<GILLIE>株式会社ギリー
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社会人の文楽入門 鑑賞&交流会

<ご案内>

12月の文楽東京公演の会、12月6日でご案内中ですが、同じ月に「文楽鑑賞教室」という学生向けの公演があります。文楽とは・・という分かりやすい解説を付けて、少しばかり作品を鑑賞するというプログラムです。

分かりやすいと言えば、大変分かりやすいプログラムで、実はよく文楽を観劇している人も楽しんでいます。

普通は昼間なのですが、公演中に2回だけ「社会人の文楽鑑賞教室」と銘打った夜公演がありますので、今回ちょっと枚数を確保して、皆様とご一緒したいと思います。

終演後には技芸員の方をお誘いして、ご一緒に交流食事会です。いま、お誘いしていますので、どなたになるかは当日のお楽しみです。(勿論、住大夫師匠ではありません!)

観賞教室に解説がついていますので、セミナーはありませんが、文楽を楽しんだ後に、技芸員との食事&会話、大変充実した時間になる事は間違いありません。

これがギリークラブの一つの形、どうぞご期待下さい。渡辺が10月、11月の大阪公演に行ってお願いしてきます。

観賞する文楽の作品は「仮名手本忠臣蔵」そう、12月と言えば忠臣蔵です。人形浄瑠璃から歌舞伎に移植された作品は沢山ありますが、歌舞伎3大作品と言われるものは全てそうです。

3大作品の一つが、この「仮名手本忠臣蔵」です。ちなみにあとの2つは「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」、知っておいても決して損はない作品です。

それぞれ全部見ると1日かかってしまう大作ですが、今回もそのうち一部だけの公演です。いわゆる討ち入り、ではなくて殿中での刃傷、切腹の場面、分かりやすい展開と、人形ならではの面白さが興味深いです。この観劇も大いに期待して下さい。

12月の東京公演は人間国宝の方は出演しない、若手公演です。大きな役に挑戦する若手(といってもそこそこの年齢ですが)を、皆で応援する公演でもあります。次代を担う技芸員の張り切る姿を皆で観ませんか?

渡辺の持論は「日本文化をビジネスに活かす」です。文楽をはじめ、歌舞伎や狂言などの芸能は勿論楽しむものですが、ビジネスマンがこれらを理解した上で、自らの武器として、教養として身につける意味を知って欲しいと思います。

ビジネス最前線にいらっしゃる方も、この機会に文楽デビューをして頂きたいと思います。何回かの実体験で、日本の素晴らしさを認識し、次にビジネスへどう活用できるか、ご検討ください。

目をそらさないで一回ご覧になってください。真の国際化とは自分の国を知る事です。そんなことをお考えの方も、奮ってご参加下さい。

<参考>文楽を知るためのサイト

●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●国立文楽劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/index.html
●文楽協会
http://www.bunraku.or.jp/japanese.html
●人形浄瑠璃 文楽
http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/index.html
●文楽への誘い
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/bunraku/jp/
●文化デジタルライブラリー(文楽)
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●BUNRAKU MOJIHISADAYU'sPAGE(竹本文字久大夫)
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bunraku/c1.htm
●Sakiho.Com(豊竹咲浦大夫)
http://www.sakiho.com/Japanese/
●あやつられ文楽鑑賞(三浦しをんさんのエッセー)
http://www.poplarbeech.com/bunraku/bunraku_040501.html
●関西の伝統芸能の歴史 人形浄瑠璃の歴史と特色
http://www.kippo.or.jp/culture/geinou/rekishi/joruri/main.html

<< 今回鑑賞作品  国立劇場パンフが出来ていません >>

「仮名手本忠臣蔵」(かなでほんちゅうしんぐら)
 下馬先進物の段
 殿中刃傷の段
 塩谷判官切腹の段
 城明渡しの段

このサイトで調べて下さい。
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/exp1/index.jsp
http://ja.wikipedia.org

上気にも書きましたが、三大狂言の一つです。
※この世界では作品という意味で狂言といいますが、太郎冠者、次郎冠者の能狂言の狂言とは違います。混乱しますね。

もっと初心者が混乱するのが、人の置き換え、時代の置き換えです。これは史実である浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかった元禄時代を、足利氏の時代である室町時代に置き換え、人の名前も変えています。

江戸幕府による禁止令の為ですが、「分かるだろうに!」という感じ、まあ取り締まる方も、取り締まられる方も出来レースだったのですね。

で、分かりやすく・・・
高師直=吉良上野介
塩谷判官=浅野内匠頭
大石内蔵助=大星由良之介
大石主税=大内力弥

そんな置き換えを想像するのも芝居の楽しみだったそうです。ちなみに仮名手本(かなでほん)はいろは47文字と、討ち入りの47士をかけているんです。

忠臣蔵の「蔵」は大石内蔵助の蔵と一般論では言われていますが、ここに出てくる加古川本蔵の「蔵」という説もあります。そういえば加古川本蔵、妻や娘も含めて存在感があります。

その加古川本蔵も主人の桃井若狭助も今回観る場面では、結構重要な役割です。そんな事も楽しみながら、仮名手本忠臣蔵を観賞しましょう。

<実施概要>

●社会人の文楽入門 鑑賞&交流会

●日時:12月8日(火)
18:30 社会人の文楽鑑賞教室
20:50 終演
21:20 文楽忘年会(参加自由・別会費)
 ※技芸員の方をお誘いしようと思っています。
23:00 終了・解散 残れる方はまだまだ余裕

<当日観劇作品>
・解説 文楽の魅力
・文楽作品
「仮名手本忠臣蔵」
 下馬先進物の段
 殿中刃傷の段
 塩谷判官切腹の段
 城明渡しの段
●交流会のゲスト:未定

●会場:国立劇場小劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access

●会費
・ギリークラブ会員、3,600円 ビジター4,000円
 ※会費に含まれるもの
 (観劇チケット、プログラム)

●募集人数:20名
(準備したチケットが20枚という事です)

●〆切り 11月1日
・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。
・キャンセル待ちもできます。