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セミナーご案内

貴重映像 「伊勢型紙」鑑賞&交流
 〜「日本文化の源流」を観て“手間”を考える〜

セミナーご案内

「貴重映像を見て、どう活かすか」の会が進んでいますが、映像のプロから話を聞ける会は本当に勉強になりますし、それぞれご覧になった方の感想を聞けるもの貴重です。

前回は「人形浄瑠璃」と「人形師」がテーマでしたので、何か更に楽しい事と思い、人形町で「人形焼」を買ってきました。
・なぜ人形町というのか
・人形焼きはどんなルーツか、デザインは?
・ルーツとなる大阪の釣鐘まんじゅう、初めて認識
などなど、映像テーマの会が更に楽しく美味しい時間になりました。

次は「江戸小紋と伊勢型紙」と「民芸とともに五十年」予定でしたが、ご一緒している村山氏から、別の貴重映像の存在を教えて貰っので、折角なので伊勢型紙に特化しそれも観せて頂き、日程も若干変更です。

30分の『伊勢型紙』、ここに2分半のダイジェスト版があります。
https://sakuraeiga.com/works/7259/
続いて既予定の「江戸小紋と伊勢型紙」、そして何と伊勢型紙現物も見ます。映像ではわからない凄い技術をご自身の目、手で確認してください。

貴重な映像があるからこその展開ですが、伝統技能の結晶を観察し制作者の方と共に語り合いましょう。次にどう活かすか、誰に見て貰い共に考えるか、をです。ご興味ある方ぜひお出かけください。

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<参考サイト>


◆参考(DVD本体にある解説文)
「江戸小紋と伊勢型紙」
着物の地には織、染、刺繍など、いろいろの種類があり、機械で織ったり染めたりするものの一方、隅々まで人の手で作られ、独特の個性と味わいを出し続けるものがある。
型紙を用いて文様を染めていく片染めの1種、江戸小紋は、後者の代表的な一例と言っても良い。
江戸時代にかみしもの地紋として発達し、繊細な味わいを持つ江戸小紋は、三重県鈴鹿市、白子の港で作る伊勢型紙を用いて作る。
東京での染め、伊勢での型紙彫りの技術を、文化財の技術指定を受けた人々の仕事場で見、その苦心や悩み等も聞きつつ、交流の深さを知る。

◆「伊勢型紙のチラシ
とても興味深く参考になる内容が書いてあります。
ご参加者の方に事前にPDFでお送りします。

◆今後の実施日及び鑑賞演目(予定)
9月10日 「有田の陶工たち」と「輪島塗」
10月8日 「盆栽」と「花まつり」
11月12日 「結城紬」と「黄八丈」

下記に全収録内容を記しますので、ご希望作品があればご連絡下さい。
ご予約もお受けします。奮ってのご参加お待ちしています。

**********************************
◆参考 「日本文化の源流」年輪の秘密 シリーズの輝き、1959年(昭和34年)〜1960年(昭和35年)、フジテレビにて放送
週一回 全52本 提供 日本鋼管
製作:小口禎三 企画:羽仁進/犬伏英之/吉原順平

◆羽仁進、土本典昭演出の作品収録!
《収録内容》
1 【風流】
 「糸あやつり」「三味線師」「阿波の人形浄瑠璃」「花火」「バイオリンをつくる」
2 【遊び心/楽しむ】
 「寄席の人々」「盆栽」「将棋の駒」「鷹匠」「調教師~競馬馬をつくる人」
3 【美を支える技】
 「歌舞伎の小道具」「かつら」「ガラス細工」「筆と墨」「埴輪の復元」
4 【手仕事】
 「結城紬」「久留米かすり」「黄八丈」「江戸小紋と伊勢型紙」「浮世絵の復刻」
5 【伝統工芸】
 「七宝をつくる人々」「有田の陶工たち」「博多人形」「輪島塗」「南部鉄びん」
6 【地域と文化】
 「出雲かぶら」「花まつり」「黒島の踊り」「小河内の獅子舞」「京のたべもの」
7 【地域と暮らし】
 「伝統に生きる町〜金沢〜」「鹿児島~〜人と風土〜」「水引の町」「あまのしごと」「津軽のいたこ」
8 【匠の世界】
 「寺大工」「刀鍛冶」「御神輿師」「人形師」「剥製」
9 【究極のわざ】
 「筆跡鑑定家」「にせ金研究家」「板前」「杜氏」 「行司」
10 【ひとすじの道】
 「野山を歩いて七十年」「民芸とともに五十年」「鳶」「漢方医」「禅の修行」

番組の骨子は、日本古来の芸術、芸能、技能、宗教、習俗等、主として伝統文化の世界に題材を取り、各分野において、あるいは客行を浴びつつ、あるいは市井で黙々と活動を推し進めている、言わば、その文化を代表するような人々の技術と人間性、人間味を見つめていくものと考えられた。ドキュメンタリー形式で、例えば、各地に伝承されている名人芸や職人芸といったものを紹介する。同時に、その背景にある伝統、風土、暮らし等々にも、きめ細かく目を向けていくことが、シリーズ全体を通して大切と論じられた。

企画スタッフは、羽仁進、犬伏英之、吉原順平の3人で、ともに、加わった時期の違いこそあれ、1950 (昭和25)年から58 (同33)年までの岩波写真文庫の刊行に携わった人たちである。写真文庫の仕事で得た、知識、情報、人のつながりが、この「年輪の秘密」シリーズで大変役立ったと言う。また、写真文庫が終わりになろうと言う時期に、このような企画が模索されていたと言う話も伝わっている。製作費の関係から、スタッフは極度に絞り、原則として演出、撮影、撮影助手の3人。この方式は後の「生きものばんざい」シリーズとも同じである。
社外から、1906 (明治39)年生まれの樋口源一郎といったベテランも演出に一役買ったが、岩波映画としては、このシリーズを自社育ちの若手層が活躍できる場に活かそうと考えたようだ。製作の記録によれば、演出の土本典昭、土屋信篤、秋山衿一、撮影の金宇満司、清水一彦が、ここで“一本”の演出家、カメラマンとして一歩を踏み出した。この人たちのその後からも、〈岩波映画学校〉と世に言われた土壌の一端が知れる。

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実施概要

貴重映像 「伊勢型紙」鑑賞&交流
 〜「日本文化の源流」を観て“手間”を考える〜
日時 8月18日(月)17:00 〜19:00
 オプション 19:00〜20:00 交流食事会(参加自由・別会費)
会場 記録映画保存センター
 千代田区九段南4-6-13 ニュー九段マンション702
解説 村山英世氏(記録映画保存センター事務局長)
山内隆治氏(資料映像バンク 代表)
参加費 正会員:3,000円 ビジター登録者:5,000円 
募集人数 :8名募集 (正会員優先 先着順)
※〆切後でも席があれば参加出来ます
〆切 7月31日(木)

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