Beau Bon Bien (ボゥ ボン ビアン)
フォションの哲学を学び、食べて、交流。
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<ご報告>
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FAUCHONの会、とっても充実していました。
チャーミングで、きりりとしたパリジェンヌのアンヌ・フロニーさん、分かりやすくFAUCHONの歴史や伝統をお話し下さいました。詳細は下記レポートにありますが、しっかり準備をして臨んで下さったのが手持ちの資料で分かり、大変感激しました。さすがフランス、さすがFAUCHON!という認識を新たにしました。
別にフランスかぶれになっているわけではありませんが、最近は縁があってフランスに行く事が多く、プロの方の話を聞かせて頂くチャンスがありますが、その方々の話を聞けば聞くほど、フランスという国の奥深さを知らされます。勿論、日本だって凄い人はいますが、ちょっと種類が違うような気がします。そんな異なる価値観やプロ根性などを少しでも参考に出来ればと思います。
レポートをお読みになると分かりますが、今まで我々はFAUCHONに関して何にも分かっていなかった事が分かります。でも聞けば聞くほど、見れば見るほど凄いじゃないか、という事です。
写真にあるように今回も無理をいって100種類以上の紅茶、デザインエクレアも16種類のディスプレイもして頂きましたが、それぞれに関してお聞きする時間もなく、ちょっと消化不良になってしまったのは私の反省事項です。あらためて紅茶の会、エクレアの会もやりたいと思っています。それぞれに凄いです。
会場でお話ししましたが、10月にパリ本店にお邪魔してきます。先日打ち合わせもさせて頂きましたが、いろいろ見せて頂けそうで本当に楽しみです。帰国後また企画してご案内します。
FAUCHON,本当に凄いと思います。「温故知新」、「不易流行」「変わるものを変わらないもの」・・・FAUCHONは123年の歴史にあぐらをかくことなく、基本は守りつつ、時代をリードして斬新な手法で、フランスのガストロノミーの真髄をを届けてくれます。
今回せっかくご縁が出来たので、もっと詳しく、幅広く教えて頂き、どんどんご案内したいと思っています。我々の生活を大いに楽しくしてくれますし、ビジネスに役立つヒントが沢山です。
まずは今回ご参加の方からの感想です。その後に工藤史歩さんのレポートがあります。
<参加者のご感想(抜粋)>
●私がいちばん嬉しかったのは、5種類を食べ比べできたことです。ショコラの濃厚さは知っているので、自分なりにどの順番で食べたらいいかのカンも当たりました。
なかでも、ラ・ヴァーグの塩バターの美味しさ!あのカットで丁度よかったです。
そして、ダイエットティの想像をこえた味わいです。ゼリーが入っているなんて、驚きました。そのことをニコラさんにお伝えしたら、「フランス人はゼラチンをあまり食べない」とおっしゃっていたので、きっと、日本のアレンジだったことがわかりました。
あと、お聞きしたかったのは、日本の水で紅茶をおいしくいれる基本です。お手前を1回、ご披露いただければよかったかもしれませんね。
●「エクレア」食べ比べの文字に魅かれて参加しましたが、世界的な老舗『FAUCHON』の魅力・真髄を知ることができ、企画・物の見方など、大変意義深い時間でした。
●お話も(ああいったお話は他の機会には聞けないものだと思います)
紅茶も(帰りにhappinessを買いもとめました)
もちろん エクレアも 甘すぎず、想像以上に美味しかったです。
アンヌさんやニコラさんの情熱が伝わってきました。マゼンタピンクの元気が体に入った感じです。フランス語をもっと理解できたらよかったと思いました。今まで以上にフォーションのファンになりました。蜂蜜の会にも是非参加させていただきたいと思います。
<実施レポート> 担当ライター工藤史歩
グルメに興味のある人なら、知らない人はいないフランスの高級食料品店フォション。123年の歴史を誇る、フランスを代表する食料品のセレクトショップです。
