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セミナーご案内

「日本の給食を考える」
〜世界一のレベル給食、その現実と今後〜

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給食から遠ざかって長い時間が経ちました。子供の給食も自分は食べてないし・・・

辻調理師学校や服部学園の卒業生が、かなりの人数給食センターに就職するという話も聞き、一体給食はどうなってるのか興味を持っていました。

4月に開催した“日本の食を良くする”意見交換会に出席された旧知の神山典士氏が給食の本を書いているお話を聞き、とても興味を持って待っていましたが、いよいよ出版です。

で神山典士さんのお話を伺う会が実現です。とても面白い内容の会になりそうです。まずは神山さんに書いて頂いた文章、お読みください。

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 給食と聞いて、みなさんは何を連想されますか?
小中学校時代の甘酸っぱい思い出と共に、「先割れスプーン」「ソフト麺」「給食委員会」「おかわり競争」等、様々なエピソードが思い浮かべられることと思います。

給食は、世代、時代、地域を越えて、日本人に共通の思い出です。日本の文化といってもいい。その給食がいま、驚くべき進化をとげていることをご存じでしょうか?

私は、昨年秋に行われた「第七回給食甲子園大会」を取材することでその事実を知り、 そこから全国の給食現場を取材してその深い森に分け入りました。全国2000を越えるチーム(小中学校、給食センター)の中から選び抜かれた12チームの闘いは本当に手に汗握るものでした。

全国の給食の現場は、可愛い子供たちの笑顔とともに、栄養士(栄養教諭)の先生方や調理師の方々の努力、研鑽、切磋琢磨が満載でした。

その一端を紹介すると、
・塩分を控えるために大切なのは出汁、
煮物出汁は吉兆さん、ラーメン出汁は大勝軒さんと同じ素材からとる学校がある。
・衛生管理は全国的に「宇宙食と同じ基準」が適用されている。
毎日1000万食がつくられる給食原因の食中毒は激減。
アレルギー対応の特別食も適宜つくられている。
・全国的に今日の給食のテーマは「地産地消」。
各地の生産者の努力と強力で、地方にいくほど美味しい給食がつくられている。
・東京では「江戸野菜、東京食材」の発掘がテーマ
〜青柳小松丸先生の取り組みから。
・日本の給食は食欲を満たすだけでなく、知能も満たすことに特色がある。
〜学校長、担任教諭、保護者の啓蒙も大切な課題
・「栄養」という概念や「栄養士」という資格は、大正期の日本でつくられた。
〜給食の父・佐伯矩の存在
・給食制度は子供を育て、国の活力を育てる。
〜アジアの途上国ラオスに給食システムを提供する試み(浦上財団、財団法人民際センターの取り組み)

上記のような内容を盛り込んだ著書を上梓しました。

『めざせ!給食甲子園』
(講談社、世の中への扉シリーズ、著者こうやまのりお)

<目次>
はじめに、開幕!全国学校給食甲子園決勝大会
1章、夢は給食日本一! 美味しい給食を目指して
2章、給食は宇宙食? 超衛生的な給食の秘密
3章、決勝大会実況中継 白熱した闘いのゆくえは?
4章、ふるさとの味作りは生産者との出会いから
5章、故郷の歴史を料理にする
6章、「いただきます」に心をこめて
7章、結果発表! 日本一に輝いた給食は?
おわりに、給食がつくる未来

http://www.amazon.co.jp/

11日当日は、文京区青柳小学校の栄養士の先生で、給食日本一を目指して研鑽している松丸奨先生をお招きして、給食の現場のリアルなお話をしていただきます。

よろしくお願いいたします〜。

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皆さんで給食の今日、そして明日を考えませんか?
子供達が美味しく食べ、素敵な味覚を持つ為に自分の出来る事がきっとあるのではないか?
そんな事をご一緒にお話ししましょう。
奮ってのご参加お待ちしています。

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<参考>


●熱血ライター 神山典士がゆく
http://the-bazaar.net/

●学校給食(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/


<神山典士氏プロフィール>

1960年 埼玉県生まれ。
1984年 信州大学人文学部心理学科を卒業。
1996年 『ライオンの夢』で小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞

<著書>
『ジャパニーズMBAの挑戦―留学と就職・ビジネスの舞台裏』 日本能率協会マネジメントセンター 1991年
『ひとりだちへの旅―30000人のホームステイ体験』 筑摩書房 1993年、新装版 ラボ教育センター 2005年
『Jリーグ立ち上がり戦略成功の秘密』 明日香出版社 1993年
『小室哲哉 深層の美意識』 講談社 1996年、講談社プラスアルファ文庫 1997年
『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』 小学館 1997年
『海渡ものがたり―「民際人」16の肖像 』 淡交社 1997年
『アウトロー』 情報センター出版局 1997年
『北朝鮮にスマッシュ。―ピンポンミステリーツアー』 メディアファクトリー 1999年
『北京 もうひとつの家族』 ラボ教育センター 2000年
『あなたの会社のビジネスモデルを変身させる法―「IT革命」セカンドステージの行方』 PHP研究所 2000年
『日本人はどこにいる 異文化に生きる武士道の心』 メディア・ファクトリー 2001年
『奮い立て!―大阪近鉄バファローズ・奇跡の組織改革』 実業之日本社 2002年
『生きること演じること―演劇人たちの人生 その光と影』 ぴあ 2002年
『35歳までに仕事運をつかむ魔法の言葉』 アスキーコミュニケーションズ 2003年
『借金をチャラにする―ドキュメント・ローン地獄からの生還』 講談社プラスアルファ文庫 2003年
『実録借りたカネは返すな!―一発逆転の敗者復活編』 アスコム 2003年
『勝負あり―猪熊功の光と影』 河出書房新社 2004年
『組織に頼らず生きる―人生を切り拓く7つのキーワード』 平凡社新書 2004年
『キャラメル・ばらーど』 TOKYO FM出版 2005年
『初代総料理長サリー・ワイル』 講談社 2005年
『借りたカネはやっぱり返すな!』 アスコム 2007年
『図説 日本の職人 (ふくろうの本) 』 河出書房新社 2007年
『情熱のシェフ-南仏・松嶋啓介の挑戦』 講談社 2008年
『新装版 企業再生屋が書いた借りたカネはやっぱり返すな!』 アスコム 2009年
『人生の大切なことはすべて雀鬼に学んだ』 竹書房 2009年

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実施概要

「日本の給食を考える」
〜世界一のレベル給食、その現実と今後〜
日時 9月11日(水)14:00〜16:00
会場 文庫cafe みねるばの森
千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル1F
TEL: 03-5215-2950
http://www.terashima-bunko.com/bunko-cafe/access.html
ゲスト 神山典士氏(ノンフィクション作家)
参加費 正会員 3,000円 ビジター 5,000円
(セミナー代、会場費、飲み物代)
*給食は食べませんので、昼食は済ませて来てください。
募集 10名限定(正会員優先・先着順)
締切 9月5日(木)
※それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。

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