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貴重映像を見て、考える 〜「日本文化の源流」作品視聴、“手間”を考える〜 |
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貴重映像を皆様と一緒に見て、これをどう活かすかを話す会ですが、第一回はご参加者の方との素敵なお話で時間が足りないほどでした。寺島実郎氏も“貴重映像の会はどうだった?”とお聞きになり、この会の主旨をとてもご評価いただいた頂いたようです。
前回は「歌舞伎の小道具」と「杜氏」を観て皆様とお話ししましたが、二回目は「伊勢型紙」と「輪島塗」を観ますが、昭和30年代の映像を観ると、主題の内容だけでなく、その時代の貴重なシーンが沢山出てきますし、懐かしいだけでなく、これが日本の基本だと分からせてくれます。
こんな内容です。
「江戸小紋と伊勢型紙」
着物の地には織、染、刺繍など、いろいろの種類があり、機械で織ったり染めたりするものの一方、隅々まで人の手で作られ、独特の個性と味わいを出し続けるものがある。
型紙を用いて文様を染めていく片染めの1種、江戸小紋は、後者の代表的な一例と言っても良い。
江戸時代にかみしもの地紋として発達し、繊細な味わいを持つ江戸小紋は、三重県鈴鹿市、白子の港で作る伊勢型紙を用いて作る。
東京での染め、伊勢での型紙彫りの技術を、文化財の技術指定を受けた人々の仕事場で見、その苦心や悩み等も聞きつつ、交流の深さを知る。
「輪島塗」
石川県能登半島の北端、輪島の特産で数百年の歴史を持つ輪島塗。
乾燥にある程度の湿気が必要とされる漆器作りの条件が輪島の地域特性と合ったと言われるが、漁業だけでは生活が苦しかった昔の人々が漆器生産を大事に育ててきたと言う背景もまたある。
まず形を作るのが木地職人。出来上がった記事は塗師屋(ぬしや)と呼ばれる漆塗りを専門とする家へ運ばれ、下地塗、中塗、上塗と3ヶ月から半年も塗りと乾燥が繰り返される。
輪島塗の生命は堅牢と清楚な美しさ。堅牢な輪島塗をもとに沈金や蒔絵の技法による芸術品も誕生する。
早く来て頂いたら、ご希望作品をお見せする時間も作ります。
超貴重映像「日本文化の源流」 10枚セットのDVD、以下のDVDの説明をお読みください。
今だから見た、今だから再確認したい、日本の、私たちのふるさとの真の姿!昭和30年代、高度成長直前の生活と文化が甦る映像集。その暮らしには「うるおい」、仕事に「誇り」が満ちていた。
◆羽仁進、土本典昭演出の作品収録!
《収録内容》
1 【風流】
「糸あやつり」「三味線師」「阿波の人形浄瑠璃」「花火」「バイオリンをつくる」
2 【遊び心/楽しむ】
「寄席の人々」「盆栽」「将棋の駒」「鷹匠」「調教師~競馬馬をつくる人」
3 【美を支える技】
「歌舞伎の小道具」「かつら」「ガラス細工」「筆と墨」「埴輪の復元」
4 【手仕事】
「結城紬」「久留米かすり」「黄八丈」「江戸小紋と伊勢型紙」「浮世絵の復刻」
5 【伝統工芸】
「七宝をつくる人々」「有田の陶工たち」「博多人形」「輪島塗」「南部鉄びん」
6 【地域と文化】
「出雲かぶら」「花まつり」「黒島の踊り」「小河内の獅子舞」「京のたべもの」
7 【地域と暮らし】
「伝統に生きる町~金沢~」「鹿児島~人と風土~」「水引の町」「あまのしごと」「津軽のいたこ」
8 【匠の世界】
「寺大工」「刀鍛冶」「御神輿師」「人形師」「剥製」
9 【究極のわざ】
「筆跡鑑定家」「にせ金研究家」「板前」「杜氏」 「行司」
10 【ひとすじの道】
「野山を歩いて七十年」「民芸とともに五十年」「鳶」「漢方医」「禅の修行」
製作:小口禎三 企画:羽仁進/犬伏英之/吉原順平
昭和34〜35年製作 モノクロ
これら全てが本当に素晴らしい映像の数々なのです。テーマだけでなく、映っている街の様子、人の立ち居振る舞い、物、動き、、、江戸時代から続いている日本の手仕事がそのまま残っています。
その後、大量生産、普及品開発、低価格化、無人ロボット、IT、AI、、、ここにある手仕事は殆ど残っていません。本当に貴重な映像になっています。そしてこれを見て、皆様と話し合いたいというのが主旨です。
ご高齢の方には本当に懐かしいものが沢山あります。若い方がこれから先生きている内に見る事のない場面、動きですが、日本の物づくり「基本のき」、そのヒント満載の映像です。
「見る」会ではなく、「語り合う」会です。これだけ沢山あるのでシリーズで開催します。12月はお休みし、1月28日(火)、2月27日(木)を予定しています。「日本文化」だけでなく、違う切り口の“貴重映像”の会も準備中です。
奮ってのご参加お待ちしています。
尚会場の「文庫Cafe みねるばの森」は寺島実郎氏事務所の下であり、店内は寺島氏セレクトの書籍やGoodsで溢れています。貴重映像とは別切口の会もやろうかと寺島事務所の方と相談中です。当日目に留まった物で、何か希望があればご連絡下さい。
<参考サイト>
<参考サイト> ・東京大学情報学環 メディアスタジオ https://mediastudio-utokyo.com/2024/05/09/dvd-202405/ |
実施概要
貴重映像を見て、考える 〜「日本文化の源流」作品視聴、“手間”を考える〜 | |
日時 | 11月25日(月)18:00 〜20:00 |
会場 |
文庫Cafe みねるばの森 千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル1階 https://www.terashima-bunko.com/bunko-cafe/access.html |
進行 | 渡辺幸裕 |
参加費 |
正会員:4,000円 ビジター登録者:6,000円 会場費分担金 飲み物代 その後ご希望の方は交流食事会をセットします。(別会費) |
募集 |
10名募集 (正会員優先、先着順) 希望者多数の場合は20名迄増枠可能です。 |
締め切り |
11月20日(水) 食事会参加人数把握の為の〆切りです。 席がある限りお受けしますので、その後でもご希望お寄せ下さい。 |