9月2日、「Beau Bon Bien(ボゥ ボン ビアン) フォションの哲学を学び、食べて、交流。」と題して、初めてのギリークラブが開催されました。これは、ギリークラブの新しい取り組みで、今後も不定期にはなりますが、連続して開催していきます。
第一回目となるこの日、フォション・ジャパンを代表してセミナーで講師を務めてくださったのは、フォション・ジャパンの販売とマーケティングを担当するパリジェンヌ、アンヌ・フロニーさんです。
123年の歴史は、とても1回で語り尽くせるものではないため、今回は主に「フォションのおおまかな歴史」「新しい時代を迎えたフォションのいま」「フォションの代表商品である紅茶とエクレア」について、お話をうかがいました。
<フォションの歴史>
食を愛するグルマンにとって、欠かせない存在である総合食料品店フォション。その歴史の始まりは、123年前のパリに遡ります。
フォションの創業は、なんとトラック屋台から。フォションの創始者であるオーギュスト・フォションは、ノルマンディに生まれ、食料品店で仕事をした後、1886年、30歳でパリのマドレーヌ広場にトラックで青果商を開き、フランス産の上質な野菜や果物の販売を始めました。
時は19世紀半ば。イギリス・ロンドンのハロッズ、イタリア・ミラノのペック、ドイツ・ミュンヘンのダルマイヤと、いまでも知名度の高い総合食料品店が次々と興隆してきた時代でした。
オーギュストの店はたちまち評判になり、1886年には最初の店鋪をマドレーヌ広場26番地に開業します。と同時に彼は、世界五大陸の食料品とガストロノミーに興味を抱き始めました。
名の通ったワインをはじめとする名酒の数々に魅せられたオーギュストは、1890年にワインセラーを整えワイン部門を設立。1906年に発行されたカタログによると、約80万本の酒が種類別にストックされていたことがわかります。
次にオーギュストは、フランス料理と菓子のすぐれた職人を集めます。1895年にはパティスリー(製菓)部門とブーランジュリー(製パン)部門を設立、1898年には「グラン・サロン・ド・テ」も開店し、総合的な食料品店として、さらなる発展を遂げていきます。
その後、1952年にフォションは大きな飛躍の機会を得ます。後継者ピロゾフが経営に関わり、エールフランス社と独占輸入契約を結んだのです。
ピロゾフとエールフランス社は、当時はあまりフランスで知られていなかったエキゾチックな果実をはじめ、さまざまな食品を世界中から集めました。そして、たとえば、アボガドを試食用にと上顧客に配ったのです。こうしてピロゾフは、たいへんな名声を得ていきました。
こうしてフォションは、フランスのガストロノミー界に独自のスタイルを築きました。現在、フォションが取り扱う食料品は、グロッサリー、ショコラ、ケーキ、パン、菓子、ジャム、惣菜、サロン・ド・テのメニューなど4500種類以上、2500種のワイン・スピリット類も扱っています。そして、フランスのガストロノミーを世界33ヶ国、800の販売拠点にて紹介し続けています。
そして2004年。フォションは大きな転換に取り組みます。「ヌーベル・フョション(新しいフォション)」を掲げて、新しい時代を迎えました。
<新しい時代を迎えた「ヌーベル・フョション」のいま>
新時代の取り組みは、フランス風の高級食材店としての存在感をより際立たせるため、店舗のリニューアルから始まりました。2007年にはパリ本店のリニューアルが終了している。
フォションを彩るのは、フューシャ・ピンクとノワール(黒)、白。コンセプトを強く打ち出す、モダンでアヴァンギャルドな店舗デザインが特徴です。
ビジュアル展開には、女性らしさとグルメ、そして愛をテーマに、くちびるをモチーフを選びました。
革新を進める一方、1930年代につくられたおなじみのロゴは、そのまま継続して使用しています。
今回の会場になった新しいコンセプトのカフェは、まさに新しいフォションのシンボルとして位置づけられます。この東京店は世界1号店。その後北京やパリにも同じコンセプトのカフェがオープンしています。
