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季節を楽しむ中国宮廷料理 <初夏>端午節 〜 中国特級調理技師に学ぶ中国の食 〜 |
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各季節を味わう中国料理の会3回目です。以前の会に来ていなくても、全くい問題ありません。素晴らしい料理を再現して食べ、中国を学ぶ場です。
ギリークラブだけの特別料理、食べ手は勿論、料理人の方にも貴重な体験だと伺っていますので、美味しく、楽しく、食べなくてはと思っています。そんな日、ご一緒しませんか?
今回は端午節句料理と宮廷薬膳を組み合わせて、初夏のコース仕立てのメニューにして頂きました。
一部表示できない外字は〇としましたが、何となく想像して頂けると思います。本当に美味しそうで、楽しみです。
乾杯酒 紹興加飯酒
前菜
初夏彩盤 初夏の前菜の盛り合わせ
〇椒小海螺 サザエの豆○炒め
蜆汁白切鶏 名古屋コーチンの蒸し鶏、シジミソース
麻醤拌茄子 新茄子の胡麻和え
酥炸蟹肉〇〇 鱈場蟹とクリームのさくさく揚げ
焼椒松花蛋 炙り万願寺唐辛子とピータンの香り和え
主菜
養生冬瓜〇 冬瓜の薬膳風蒸しスープ
鮮蚕豆鵝肝炒蝦仁 空豆とフォアグラと芝海老の炒め
鯉躍龍門 縁起料理、鯉の揚げ物、黒酢あんかけ
点心とお食事
八珍大粽子 山海珍味入り大粽子
デザート
百合龍眼燉蓮子湯 龍眼と百合根と蓮に実の甘いスープ
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端午の節句の習俗は多くが中国にルーツがあります。いつのまにか5月5日に固定されてしまいましたが、端午とは五月の初めの午(うま)の日という意味です。
鯉のぼりのルーツも中国で、登竜門伝説です。黄河には龍門という急流があり、多くの鯉はここを登ることができません。この急流の登ることができた鯉だけが龍になるという故事に習い、我子の健康と、将来の大出世を願ってのものなのです。
この故事を料理にしたものが「鯉躍龍門」。端午の節句または、難関を突破した入学祝、昇進祝い作られる料理です。
日本の鯉といえば、鯉こく、鯉の甘露煮になりますが、大河や運河が国土の主要な場所に広がる中国は川魚の料理に優れています。
大型の川魚の使った名品は中国料理には多々ありますが、日本の方がご存知ないため調理することが非常にまれです。この機会に作って頂けるそうで、本当に楽しみです。
また粽子(ちまき)も中国の端午料理には欠かせません。戦国時代(紀元前403〜221)楚の懐王に仕えた宰相屈原(くつげん)が、讒言にあい王に用いられず、祖国の危機を憂い、絶望して端午節に汨羅江(べきらこう)に投身自殺します。
屈原を慕う楚の民衆が川底に沈む屈原のために、竹の皮で包んだ米を投げ入れたのが粽子の始まりです。龍船(ペーロン)競争も、屈原を祈念し、静かに眠れるよう、龍によって川の邪を払うために始まったといわれています。
粽子は地方により様々なバリエーションがありますが、今回は山海の珍味が入った巨大な粽子を用意して頂きます。(1 つを5人で食べるような大きさだそうです!)
端午は梅雨に向かう気候不順で体調を崩しやすい季節です。湿度や暑さに強い体を作るバランスのとれた初夏の薬膳素材を使った料理として「冬瓜の薬膳風蒸しスープ」「龍眼と百合根と蓮に実の甘いスープ」も用意して頂けます。
勿論調理して頂くのは、中国特級調理技師郭 明氏、日本橋紫苑の調理長、和田貴志氏にお願いしており、この日だけの特別メニューになります。
毎回本当に素晴らしい料理をお出し頂いており、これは参加された方、食べた方の勝ち!食べ終わった時、お互い顔を見合わせる満足の表情!
