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セミナーご案内
和・倶楽部 大阪で文楽デビュー 〜本場だから出来るプログラムで、楽しく触れる〜 |
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和・倶楽部の人気シリーズ、文楽鑑賞会ですが、昨年11月に引き続き本場大阪での観劇会です。
文楽界の宝である竹本住大夫師匠は、この2月の東京公演にはいらっしゃいません。寒い東京でのホテル住まいでご負担をかけるのではなく、あの義太夫を聞きに大阪に行こうではありませんか!
という事で、今回の大きな目的は、「住大夫師匠の芸に会いに大阪に行く!」です。88歳の師匠が観劇2日目に「野崎村」を語ります。
「野崎村」は大変有名な作品であると同時に、文楽=人形浄瑠璃を構成する三業、
・義太夫節で語るストーリーテラー、大夫、
・バチ一つで全てを弾き分ける三味線弾き
・三人で一体を遣い人形に魂を吹き込む人形遣い、
三者それぞれの良さ、特徴が感じられる作品です。
大坂の金持の町娘、いとはんのお染、純朴でも勝ち気な田舎娘のおみつ、二人の娘と丁稚久松との関係、境遇の差、様々な事が分かるのが江戸時代の現代劇「世話物」です。
対照的な二人の娘の性格や環境の違いを、人形はもとより、床がどう語り分け、どう弾き分けて表現するのでしょうか。文楽デビューに最適ですし、愛好家も大変楽しめます。
「義太夫が上手くないと、舞台は滅茶苦茶になる」これは技芸員のかたが口を揃えて言う事ですが、文楽の中心は何と言っても義太夫語りの大夫、その最高峰が人間国宝の竹本住大夫師匠です。
実は師匠、昨年軽い脳梗塞でお倒れになり、つらいリハビリをされていらっしゃいましたがこの正月公演で見事ご復帰なさいました。
大阪の劇場で床にお座りになった師匠を観て、渡辺は涙をぬぐいながら聴かせて頂きましたが、「きりりと締まった!」と感じたのは幕間の楽屋です。
挨拶にお邪魔したら、若い大夫さんを怒っている声、ああ、そんなに怒ったら身体に良くない、と心配するような“教育的指導”、住師匠、カンバック!を感じた瞬間でした。
この2月の東京公演、住師匠はお休み、次のご出演は4月の大阪公演なので、早速見に行こうと思って考えた企画です。
観劇させていただくのはなんと初日と二日目、張り切っている師匠を観て、義太夫を聴きましょう。そして本拠地、文楽劇場にある人形の首(かしら)、床山部屋、衣装部屋など、色々見学したいと思います。
ただ、仕事をされている方に迷惑はかけられないので、人数によってやり方を考えたいと思っています。という盛沢山な内容です。
東京から行かれる方、関西在住の方、超初心者向け文楽入門企画10年のギリークラブが、この春大阪でお届けする特別企画、奮ってご参加下さい。
「和・倶楽部」とはギリークラブの日本文化シリーズの事、2002年開始ですが、10年間一貫して変わらないコンセプト、超初心者の日本文化入門です。
この会で文楽に出会い、素晴らしさに驚いた方は多く、今では自身でチケット手配して通っている方もいます。そんなきっかけになるのはとても嬉しく、いつまでも超初心者の為の会を続けております。
どんな初歩的な質問もOKです。長年観ていると結構詳しくなりましたので、私でもお答え出来る事は何でもお話します。
出来るだけ専門用語を使わないように心掛け、覚えておいた方が良い事、知らなくても良い事を、多くの技芸員の応援を頂戴しながら進めています。
ギリーとは「案内人」の事であり、皆様に素敵な場にご案内したいという気持ちからです。
特に関西在住の方、この機会に文楽は如何ですか?
大阪の生んだ世界遺産の芸能・人形浄瑠璃を今後どのようにサポートするのか、ご一緒に考えませんか?
奮ってのご参加お待ちしています。
<参考>
<文楽を知るためのサイト>
●文楽ポータル 楽文楽(らぶんらく)
http://labunraku.jp/
*渡辺幸裕が編集長です!
●国立文楽劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/index.html
●文楽協会
http://www.bunraku.or.jp/japanese.html
●文楽(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/
●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●人形浄瑠璃 文楽
http://www.lares.dti.ne.jp/bunraku/
<今回の演目鑑賞の参考> いわゆるオフィシャルサイトではありません。観劇前に参考になればという情報です。 〇心中天網島(You Tube) http://www.youtube.com/watch?v=F4EXuc1rgUs 〇伽羅先代萩(ウィキペディア) http://ja.wikipedia.org/wiki/ 〇新版歌祭文 http://www.lares.dti.ne.jp/bunraku/guidance/top_nozaki.html 〇釣女 http://ayatsuriza.blog83.fc2.com/blog-entry-339.html |
実施概要
和・倶楽部 大阪で文楽デビュー 〜本場だから出来るプログラムで、楽しく触れる〜 | |
日時 |
4月6日(土)、7日(日) ・両日参加する必要はなく、いづれか1日で結構です。 (勿論2日間通し参加も大歓迎で)。 ・観劇演目が異なり、観劇以外のプログラムも違います。 〇4月6日(土)の予定 14:30 文楽デビューセミナー 講師:渡辺幸裕がさせて頂きます。 文楽初めて、初心者の方に最適なコンテンツです。 16:30 文楽公演観劇 近松門左衛門=作 「心中天網島」(しんじゅうてんのあみじま) 北新地河庄の段 天満紙屋内より大和屋の段 道行名残の橋づくし 20:30 終演予定 その後食事会を予定しています。(別会費・自由参加) アレンジが出来たら参加者にご案内します。 〇4月7日(日)の予定 11:00 文楽公演観劇 「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ) 竹の間の段 御殿の段 政岡忠義の段 床下の段 「新版歌祭文」(しんぱんうたざいもん) 野崎村の段 「釣女」(つりおんな) 15:45 終演予定 15:50 特別セミナー 人数によって実施方法を考えますが、 首(かしら)部屋、床山部屋、衣装部屋などの見学と 文楽関係者からお話を伺う企画を準備しています。 公演の概要・配役に関しては以下のサイトをご覧ください。 ◆公演のサイト http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2013/2140.html ◆チラシ表 http://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/bunraku/gazou/H2504bunraku_pos.jpg ◆あらすじ http://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/bunraku/gazou/H2504bunraku_kaisetu-2.jpg ◆配役 http://www.ntj.jac.go.jp/assets/images/bunraku/gazou/201304haiyaku.jpg |
会場 |
国立文楽劇場 大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10 TEL: 06-6212-2531 (国立文楽劇場への行き方) http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/access/ 地下鉄堺筋線・千日前線 「日本橋」下車 7出口より徒歩1分 ※ 宿泊・交通の手配は各自行って下さい。 |
会費 |
(各日): ギリークラブ正会員 8,000円 ビジター 9,000円 *観劇チケット代、プログラム代、謝礼&諸経費分担金 (茶話会・食事会の実費は当日清算します) |
募集人数 |
各日20名 正会員優先、先着順で申し受けます。 |
締切 |
3月10日 ・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。 ・キャンセル待ちもできます。 ・締め切り後でも席があればご参加可能です。 ※ 本件はチケット物、申し込み後のキャンセルは不可です。ご協力をお願いします。 |