その他の業態として、2008年にキャビアバー、カウンターのシャンパンバーも開いています。
新しいコンセプトに従ったリニューアルは、現在、世界中で進行しています。
日本では、1972年より高島屋とパートナーシップを組み、日本全国でショップインショップを含め約100店舗を展開。すべてのショップを順次リニューアルしていく予定です。
世界への出店も続きます。今年初めにはスイスへ初めての出店、3月には香港国際空港内に免税ショップもオープンしました。7月にオープンしたドバイモール内のドバイ店は、500以上の広大な面積をもち、初日だけで300人以上が食事をしたそうです。さらに、年末までにはモロッコのカサブランカにも出店を予定しています。
また、フォションでは昨年から「メイド・イン・F(フランスとフォションのFをかけている)」をテーマのひとつに選びました。
これは、テロワール(風土)に根ざしたフランスの小さな生産者の食品を世界中に広めることを使命としています。
<フランス風スタイルを提案したフォションの紅茶>
ここで再びフォションの歴史を振り返ります。数多ある食料品のなかでも、創業者オーギュストが特に情熱を込めたのは、スパイスとお茶でした。当時の人々にとって、スパイスとお茶は、遥かな外国を夢みることのできるエキゾチックな製品。洗練と創造性の代名詞でもあったのです。
インドやセイロン、そして中国からもたらされるお茶は、人々の想像と情熱を掻き立てました。
そんな時代に、オーギュストは「グラン・サロン・ド・テ」で、イギリスの「ファイブ・オクロック・ティー」にちなんで「午後のお茶」というフランス風ティータイムを紹介。伝統的でクラシックな英国式とは異なるフランス風のティータイムは、たちまちパリジェンヌをとりこにしました。マドレーヌ広場のフォションの建物には、現在も「ファイブ・オクロック・ティー」と書かれた看板が掲げられています。
また、オーギュストは、原産地の異なるお茶を混ぜ合わせたブレンドティー(アッサム、ダージリン、セイロン、中国茶のブレンド)を売り出しました。当時の習慣からみると、これは前代未聞のこと。保守的なイギリス人は、スキャンダルだと騒ぎ立てたそうです。こうして、フランス・スタイルのティータイムは定着してゆきました。
フォションは、1906年当時、エレガントなパリジェンヌ達に緑茶を紹介していました。同年のカタログには、43種類もの「お茶うけのためのビスキュイ」や、さまざまなケーキ類が紹介されています。なかには、「フランドル風サブレ」、「若い兵隊さん」、「恋愛遊戯」など、時代を彷佛させる名前のお菓子も見られます。
さらに、ピロゾフの時代、1960年代に入り、フォションの紅茶は転機を迎えます。フルーツを使ったお茶の開発に取り組み、日本でも有名なアップルティーをはじめ、フルーツのフレーバーティーを発表したのです。
この香り高いお茶は全世界で人気を博し、1972年には日本にも上陸。たちまちベストセラーになり、いまでもフォションの代名詞です。
それから10年、1970年代に入ると、フォションは、花びらをつかったフラワーフレーバーへとお茶のコレクションを広げます。矢車菊やジャスミン、バラといった花々の香りが、お茶の風味をより一層高めることになりました。
1998年には、これまで扱ってこなかったティーバックを使い、画期的なお茶の飲み方を紹介しました。「クリスタルバッグ」という薄いナイロン袋を使うことで、紙の袋を使った場合よりも、さらにおいしくお茶を入れることができるようになったのです。クリスタルバッグは、茶葉を壊すことなくそっと包み込み、お茶の旨味成分を損なうこともありません。こうして、最高級のお茶をティーバックで気軽に楽しめるようになりました。
こうして今に至るまで、フォションは日本において、輸入高級食材とお茶のナンバーワンの地位を守り続けています。
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<本日のメニュー>
紅茶3種類 ダージリン マーガレットホープ
アップル
ハピネス
