にご入会(ギリークラブ入会になります)という手順で考えていますので、決して無理をなさいませんように。もちろんずっとビジターでも結構ですが、席に限りがある場合はメンバー優先になる事はあらかじめご了解下さい。
国立劇場、大阪の国立文楽劇場さんはじめ、色々な方が我々の活動に注目し、ご協力をいただいています。どうぞお時間があればご一緒しましょう。
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<参考:オプション企画の内容>
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歌舞伎座での食の楽しみを『吉兆』で味わいます。ちょっと贅沢ですが、とびきり美味しい時間から始めましょう。
通常『吉兆』さんでは幕間時間でお弁当を食べます。30分で食べられる内容を一生懸命作って頂いています。今回は特別に昼の公演時間中に食べさせて頂きます。(次の開演時間を気にせずに、ゆっくり食べられるのです)
なぜ、いつから歌舞伎座の中で営業されているのか、毎月どのような工夫をして献立を決めているのか、今回頂戴するお弁当の内容や楽しみ方など、『吉兆』さんにお話を伺います。これは楽しみですよ。
希望人数により、実現の可否が影響されます。ご意向をお聞かせ下さい。
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