料理関係者、プロの料理人の方の評価が大変高く、凄い腕の料理人が作る中国料理は、美味しさは勿論、お腹に全くもたれないのです。
美味しい料理は人を笑顔にします。平和な時間は笑顔から始まります。「食文化を通じた日中交流」
小さな事ですがギリークラブの提案です。奮ってのご参加お待ちしています。
この後の展開予定です。
7月中旬 「消暑薬膳の席」
9月下旬 「中秋、重陽の宴」
11月初旬 「上海蟹の席」
それぞれ内容や会費も異なると思いますが、どうぞご予定ください。
<参考>
●日本橋紫苑
http://www.n-shion.jp
●銀座アスター
http://www.ginza-aster.co.jp/
●中国料理
http://ja.wikipedia.org/wiki/
●中国宮廷料理参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/
●登龍門
http://ja.wikipedia.org/wiki/
●屈原
http://ja.wikipedia.org/wiki/
<郭明さんプロフィール> 1956年 北京生まれ 1976年 北京第一服務局料理専科卒業 1976年 北京市「倣膳飯荘」※に調理師として就職 1983年 東京のテレビ局主催「世界料理大会」に参加。特別賞と優秀創意賞を獲得。 1985年 一級厨師試験に合格。倣膳飯荘副調理長に就任。 中国中央テレビ局「全国中級厨師函授学院」の教師として30例に及び中国名菜の作り方を収録放送。 香港グルメウィークにメインシェフとして招かれ、「中国宮廷宴」を実演。 1986年 北京市優秀青年厨師に選ばれる。 オランダにメインシェフとして招かれ、「中国宮廷宴」を実演。 イギリスにメインシェフとして招かれ、「宮廷御宴」を実演。 1987年 特級調理技師試験に合格。 三越百貨店日本橋本店に招かれ、「満漢全席」を実演。 1988年 北京市調理大会に出場。優秀賞を獲得。 1992年 銀座アスター食品株式会社の技術顧問として契約。現在に到る。 ※倣膳飯庄は80年の歴史を持つ中国国内最初の宮廷料理レストランである。 1925年、北海公園が開園された際にもと宮廷の料理係であった趙仁齋と息子、趙炳南が孫紹然、王玉山、趙承寿等の宮廷料理人を招き北海公園の北岸に開設した茶館「倣膳茶社」が始まりで、1955年に私営から国営に、1956年に名前を「倣膳飯庄」に改め、1959年に北岸から瓊華島、○瀾堂、道寧斎など乾隆年間に建てられた建築群に移転した。 すべての宮廷の調理法を用いて忠実に再現された宮廷料理を提供している。 主なものとして、宮廷デザートや宴会料理、有名な「満漢全席」など手の込んだ料理の数々は中国国内に留まらず国外からも多くの人気を集め、国内外様々な方面の著名人がこの店を訪れている。 <二十四節気とは> 二十四節気は月の動きに合わせて作られた太陰暦が、太陽の動きと無関係であるために実際の四季の周期と暦にずれが生じ農耕等に不便が生じるため、戦国時代に考案された。1 太陽年を太陽の黄道上の視位置によって24 等分したもの。春の始まり「立春」、春の中間点「春分」といった昼夜の長短を基準とした季節区分に「啓蟄」「清明」といった物候の節気が入る。中国には二十四節気に合わせた、行事風俗が伝わる。 |
実施概要
季節を楽しむ中国宮廷料理 <初夏>端午節 〜 中国特級調理技師に学ぶ中国の食 〜 | |
日時 |
5月9日(木)19:00〜21:30 19:00 端午節ミニセミナー 端午節の行事、料理に関してのお話 19:30 食事開始「初夏の季節料理・端午節を楽しむ」 ※メニューは上記 21:00 終了 宮廷料理何でも質問タイム 21:30 解散予定 |
会場 |
日本橋紫苑 中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 新館10F TEL: 03-5205-8268 http://www.n-shion.jp |
参加費 |
正会員 10,000円 ビジター 12,000円 (セミナー代、食事代、飲み物代) |
講師 |
郭 明氏 (日本橋紫苑グランシェフ 特級調理技師) 和田 貴志氏(日本橋紫苑 調理長) 和多田麻美氏(銀座アスター 営業企画チーム) |
募集人数 | 10名(先着順・正会員優先です) |
締切 |
5月2日(木) それ以前でも満員の際には締め切ります。 キャンセル待ちも出来ます。 締め切り後でも対応可能なら参加できます。 |