フォションが扱っている紅茶は、大きく3つのジャンルがあります。紅茶を納めた缶の色は3色(黒、金、フューシャピンク)に分けられ、缶の正面には、内容をイメージさせるイラストがつき、直感的に選べるデザインにリニューアルしました。
黒い缶に入っているのは、ストレート紅茶です。世界有数の茶葉の産地の中でも、とりわけ厳選したものを、熟練のティーブレンダーが吟味してブレンドした、正統派の紅茶です。インドならタージ・マハル、スリランカならゾウといった、産地に合うイラストがついています。
金色の缶に入っているのは、フレーバー紅茶です。おなじみアップルティーを始め、フランスならではのエスプリの効いたフルーツフレーバーと紅茶のマリアージュが、フォションの名を世界中に広めました。アップルティーにはリンゴのマークが、パリの宵をイメージしたオレンジの甘酸っぱい香りが特徴のソワール・ド・フランスにはエッフェル塔のイラストがついています。
フューシャピンクの缶に入っているのは、お祝いの日にふさわしいイベントティーです。選び抜かれた茶葉にフルーツや花のフレーバーを合わせた、華やかな味と香りが幾重にも広がるイベントティーは、英国スタイルの紅茶とは一線を画した、まさにパリの「フォション」風。バースデーにはキャンドル、ハピネスには花火と、思わず手に取りたくなる楽しげなイラストも魅力です。
今回試飲したのは、黒ラインから「ダージリン マーガレットホープ」、金ラインから「アップル」、そして、ピンクラインから「ハピネス」です。
「ダージリン マーガレットホープ」は、ダージリン地方の南にあるマーガレットホープ農園でつくられた夏摘みの紅茶です。フランスのストラスブルグにある、フォションの工場で詰めています。
第一印象は、さわやかな木の香り。口に含むと、マスカットやヘーゼルナッツを思わせる、丸くてまろやかな味わいが楽しめます。時間を問わず、1日を通して飲める紅茶です。会場では、いちばん人気でした。
「アップルティー」は、フォションのフレーバーティーの原点ともいえる存在です。37年前から日本でもベストセラーになっているので、会場でも、ほぼすべての参加者が、飲んだ経験がありました。
選び抜いたセイロンティーにアップルのフレーバーをつけたものですが、フレッシュなリンゴではなく、コンフィチュールにしたようなコクのあるリンゴの香りがフランスさしさを漂わせます。やわらかな甘味があり、午後のティータイムにおすすめです。
「ハピネス」は、「幸せ」というネーミングの通り、まず見た目から楽しめます。
中国産の茶葉は、粉砕したものではなく上質な茶葉がそのまま使われ、矢車菊、ひまわり、紅花の花びらが、赤・黄色・紫の彩りを添えています。会場では、缶を開けた瞬間「きれい〜」という歓声が上がりました。
レモンやベリー系のすっきりとした甘い香りが、幸せで陽気な気持ちにしてくれます。味わいはやや甘味があり、ゆったりとした午後のひととき、甘いお菓子といただくのにぴったりです。
さらに、今シーズンから、四季をイメージした紅茶が期間限定で発売されています。また 今年4月には、日本先行発売で、グリーンティーがベースの「フォション・ボーテ(日本語に訳すとフォションの美)」というシリーズも展開しています。こちらには「ダイエット」「ビューティ」「バイタリティー」の3種類がラインアップされていて、健康志向の時代にマッチしたものになっています。
エクレア5種類 ダイエットティ
ドラジェローズ
ショコラ
宮崎マンゴー
ラ・ヴァーグ
フォションを有名にしたのが紅茶なら、その紅茶を引き立てるお茶菓子として、フォションを代表するのが「エクレア」です。
今回の参加者の大多数も、もちろんエクレアがお目当て。「さっくりとした歯ざわりの生地」を支持する生地派、カスタードやショコラといった、スタンダードなクリームの質の高さが大好きなクリーム派、他店では絶対に見られない斬新なデザインや、新しい味わいへの取り組みを評価するアヴァンギャルド派(?)がいました。
エクレアは、フランスの伝統菓子ですが、フォションでは2004年より、新しいデザインと味わいのエクレアを、次々に発表しています。
