大人のウイスキーを楽しむ
〜基礎、飲み比べ、料理と合わせて 交流〜
|
<ご案内>
|
ウイスキーを楽しんでみませんか?
私がサントリー出身というのはご存じと思いますが高度成長時代には本当に身近なお酒でした。その頃と比べると今はちょっと残念な状況ですが、飲んでみるとこれは本当に美味しいお酒なのです。
どんなお酒も飲んでみなくては分かりません。ワインも、焼酎も、ビールも・・・・そして美味しさを知るのなら、特徴を知りたいのなら、飲み比べが一番分かるのです。
ソムリエ試験を受けて転職しようとか、これからバーテンダーになろうという方は、それはご自分で学校に行って学んで頂くしかありませんが、我々が日々の楽しみとしてお酒を飲むとき、自分が好きなものを選びたいものです。
ふだん気になっている事など、基礎知識を学び、分かりやすい比較試飲で、その特徴を知り、料理との組み合わせで飲み、食い、酔い、、専門家、同好の方と楽しく交流する・・・そんな会です。
ウイスキーという“大人の酒”を“大人の飲み方”で、そう、この会はそれが格好良い目的です。酔っ払う為に、また蘊蓄を垂れるためでもなく、教養として知っておきたい、ウイスキー講座です。
まずはセミナーではウイスキーの基礎知識、蒸溜所、分類、特徴などを学びます。
続いて、それぞれ飲みながら試飲製品の紹介をします。
山崎12年
白州12年
マッカラン12年
ボーモア12年
グレンフィディック12年
日本のピュアモルトウイスキー2種、
スコッチのシングルモルト3種、(ハイランド2とアイラモルト1)
それぞれの特徴を楽しんでください。
その後はウイスキーに合う料理を楽しむ時間です。それぞれのウイスキーに合う食事を用意しますので、ウイスキーと食のマリアージュをお楽しみください。
そんな中で、専門家、同好のご参加の方同士、どうぞ、仲良くなってわいわいやって下さい。
終了後はお店は通常営業になります。飲み足りない方は、どうぞ居残ってご自身のペースでお飲み下さい。
この『大人のウイスキーを楽しむ』はシリーズ化を考えています。ウイスキーにはいろんな種類があります。今回はピュアモルトウイスキーですが、ブレンディッドもありますし、バーボンやカナディアン、様々な種類、ブランドがあります。
各作り手の哲学や伝統などエピソードを聞きながら、楽しみながら、飲み比べしていければと思っています。
ホテルバーや、雰囲気の良いバー巡りも面白いですし、蒸溜所に出かけての見学&飲み比べの会も考えています。そこでしかないお酒もありますし、水が滅茶苦茶美味しい!のです。将来的にはスコットランドに行くのも良いですね。
9月に土屋守さん(実は昨晩飲んでいました)の本、『スコッチウィスキー紀行』という本の書評を週刊現代に書きました。大変面白いし、ウイスキーを知るには格好の本だと思います。ページの最後に詳細を載せておきます。
ということで、
ウイスキーが気になっている方、
レストラン、外食産業に従事されている方、
ウイスキーが好きな方、飲み助の方・・・
サントリーの人、日比谷バーの方と話をしてみたい方・・・
どうぞお出で下さい。
『日比谷バー ウイスキーズ』の方とも仲良くなる場です。今後馴染みになると、それは楽しい時間が待っています。
|
<参考サイト>
|
●サントリーウイスキー
http://www.suntory.co.jp/whisky/
●ウイスキーあれこれ辞典
http://www.suntory.co.jp/whisky/dictionary/
●日比谷バー
http://www.hibiya-bar.com/index.html
●ウイスキー物語
http://www.hibiya-bar.com/event/item/whisky/index.html
|
<実施概要>
|
●ギリークラブ 大人のウイスキーを楽しむ
〜基礎、飲み比べ、料理と合わせて 交流〜
●日時:12月1日(月)18:30〜20:30
18:30 受付開始
19:00 ウイスキーセミナー
19:40 ウイスキーに合う料理を楽しむ
20:40 終了
●会場 日比谷バー ウイスキーズ
104-0061 東京都中央区銀座3-3-9 金子ビルB1
TEL 03-5159-8008
http://www.hibiya-bar.com/map/map_wb.html
●ゲスト:
矢ケ崎哲也氏(サントリー(株)スピリッツ事業部プレミアム戦略部)
●会費:ギリークラブ会員 7,000円 ビジター9,000円
●参加人数:申込先着順 15名限定 (ギリークラブ会員優先です)
●締め切り:11月25日(火)
※それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。
※満員の際にはキャンセル待ちもお受けします。
※準備の都合上11月25日(火)以降のご欠席は会費をご負担頂きます。 ご了解下さい。
|
<参考情報>
|
『スコッチウィスキー紀行』
大人気のモルトウィスキー,ブレンデットウィスキーの故郷を訪ねて,日本の第一人者・土屋守が醸造所とその地域を巡る。ウィスキー好きなら,きっとその一杯が何倍にも美味しくなること請け合い!
