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セミナーご案内

ミャンマーの現状とASEANの医療事情
〜アジアと日本から見る医療の現状と明日〜

セミナーご案内

久保伸夫先生と聞いて、懐かしいとお思いの方も多いと思います。以前シリーズで展開していた「花粉症の会」で大変お世話になり、例のユニ・チャームの超立体マスク開発に携わった先生です。

久保先生とはご一緒にずいぶん多くのマスコミやメーカーさん、花粉症やインフルエンザに興味があるというか、その内容を学んで頂きたい方を訪問しました。

テレビ番組や雑誌の企画に協力したり、多くのオピニオンリーダーの方にサンプリングしたり、立体型マスクの認知と効果を知ってもらう為にご一緒した仲です。

その久保先生から、こんな話をしたいんだという話があります。今回の「ミャンマーの現状とASEANの医療事情」ですが、私も断片的に聞いていた事を、ご関係者の方も来て頂く今回、会員の皆様、ご興味のある方とご一緒に聞きたいと思います。

以下は久保先生に書いてもらった案内文です。お読みください。

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「ミャンマーの現状とASEANの医療事情」

日経や朝日新聞にミャンマーの経済記事が連日掲載され、時に一面をかざる状況は、6ヶ月前まで想像もできませんでした。

確かに、ヤンゴンは激変しています。空港には人があふれ、市場にはスーチーTシャツが売られています。軍人と警官しか履いていなかった靴を市民もはき出しています(スーチー氏もゴム草履)。

軍事政権下での大統領交代だけでここまで変わるのか驚きます。VISAはまだほとんど使えませんが、国際電話は部分的には繋がるようになりました。

政府と結びつかず成功している実業家も出ています。中国寄りだった前大統領、欧米利権を代表するスーチー氏に対し、現大統領は親日的です。

現ヤンゴン市長は前駐日大使で、ヤンゴンを東京にすると言っています。

ミャンマーは人口6400万人で地下資源も豊富、教育水準も高く、治安も安定し、旧英領であり比較的法整備もなされていますが、何より地政学上、中国とインドに国境を接し陸路で結べる唯一の国で、両国が発展すればミャンマーも必ず経済発展します。

国家財政は天然ガスなどの国営事業と各省庁の独自の利権で成り立っており、税金には依存していません。

そのため、実質的に税金が安く、ヤンゴンでは可処分所得が驚くほど多い中産層が形成され、糖尿病有症率は世界最悪の水準です。

2015年の総選挙は現憲法で行うため、軍事政権そのものが揺らぐことはありませんが、スーチー首相も容認と言われる現大統領の姿勢をどこまで守旧派が受け入れるか不確定です。

しかし、現実には膨大な外資が流れ込んでいます。ミャンマーでの投資やヤンゴンの現状を中村が紹介します。

私(久保)の目標は医療を輸出産業にすることですが、外国人医師に医療行為を認めている国は限られています。

2015年のASEAN統合時には、医師、歯科医師、看護師、会計士などサービス10分野の資格免許が共通になり、それ以前にASEAN加盟国の資格を取得すれば、統合後には各国で活動できることになります。

TPPでもその可能性があります。チリ人医師が日本で働いているかもしれません。私は3年前からカンボジアとミャンマーでの医師免許取得を目指してきました。

紆余曲折を経ながら、何とか両国に医療施設を建設しつつあり、医師免許の申請を行なっています。

しかし、ASEANで優位性を持ち、ニーズのある日本の医療は限られています。

ASEANでは病院は株式会社であり、市場から資金調達している病院チェーンの医療水準は高く、移植や形成外科では日本以上の経験を持っています。

年間140万人のメディカルツーリズムを受け入れるタイにおいて、それぞれ40万人と20万人を受け入れるバムルンラードとバンコク病院、ASEAN最高のシンガポールのマウントエリザベス病院を経営するパークウエイ、インドのフォルテスヘルスケアやアポロ病院などは、各国の上場優良企業として桁違いの資金力を持っています。

彼らに勝てる日本の医療分野は、内視鏡医療(内視鏡そのものがオリンパス製)、幹細胞医療(米国、韓国、ドイツと激しい競争)、核医学(PETや陽子線治療、BNCTなど。

皮肉なことに、放射線こそ日本の独壇場、介護医療(どの国での高齢化は目前)などです。

一方、保険制度のない国では、慢性疾患に対する入院治療、透析医療、終末期治療などのニーズは限られています。

日本が優位な分野でASEANやアフリカに進出し、内向き個人向きな日本経済をドイツのような力強いものにして行きたいと思っています。

今回は、ASEANでの私の経験と、日本の医療の実力をご紹介します。

今回ゲストとして来て頂く中村氏です。

<中村 亮氏>
1983年 神戸生まれ。
大学卒業後、土地活用から商業建築の営業としてハウスメーカーに勤務。
4年間の歳月を経て、退社後に知人の紹介から
創英コーポレーションのカンボジア事業に携わる。

2010年12月、ミャンマーにてビジネス展開を決心し、
「SOEI CO.,LTD. Myanmar」を設立。

現在は、現地スタッフと共に企業進出支援や
貿易サービス、不動産投資事業、飲食店舗経営などの
多岐に渡る分野にてビジネスマッチング事業を展開。

現地ミャンマーと日本や周辺国との懸け橋になるよう
「挑戦」をモットーに奮闘中。


<久保 伸夫氏プロフィール>
1955年 神戸生まれ。
大阪歯科大学耳鼻咽喉科教授、医療法人みき会理事長
http://www.sunfield-c.com/
http://www.8700-cl.com/
http://www.business-plus.net/interview/1204/338518.shtml

なお、当日はオリンパスの内視鏡を会場に設置予定ですし、ミャンマーで院長になるテイ先生(来日中)も参加予定です。

アジアでの医療、メディカルツーリズムなどに興味のある方、マスコミの方、医療関係者の方、アジアビジネスに興味ある方、どうぞ奮ってご参加下さい。

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<参考サイト>

●ミャンマー連邦共和国
http://ja.wikipedia.org/wiki/
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/myanmar/

●「海外医療事情レポート ミャンマー」
http://www.jomf.or.jp/report/kaigai/22/12.htm

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実施概要

ミャンマーの現状とASEANの医療事情
〜アジアと日本から見る医療の現状と明日〜
日時 6月13日(水)19:00〜21:00
(18:45 受付開始)
会場 文庫カフェみねるばの森(千代田区九段北1-9-17寺島文庫ビル1F)
地下鉄東西線・半蔵門線・都営新宿線 九段下駅(5番出口)徒歩3分
JR・各地下鉄線 飯田橋駅 徒歩7分
http://www.terashima-bunko.com/bunko-cafe/access.html
ゲスト 久保 伸夫氏(大阪歯科大学耳鼻咽喉科教授、医療法人みき会理事長)
中村 亮氏(SOEI CO.,LTD. Myanmar)
会費 正会員 1名3,000円 同伴ビジター 5,000円
(セミナー、飲み物&軽食、諸経費分担金)
参加人数 申込先着順 20名限定(正会員優先です)
締切 6月8日(金)
それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。

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