エクレアといえば、どっしりとした甘いクリームが伝統的ですが、フォションは既存のイメージをひっくりかえす、塩を効かせたクリームや軽やかなジュレといった新しいタイプのものを展開。日本限定バージョンも多数発売されていて、これまで桜フレーバーのエクレアなども発売されました。
ダイエットティは、グリーンティーフレーバーのジュレが、なんとも不思議な食感。ヘルシーですっきりとした味わいです。
ドラジェローズは、見た目の可愛らしさがひと際目につく、プレゼントにもぴったりの一品です。口に入れるとバラの香りが立ち上って、アーモンドの香りと絡み合い、まさにパリの味わい。日本ではなかなか味わえないタイプです。
ショコラは、フランスの伝統を踏まえた濃厚な味わいのエクレア。オーソドックスで揺るがない存在感を放ちます。安心して味わえる、ぶれのない強さが特徴です。
宮崎マンゴーは、今話題の宮崎マンゴーをたっぷり使ったア・ラ・モードな味わい。日本人のニーズをしっかりつかんでいます。
ラ・ヴァーグ(フランス語で波の意)は、葛飾北斎の浮世絵をモチーフにしています。日本の海の日に合わせて発売された日本限定品で、今後パリでも発売される予定です。波らしく、塩の効いた有塩バターのクリームが印象的です。
今後は、秋から冬に向けて、温めても冷たくてもおいしく食べられる「ホットドッグ」を模したエクレアなどが発売されます。
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<ご案内>
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フォション(FAUCHON)、フランスの高級食料品店はご存知ですね。日本では「アップルティー」で一躍有名になり、70年代から日本の家庭で、あの香りを楽しんでいる方がいました。
でも、それ以外FAUCHONの事を知っているかといえば、残念ながらそんなには知られていないのが現実かと思います。こんな店・企業なんですよ。
一人の商人オーギュスト・フォションが、1886年30歳の時、パリはマドレーヌ広場に出した小さな店からを歴史が始まります。
彼には2つの鉄則がありました。この店でしか手に入らない最高級の食品だけを提供する、そしてあらゆる好みのグルメに対応出来る品揃えをする事でした。
「フォションに行けば無いものは無い」、その名声は瞬く間に大きくなり、世界の食通の間に広く知られるようになりました。
現在では「FAUCHON」は食料品だけに留まらず、世界のブランドの一つとして美味しいもの好きな人の、生活の中に生きています。
FAUCHONの多くの料理人と菓子職人達は123年に渡って、パリの一流食料品店という品質を保証するために、伝統と創造を心がけ、フランスの職人魂を発揮しています。
私も今回多くの、FAUCHONエクレアを食べました。食べるのがもったいないデザインの物なのですが、本当に美味しかった、と共にとても驚きました。
エクレア企画も私は不勉強で知らなかったのですが、100年以上FAUCHONがしてきた事実を聞く事が出来ました。これが本当に素晴らしいのです!
今回、FAUCHONの哲学を学ぶ機会にご案内します。生活を、人生を楽しみ、そしてビジネスもしっかりする、それも美味しく頂戴しながら、身につけて頂く時間です。(FAUCHONの歴史はこのページの最後にも付けておきます)
「食の楽しさ」「食の感動」を与えること。その目標に到達するためにFAUCHONが掲げたのが“Beau, Bon, et Bien” (ボゥ ボン ビアン)「美しく、おいしく、よいもの」という意味です。
奇をてらっただけのビジュアルではなく、最高の品質と消費者目線での商品開発を目指す、この考えをアン・フロニーさんの口から説明して頂きますが、FAUCHONの歴史が分かる、写真や資料も準備します。
その後はお待ちかねの紅茶とエクレアタイムです。FAUCHONの紅茶は100種類以上あるのですが、とても飲めないので、当日3種類の飲み比べをして頂きます。
ピンク、ゴールド、黒の3種にわかれている紅茶のラインそれぞれから1種ずつ計3種をテイスティングします。100種類以上のお茶の缶を展示しようと思っています!
