中村吉右衛門を知り、歌舞伎鑑賞
〜「頼朝の死」「一休禅師」「修善寺物語」〜
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<ご案内>
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ギリークラブの歌舞伎鑑賞シリーズは超初心者対象です。
歌舞伎デビューの方、まだ見出して間がない方には最適であり、これは何年たっても同じ考えで行っています。参加者と一緒に成長しない、専門用語を使わない会です。
歌舞伎とはいったい何だろう、それが分かる資料もお渡しし、当日観賞する作品のあらすじ、見どころなどをお聞きします。ストーリー、目すべき場面、役者の事など、その日の歌舞伎がより興味深くなるような話です。
講師の岡野氏は文芸課所属なので、制作に関わる裏話や、客を楽しませるための役者や裏方のこだわりなども聞けます。そんな話しを聞いた直後の観劇は・・・想像して下さい。
でも実はこのセミナー、ベテランの方にも大変魅力的です。個人的に観劇しているだけでは分からない事が沢山、目からうろこが何枚も落ち、長年の疑問が解消されます。
そして観劇。これはご自由に見て頂きます。食事もご自分なりの方法で摂って下さい。
今回のセミナーは、当日観劇する歌舞伎に出演する、中村吉右衛門という役者に関して、いろいろお聞きします。岡野さんに特別にリクエストして準備して頂いています。
岡野さんがお付き合いしている範囲で、中村吉右衛門さんという素晴らしい役者に関して、播磨屋の芸風は?当たり役は?歌舞伎普及の活動など、舞台以外での活動に関してもお聞き出来ればと思います。
決してミーハーな興味でお聞きするのではなく、あくまでも初心者が歌舞伎を楽しむ際に、参考になる情報で、吉右衛門さんという役者を一緒に学びましょう。
勿論、その後観劇する作品に関してもお聞きしますので、吉右衛門さんという役者を知った上で歌舞伎を楽しめます。特に今回は「新歌舞伎」と言われる狂言(作品)です。その何たるかの基本もお聞きしましょう。
歌舞伎鑑賞の時間はご自由にお過ごしください。お一人でも、お仲間と一緒でも、楽しく、自由に劇場内を楽しんで下さい。(開幕前に名刺交換しておいた方が良いかもしれません。)
終演後は再び岡野さんを囲み、「何でも質問会」です。事前解説で聞いた事を実際の舞台を見たらどうだったのか、これは聞くと見るは大違い、なのです。吉右衛門さんの芝居に対する感想を言い合うのも良いですね。
歌舞伎を見た直後の何でも質問する時間はいつも大好評、自分に近い感想を持つ方もいれば、全く別の観点で観た方、いろんな方が居ることにまた驚かれると思います。
いづれにせよ、同じ作品を見た方は共通の話題があり、不思議な連帯感で、観終わった方同士が交流できます。講師の方、他の参加者と仲良くなる時間でもあります。
事前セミナー、本公演観劇、直後の何でも質問会、の3本立て、そして・・・希望の方は岡野さんを囲んだ飲み会です。自由参加、別会費ですが、お酒が入ると・・・また違うのです。
お互いに弁舌爽やかになり、一気に仲良くなります。初対面の方が旧知の間柄のようになりますので、お一人で参加されても全く問題ありません。
これが実はギリークラブという交流会なのです。周囲に同好者がいないと、気になっても体験できないですが、ちょっとだけ勇気を出して着て頂くと、仲間がすぐに出来ます。そのお手伝いを渡辺夫婦でさせて頂いています。
どうぞ気楽に、気軽にお出かけ下さい。奮ってのご参加お待ちしています。
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<今回鑑賞作品:公演チラシより>
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本年の棹尾を飾る12月歌舞伎公演では、近代の歌舞伎が生んだ歴史劇や舞踏劇の名品--<新歌舞伎>の傑作をお送りします。
歴史や伝説の出来事を題材に、現代人にも通じる人間の性格・心理を鮮やかに盛り込んだ新歌舞伎作品。そこには古典歌舞伎の技法が、台詞・演出を通じて見事に生かされています。
今回は、歌舞伎の歴史に偉大な足跡を刻んだ文学者--坪内逍遥、岡本綺堂、真山青果が残した珠玉の名作をご覧いただきます。
●頼朝の死(よりとものし) 一幕二場
真山青果=作
真山美保=演出
織田音也=美術 中嶋正留=美術
第一場 法華堂の門前の場
第二場 将軍家御館の場
謎に包まれた源頼朝の死の原因に迫る、若き将軍頼家らの姿を描く歴史劇です。
鎌倉幕府二代将軍頼家は、父頼朝の死の秘密を知ろうとして、家来畠山重保と侍女小周防を激しく問い詰めます。その頼家の前に、秘密の扉は開けさせぬと立ちはだかる母・尼御台政子。熱い情感にあふれたこの台詞劇を、青果劇に高い評価を得てきた吉右衛門が二十四年ぶりに頼家を、同じ青果劇を得意とする富十郎が尼御台政子を勤めるのをはじめ、歌六の大江広元、芝雀の小周防、歌昇の重保らが、さらに舞台を盛り立てます。
