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気楽な読書会 at 文庫Café 〜フェルメールと親しむ2時間〜 |
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気楽な読書会at 文庫Caféシリーズ第二弾です。
(シリーズに関してはこのページの最後に記します)
今回のテーマ新書はこれです。
『フェルメール 静けさの謎を解く』
藤田令伊著 定価819円(税込)
世界中で愛され、日本でも人気が高いフェルメールの絵画。レンブラントやゴッホと並び今やオランダを代表する画家の一人とも言われているが、その愛される大きな理由のひとつ「絵の静謐さ」については多くが語られてこなかった。なぜフェルメールの絵は静かなのか。そこには「フェルメールブルー」と呼ばれる彼独特の青の使い方があり、要素を徹底的に削ぎ落とした構図がある。しかしそれだけでは「静けさ」の持つ本当の意味をとらえたとは言えないのではないか……。気鋭のアートライターが、フェルメール周辺の絵画・画家、そして画家自身の生き方、「オランダ」という土地柄など、様々な角度からフェルメールの絵の持つ魅力と秘密に迫る。
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0621-f/
フェルメールというオランダの画家、大人気です。先日もbunkamuraに行ったら大賑わいでした。平日の昼間だったので、女性の方が多かったですが、「日本人のフェルメール好き」を改めて知らされました。
今年はフェルメールイヤーだと言われています。6月に東京都美術館で開催されるマウリッツハイツ美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝に、「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」が来日します。
“北方のモナリザ”ご本人が姿を現してくれますが、さぞや凄い人ごみで、群衆を見に行く感じでしょう。私はやめとこうと思っています。見たいですけどね・・・
この本を読んでいて、今まで知らなかったフェルメールが、これでもか、これでもか、と飛び込んできて圧倒されました。それはそれは大変楽しい読書時間でした。
目次です。
第1章 フェルメールブルー
第2章 構図と素材の秘密
第3章 女たちの姿態
第4章 剥奪される意味
第5章 穏やかな光、霞む空気
第6章 静けさを描くことの理由
第7章 静かでないフェルメール
口絵だけではなく、ネットでフェルメールの絵を確認ながら、“ウルトラマリンブルー”という絵具を知りました。
「なるほど、なるほど・・・」と謎解き本を読む感じで進み、彼の完璧主義者ぶり、その時代の画家の生活事情、オランダという国の事情や国民性など多くを学びました。
とても全てなど書けません。どうぞお読みください。それぞれの方が、感じるものは異なると思います。
当日は何店かの絵をテーマに、詳しく解説して頂く形式を考えています。一番有名な「真珠の耳飾りの少女」がこの本の表紙ですから、この絵がいいかなと思っていますが、藤田さんとご相談します。
そして参加者からの質問にも答えながら、お茶を飲み、パンをかじりながら(この店はアンデルセンのパンです)、気楽に皆様とフェルメールに親しむ2時間になればと思います。
このような形式の会は初めてですので、どのような展開になるか私も楽しみですが、読書会であり、かつ絵画鑑賞交流会とも言うべき形式、その後の展開も考えられます。
今回は平日の夜にしていますが、ご希望によっては次回以降は昼間にしても良いと思います。(文庫Caféの営業時間は実は昼間だけです)
出来れば事前に本は読んできて下さい。奮ってのご参加お待ちしています。
「参加できないけれど、これを聞きたい、言いたい」という方からのメールも大歓迎ですよ。それが多ければパート2があるかもしれません。
<参考サイト>
●集英社新書
http://shinsho.shueisha.co.jp/
●「フェルメール 静けさの謎を解く」
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0621-f/
●フェルメール美術館(藤田令伊さん主宰)
http://www4.ocn.ne.jp/~artart/
<藤田令伊(ふじたれい)氏プロフィール> 1962年生まれ。アートライター。 大手出版社編集者を経て、現職。 「フツーの人」の立ち位置を大切にアート界とファンを橋渡ししている。 アートポータルサイト「フェルメール美術館 」主宰。 著書に「現代アート、超入門!」(集英社新書)など <ヨハネス・フェルメールに関して> 17世紀オランダを代表する画家。 1632年、オランダ/デルフト生まれ。画商をしていた父の影響もあり、10代から絵画修行を開始。結婚と同時期、20歳で画家の組合「聖ルカ組合」に入り、家業の宿屋を経営しながら絵を描き続けた。30歳で史上最年少で組合理事を務めて当時のオランダで高名な画家であった。 1675年、妻と11人の子どもを残して43歳で死去。その後はほとんど忘れ去られた存在だったが、19世紀半ばにエティエンヌ=テオフィル・トレという美術批評家によって再発見された。日本では、代表作《青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)》が来日した2000年以降、フェルメール・ブームという状態が続いている。 <気楽な読書会at 文庫Café 開始にあたって> 文庫カフェみねるばの森という店があります。寺島実郎さんの事務所、寺島文庫ビルの1階ですが、アカデミックなイベントをするのに最適な空間です。 名前は文庫ですが新書、書籍、映像などのテーマに、少人数で毎回のテーマに興味ある方が集まる場、ギリークラブの為にあるようなCafé だと思っていました。 いろんな出版社や作家の方、コンテンツホルダーの方に、「この場所で新しい形の読書会、交流会を」と提案しています。著者、編集者、読者、関係者が一堂に会する会場です。 ギリークラブでも過去に実施している形式ですが、著者の方に、直接質問したり感想を言い合える場、書ききれなかった事や、「その後」が聞ける貴重な時間になります。 |
実施概要
気楽な読書会 at 文庫Café 〜フェルメールと親しむ2時間〜 | |
日時 |
4月18日(水)19:00〜21:00 (18:15 受付開始) |
会場 |
文庫カフェみねるばの森(千代田区九段北1-9-17寺島文庫ビル1F) 地下鉄東西線・半蔵門線・都営新宿線 九段下駅(5番出口)徒歩3分 JR・各地下鉄線 飯田橋駅 徒歩7分 http://www.terashima-bunko.com/bunko-cafe/access.html |
ゲスト |
藤田令伊氏(アートライター) |
会費 |
1名3,000円 同伴ビジター 5,000円 (セミナー、飲み物&軽食、諸経費分担金) |
参加人数 | 申込先着順 20名限定(正会員優先です) |
締切 |
4月16日(月) |