そして16種類(!)のデザインエクレアも用意します。凄い迫力とそれぞれのデザインをお楽しみ頂き、デザインエクレアに関する話も楽しみにして下さい。
ただ、これも16種類は食べられないので、5種類を食べ比べて頂こうと考えています。(小さく切ったものでと考えています。)
定番から「ショコラ」「ダージリン」、期間限定から「ダイエットティ」「ラ・ヴァーグ」、新作「ホットドッグ」を予定しています。
どうぞ紅茶とエクレアの組み合わせもお楽しみいただきます。
※デザインエクレア16種類は9月16日〜22日開催の “エクレア・ウィーク”では入手できます。この日が駄目な方は、どうぞご自身でお出かけください。
ただ、イベントはありませんし多種類の試食もできません。悪しからずご了解ください。(頑張ってください。)
その後はアンヌ・フロニーさんを囲む交流会、紅茶とエクレアを楽しみながら、お洒落な時間を過ごして下さい。FAUCHONが提案するティタイムの過ごし方体験など、きっと多くの収穫があると思います。
FAUCHONの会、その後もシリーズ展開を考えています。11月には「パリのパーティ」と題して、パリ流のパーティーのもてなし方、クリスマス商品をご紹介頂きます。
年が明けて1月には、「FAUCHONが選ぶスイーツとコーヒー」3月には、「パン、ジャム、蜂蜜」などを考えています。その後も、ワインやチーズ、創作料理なども考えていきたいです。
今秋、渡辺がパリ行きを予定しておりますので、その際FAUCHONパリ店を訪問し、(キャビアバーもあるんですって!)色々打ち合わせもして来ようと思います。そんな報告もどこかでさせて頂ければと思っています。
このシリーズを通して、FAUCHONからいろんな事を学び、また彼らが気合いを入れて集めてくれた食品を頂戴し、食べる楽しみ、生きる幸せを実体験していきたいと思っています。勿論、マーケッターとしての視点も忘れずに、です。
少人数で申し訳ありませんが、奮ってのご参加お待ちしています。
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<参考サイト>
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●フォション(日本)
http://www.takashimaya.co.jp/store/others/gourmet/fauchon/
●FAUCHON(パリ)
http://www.fauchon.fr/
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<実施概要>
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●Beau Bon Bien (ボゥ ボン ビアン)
フォションの哲学を学び、食べて、交流。
●日時:9月2日(水)
16:45 受付開始
17:00 FAUCHON セミナー
17:30 紅茶の3種飲み比べ、エクレア5種類食べ比べ
18:30 FAUCHON 交流会
アンヌ・フロニーさんを交えて交流、FAUCHON何でも質問タイムです。
19:00 終了・解散
●ゲスト:アンヌ・フロニー氏 (FAUCHON JAPON)
●会費:ギリークラブ会員 4,000円 ビジター 6,000円
●募集人数:15名募集
※希望多数の場合、追加の手配します。お早めにお申込み下さい。
●会場:Le Café
渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 高島屋タイムススクエア1F 03-5361-1122
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi0309809090805175702
●締め切り:8月26日
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
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<FAUCHONの歴史:高島屋サイトから>
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1886年、フォションの創始者、オーギュスト・フォションは、パリの人びとの心を魅了していました。ノルマディー地方出身のこの若者は、生まれつきの商才に恵まれていたようです。オーギュストは、パリのマドレーヌ広場に車で青果商を開き、フランス産の品質の良い野菜や果物の販売をはじめました。
まもなくオーギュストは店の界隈で評判となり、1886年に最初の店鋪をマドレーヌ広場26番地に開業します。彼はまさにこの業界の先駆者でありました。そんな彼は、開店とともに、世界五大陸の製品とガストロノミー分野に興味を抱きはじめます。
カルバドス県出身のオーギュストは、名の通ったワインをはじめとする名酒の数々に魅せられて、彼の高級食料品店にワインセラーを設けます。それは1890年のことでした。1906年発行のカタログによると、約80万本の酒が種類別にストックされていたことがわかります。