●「一休禅師」(いっきゅうぜんじ)
坪内逍遥=作
国立劇場文芸課=補綴
長唄囃子連中
藤間勘祖=振付
国立劇場美術係=美術
一休禅師が遊女地獄太夫と問答をしたという伝説を舞踊化した作品で、歌舞伎では久々の上演です。
黒染の衣を身にまとった一休禅師と華やかな容姿の地獄太夫が、この世の夢と真実をめぐって、軽妙に艶っぽく問答する様が舞台一杯に広がります。機知に富むトンチや世間を批判した風狂で知られる一休さんとはまた一味違う、酸いも甘いもかみ分けた名僧の境地を、富十郎が円転自在に踊り、魁春があでやかに相手を勤める楽しみな一幕です。
●「修禅寺物語」(しゅぜんじものがたり) 一幕三場
岡本綺堂=作
天桜=監修
国立劇場美術係=美術
第一場 伊豆修禅寺夜叉王住家の場
第二場 桂川のほとり、虎渓橋のたもとの場
第三場 もとの夜叉王住家の場
面作師夜叉王の芸術家魂と、若い男女の恋を歌い上げた新歌舞伎の代表作の一つです。
修善寺村(現在の修善寺)の夜叉王は、この地に流されている将軍頼家の顔を写した面を作りますが、何度彫り直しても死相があらわれ、どうしても生きた面が彫れません。しかし程なく頼家は、鎌倉方の夜討ちにより、束の間心を通わせた夜叉王の娘桂共々落命し、夜叉王は自らの腕のたしかさに自信を得るのでした。夜叉王を当たり役としてきた富十郎の監修のもと、吉右衛門が気迫を込めて夜叉王に初役で挑み、段四郎の春彦、芝雀の桂、錦之助の頼家という充実した配役陣による待望の上演です。
●今回の公演サイト
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/2840.html
(出演)
中 村 吉右衛門
市 川 段 四 郎
中 村 芝 雀
中 村 錦 之 助
中 村 松 江
大 谷 桂 三
中 村 種 太 郎
渡 邊 愛 子
中 村 吉 之 丞
澤 村 由 次 郎
市 川 高 麗 蔵
中 村 歌 昇
中 村 歌 六
中 村 魁 春
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中 村 富 十 郎 ほか
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<参考サイト>
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●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●伝統歌舞伎保存会
http://www.kabuki.or.jp/
●歌舞伎・演劇
http://www.shochiku.co.jp/play/index.html
●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●歌舞伎座
http://www.kabuki-za.co.jp/
●日本俳優協会
http://www.actors.or.jp/index2.html
●中村吉右衛門 (2代目)
http://ja.wikipedia.org
http://www.kabuki.ne.jp/meikan/members/actors/a0150_kitiemon.html
http://makuai.my.land.to/site/kichiemon.htm
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<実施概要>
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●中村吉右衛門を知り、歌舞伎鑑賞
〜「頼朝の死」「一休禅師」「修善寺物語」〜
●日時 12月19日(土)
09:45 受付開始
10:00 歌舞伎レクチャー「中村吉右衛門を知る」
11:00 劇場へ移動
11:30 歌舞伎開幕
16:00 終演 〜 何でも質問茶話会
17:00 終了 その後希望者は岡野さんを囲む交流会(自由参加)
20:00 最終終了の予定
※交流会場は未定、人数によって決めたいと思います。
●会費 ギリークラブ会員 12,000円 ビジター 14,000円
(チケット代、プログラム代、資料代、謝礼分担金他)
●講師:岡野 豪氏(国立劇場 芸能部文藝室主任)
●募集人数:20名 (お早めにお申込み下さい)
●会場 国立劇場大劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access
●応募締め切り:11月30日(月)
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
●観賞作品:「頼朝の死」「一休禅師」「修善寺物語」
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