『舞浜倶楽部』でスウェーデン式ケアを学ぶ
〜 グスタフ総支配人の案内、ブンネ法創始者ブンネ氏と語る 〜
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<ご案内>
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ギリークラブのスウェーデンシリーズ、昨年から始まっていますが、その中の一つの柱が「福祉」です。本当に学ぶ点が多いのと、ハードだけでなくソフト、そして「気持ち」であり「心」を学ばなくてはと痛感します。
この会で講師を務めて頂き、シリーズアドバイザーでもある、グスタフ・ストランデルさんという方がいます。参加の方はご存じですが、日本語ぺらぺらお酒大好きスウェーデン人です。
彼が今年から総支配人に就任したのが、舞浜倶楽部。スウェーデン式ケアに取り組んでいる介護付有料老人ホームですが、先日我々夫婦も見学に行ってきました。
将来入ろうか、という気持ちで行ったわけではないのですが、施設の綺麗さだけでなく、いろんな事に驚かされました。驚かされ、感心した最たるものが、です。
初めて「ブンネ法」の名前を聞く方が多いかと思いますが、我々も説明できるレベルではないので、説明を送って頂きました。入居者の方が楽しそうに、そして一生懸命参加され、私もグスタフさんと一緒に参加しました。感激しました。
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ブンネ法とは?
倶楽部さんにお願いして送って頂いた文章です。
ブンネ法は、高齢者、障害者や児童に対する音楽を使った活動です。ブンネ法は単なる音楽によるエンタテイメントではなく、日常のケアにおけるひとつの手段として、明確な目的をもって音楽を使う活動です。
ブンネ法はステン・ブンネ先生がスウェーデンにて開発しました。間の成長と発展をうながす道具としての音楽ーこの仕事に携わり35年間の経験を持つ氏は、スウェーデンの音楽療法の分野において第一人者の位置を保持しています。
ブンネ法のひとつのポイントは、誰でもすぐに使える”ブンネ楽器”です。ブンネ楽器は、スウィングバーギター、ミニベース、単音フルートやチャイムバーなどで構成されており、今まで楽器に対する知識や技術がなくても、あるいは何かのハンディキャップのために演奏ができなかった人でも、誰でも楽器の演奏ができるというもので、ブンネ法の重要な要素になっています。
舞浜倶楽部では実際にケアの現場でブンネ法を日々活用しています。特に、セミナーや行事などの場では、入居者や利用者が楽団をつくって演奏することもあります。というものです。
今年6月に行った夏至際では、舞浜倶楽部の利用者の方々が実際に演奏し大変盛り上がりました。舞浜倶楽部でブンネ法を実践している島村氏は、大学の声楽科を出てイタリアでオペラを本格的に学んだユニークな経歴の持ち主です。ケアの現場で働く中でブンネ法の魅力にとりつかれ、スウェーデンでの研修をへてインストラクターに。現在は日々ブンネ法に取り組んでいます。
島村氏いわく、「ケアの現場でも、ブンネ法は好評です。普段は眠ってばかりの方も僕の顔をみると、「三味線やろう」と誘ってきたりもするんですよ。ブンネ法のキーワードは、達成感、一体感でしょうね。それは音楽の素晴らしいところです。」
認知症緩和ケア理念やタクティール ケアを日本へ紹介した舞浜倶楽部総支配人グスタフ・ストランデルによると、「認知症緩和ケア理念を実際にケアの中で実践する方法として、ブンネ法はとても効果的だと思います。
個々にとって、有意義性のある活動を生かして、本人の理解性と対応可能性を高めるのが質の高いケアだとスウェーデンでいわれています。音楽を活かして、だれでも使える楽器を皆と一緒にやるのがそれにぴったり当てはまると思います。」
なお、舞浜倶楽部のケアについては、総支配人グスタフ・ストランデルの著書の中でも詳しく紹介されています。
■舞浜倶楽部でのブンネ法
ブンネ法のインストラクターというのは、日本国内に4名います。その4名のうち1名が、舞浜クラブにいる島村という男性です。島村を中心に、週に1回くらい30分〜40分のセッションを行っています。個別のセッションは随時行っております。
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というブンネ法活用現場にご一緒しませんか?そして、なんと!その日はブンネさんがいらっしゃるのです。舞浜倶楽部、スウェーデン式のノウハウを取り入れ、日本の実情に合わせた、かなり特別な施設です。
老人介護を真剣に考える時代環境です。親御さんの介護に直面している方もいらっしゃるでしょうし、自分自身の老後を考える事も重要です。
施設を見てきて感じましたが、自分との距離が近くなりそうな気がします。勇気を出して、現実も直視しなくてはいけません。
グスタフさん、ブンネさん、素晴らしい方と話が出来るチャンスです。平日の昼間ではありますが、どうぞ奮ってご参加ください。こういう企画を考えているメディア関係の方にも、大変貴重な時間になると思います。
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<参考サイト>
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●舞浜倶楽部
http://www.maihamaclub.co.jp/
●ブンネ法とは
http://www.swedishqualitycare.jp/bunne-method/about-bunne-method.html
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<ステン・ブンネ氏 プロフィール>
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人間の成長と発展をうながす道具としての音楽ーこの仕事に携わり35年間の経験を持つ氏は、スウェーデンの音楽療法の分野において第一人者の位置を保持しています。またヨーテボリ大学、ヴェクショー大学、エーレブロ大学、ダーラナ大学の講師を努めています。1990年代にはダーラナ大学において2年間の音楽療法基礎教育プログラムを構築し、そのリーダーとして活躍した実績を持っています。現在はヒューディクスヴァル(Hudiksvall)市の文化長として働いています。
詳細:
http://www.swedishqualitycare.jp/bunne-method/about-sten-bunne.html
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<実施概要>
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●『舞浜倶楽部』でスウェーデン式ケアを学ぶ
〜 グスタフ総支配人の案内、ブンネ法創始者ブンネ氏と語る 〜
●日時:11月11日(水)13:00〜15:30
13:00 受付開始
13:30 セミナー『舞浜倶楽部』の取り組み
14:00 ブンネ法カリキュラム 同席体験
15:00 ブンネ氏、グスタフ氏を囲む交流会
(特別メニューでの体験メニューも準備中)
16:00 終了(予定)
※12:00に来て頂ければ入居者と同じ食事が食べられます。
この充実ぶりも舞浜倶楽部の特徴です。(実費で1000円程度必要です)
●会場 舞浜倶楽部 銀座店 新浦安フォーラム
浦安市高洲1-2-1 TEL: 047-304-2400
http://www.maihamaclub.co.jp/
●ゲスト
:グスタフ ストランデル氏(舞浜倶楽部 総支配人)
:ステン・ブンネ氏(ヒューディクスヴァル市 文化長)
●会費:ギリークラブ会員 3,000円 ビジター 5,000円
(セミナー代、交流会)
●参加人数:先着順 10名限定
●締め切り:11月4日(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
●満員の際にはキャンセル待ちができます。
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