次にオーギュストは、フランス料理と菓子のすぐれた職人を集めました。1895年には、早くも製菓部門と製パン部門を設立、1898年には「グラン・サロン・ド・テ」を開店しました。
百種を超える製品の中でオーギュストが特に情熱を込めたのは、スパイスとお茶でした。当時、スパイスとお茶は、人びとにとって遥かな外国を夢みることのできるエキゾチックな製品で、洗練と創造性の代名詞でもあったのです。
インドやセイロンそして中国からもたらされるお茶は、人びとの想像と情熱を余すところなく掻き立てたのです。そんな時代にオーギュストは、違った原産のお茶を混ぜ合わせたブレンドティー(アッサム、ダージリン、セイロン、中国茶のブレンド)を売り出しました。当時の習慣からみると前代未聞のことで、イギリスの保守的な人びとはスキャンダルだと騒ぎました。このようにしてフランス風ティータイムの習慣が定着してゆきます。
フォションは1906年当時すでに、エレガントなパリジェンヌ達に緑茶を紹介しています。同年のカタログには、43種類もの「お茶うけのためのビスキュイ」やさまざまなケーキ類が紹介されています。その中には、「フランドル風サブレ」、「若い兵隊さん」、「恋愛遊戯」などの時代を彷佛させる名前の菓子名が見られます。
「グラン・サロン・ド・テ」では、イギリスの「ファイブ・オクロック・ティー」にちなんで「午後のお茶」というフランス風ティータイムが紹介され、たちまちパリジェンヌを夢中にさせました。マドレーヌ広場のフォションの建物に、現在も「ファイブ・オクロック・ティー」と書かれた看板が掲げられているのは、そのためなのです。
フォションの名声は国境を超え、20世紀後半には、世界的に名の知れた高級食料品店として発展をとげます。
1952年、フォションはエールフランス社と独占輸入契約を結びます。1960年代までエールフランス社は、フランスに紹介されなかったエキゾチックな食品をフォションのために輸送し続けました。このようにしてフォションは、外国の野菜や果物、フランスでは手に入り難い季節を先取りした果物など、当時まだよく知られていなかった珍しい製品を紹介し広めたのです。たとえば、アボガドが試食用にと上顧客に配られました。ご存じのとおりフォションのスパイス類とさまざまな種類のお茶は世界中から輸入されたものです。
1960年代は、フォションのひとつの転機となりました。創立者の精神に忠実にたゆまない革新を行ってきたフォションは、フルーツを使ったお茶を開発しました。
フルーツフレーバーティーの最初の試みは、アップルティーでした。この香り高いお茶は、全世界で大人気を博し、日本ではお茶の「傑作」だともてはやされました。これは、アジア市場にフォションが進出する以前の出来事です。
それから10年、フォションは、花びらをつかったものまでお茶のコレクションを広げます。矢車菊やジャスミン、バラなど花々がお茶の風味をより一層高めることになりました。
1972年、フォションは、全てのお茶をふくむさまざまな製品を日本に紹介しました。現在も当社は日本において、輸入高級食材とお茶のナンバーワンの地位を守り続けています。
1998年、フォションはヨーロッパにおいて、ティーバックをつかった画期的なお茶の飲み方を紹介しました。「クリスタルバック」と呼ばれる薄いナイロン袋を使うことにより、モスリンの袋を使った場合よりも更に美味しくお茶を入れることができるようになったのです。このナイロン袋は、茶葉を壊すことなくそっと包み込み、お茶の成分であるテインやタンニンを損なうことないのです。このようにして最高級のお茶をティーバックで美味しく気軽に楽しめるようになりました。
1999年、フォションは、パリ本店におけるワイン・スピリット部門とサロン・ド・テのリニューアルオープンをしました。
お茶に関するフォションの探索は現在もとどまることを知りません。当店のシェフとパティシエは、お茶を使ってさまざまな料理と菓子のレシピを創作しています。たとえば、ダージリンのタルト、アールグレーティーのケーキを始め、ソワール・ド・フランス・ティーで味付けしたほろほろ鳥、中国茶の香りのするマスタード、ダージリン風味のエクレアなどが挙げられます。そして忘れてならないのが2001年6月に創作された抹茶のマカロンです。
1886年以来、フォションは、滋味、洗練、発見をモットーにたゆまぬ努力を続けてきました。製品の希少性とバラエティ、他にみられない品質の高さ、そしえて日々の革新がフォションを支えてきたといえるでしょう。
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フォションは、フランスのガストロノミーとお茶の世界に独自のスタイルを築きました。今日、当社は4500種の特産品(グロッサリー、ケーキ、パン、菓子、惣菜、サロン・ド・テでお召し上がりになれるメニューなど)、および2500種のワイン・スピリット類を提供させていただいています。これもひとえに皆様のご愛顧と50人のシェフ、パティシエのたゆまない努力と創造性の賜物だと自負しております。
フォションは、フランス風ガストロノミーという「人生の喜び」を世界33ヶ国、800の販売拠点にて紹介し続けているのです。
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