目次
1 聖地へ(スコッチはいかにして“世界の酒”となったか
モルトウィスキーの伝統的製法
「whisky」と「Whiskey」 ほか)
2 ウィスキーと人間(チャールズ・エドワード・スチュアート
サー・ウォルター・スコットイーニアス・コフィー ほか)
3 ウィスキーをめぐる物語と謎(日本人が初めて飲んだウィスキー
ウィスキーキャット物語 ポットスチルと蒸留について ほか)
土屋守氏
1954年新潟県生まれ。学習院大学卒。週刊誌記者を経て1987年に渡英。ロンドンで日本語情報誌の編集に携わる。1998年、ハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウィスキー・ライター5人」に選ばれる。著書は『改訂版モルトウィスキー大全』『ブレンデッドスコッチ大全』(小学館)、『スコッチ三昧』『ウイスキー通』(新潮社)、『シングルモルトを愉しむ』(光文社新書)、『シングルモルト超入門』(ソニーマガジンズ)など多数。スコッチ文化研究所代表、『THE Whisky World』(プラネットジアース)編集長。
<渡辺が週刊現代に書いた書評>
駄文ですがお読みください。
パリへ向かう機中でこの本を読み終えたが、思わずつぶやいた。「機長、お願いだからロンドンに行って!」。そしてその晩、ワインの国のバーでウィスキーを飲んでしまった。
著者、十冊目のウィスキーの本は、彼が編集長をしている「ザ・ウィスキー・ワールド」の記事を元に、スコッチや英国に関するエッセイを加えて一冊にしたものだが、世のウイスキー好きにはたまらない内容である。酒としてのスコッチ情報は専門家が参考にできるほど詳しいが、スコットランドの大自然、スコッチの歴史を切り開いてきたイギリスの人々、そして蒸留所の猫まで、著者独自の視点は読者を魅了する。中でもウィスキーづくりに携わる各蒸留所の男たちそれぞれの考えが、周囲の景色に溶け込みながらこちらの心に飛び込んできて、彼らの作る酒を飲みたくなるのだ。
著者が何回も現地に足を運び構築した、かの地の人との信頼関係に基づくエピソードの数々にも完全に酔わされるが、何よりもウィスキーに対する愛情に感銘を受ける。
評者も、洋酒メーカー勤務時代に開高健氏や嵐山光三郎氏と一緒に、何回かスコットランドを訪問したことがあるが、他の国にはない雰囲気と共にスコッツマンのユーモア精神、無骨ながら真摯な姿勢での酒造りに感銘を受けてきた。
著者が「ウィスキーファンにとって一生に一度で良いから訪れてみたい憧れの聖地アイラ島」と書いているが、その聖地紀行の部分は特に丹念に描かれていて、読んでいると突然アイラモルトのきついピート(泥炭)の香りが立ち上ってくるようだ。
ウィスキーを過去の酒だと思っている人がいるが、世界の酒トレンドを見ると、新興国での需要拡大に向けてスコッチ蒸留所が設備投資を進めているし、アジア資本が蒸留所を所有しているなど、新鮮な情報も教えてくれる。
ウィスキーを楽しむ時間は大人の楽しみ、スモーキーな香りと共に過ごしてみたくなるが、この一冊で、過去ブランドやラベルでだけで選んできたウィスキーが俄然美味しくなるから不思議だ。一人バーカウンターに向かってみよう。グラスの中にスコットランドの景色が広がり、バグパイプが聞こえてくるようだ。
|