文楽鑑賞&高木秀樹氏の解説会付
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<ご報告>
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<ご案内>
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2月の文楽鑑賞会は、14日に観劇と竹本住大夫師匠の話を聞きますが、第一部、第三部も素晴らしい作品であり、完売必至です。
これはチケットを斡旋させて頂こうと思っていましたが、12月に実施した高木秀樹氏のセミナーがあまりに好評で、アンコール希望が殺到しまして、このように考えました。
1部を見る方、3部をご覧になる方、それぞれが終演後、もしくは観賞前にセミナーをお受けになれます。ご自身がご覧になる以外の演目の話も聞けますし、何と言っても高木さんに文楽の事を何でも聞ける場です。
場合によっては、翌週第二部をご覧になる方も、そんな話もちょっとして頂けるかとも思います。新しい試みですが、多分分かりやすい観賞会になると思っています。
常に超初心者の視点で企画している和・倶楽部の会、どんな質問もOK,恥ずかしい事などはありません。皆で聞いてしまい、楽しまなくては損です。そんな会でありたいと思っています。
今回文楽デビューの方も、ベテラン観賞者の方も、皆さんにとって面白く、無視できない、そんな場になります。
古典作品はストーリーが分かっていても、芸の技術、芸の深さを味わって楽しめる芸能ですし、太夫や三味線弾き、人形遣いの技量を堪能できます。
どうぞ奮ってのご参加お待ちしています。作品の解説は下記に記します。
渡辺の持論は「日本文化をビジネスに活かす」です。文楽をはじめ、歌舞伎や狂言などの芸能は勿論楽しむものですが、ビジネスマンがこれらを理解した上で、自らの武器として、教養として身につける意味を知って欲しいと思います。
ビジネス最前線にいらっしゃる方も、この機会に文楽デビューをして頂きたいと思います。何回かの実体験で、日本の素晴らしさを認識し、次にビジネスへどう活用できるか、ご検討ください。
目をそらさないで一回ご覧になってください。真の国際化とは自分の国を知る事です。そんなことをお考えの方も、奮ってご参加下さい。
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<参考>文楽を知るためのサイト
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●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●国立文楽劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/index.html
●曽根崎心中 ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org
●文楽協会
http://www.bunraku.or.jp/japanese.html
●人形浄瑠璃 文楽
http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/index.html
●文楽への誘い
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/bunraku/jp/
●文化デジタルライブラリー(文楽)
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●BUNRAKU MOJIHISADAYU'sPAGE(竹本文字久大夫)
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bunraku/c1.htm
●Sakiho.Com(豊竹咲浦大夫)
http://www.sakiho.com/Japanese/
●あやつられ文楽鑑賞(三浦しをんさんのエッセー)
http://www.poplarbeech.com/bunraku/bunraku_040501.html
●関西の伝統芸能の歴史 人形浄瑠璃の歴史と特色
http://www.kippo.or.jp/culture/geinou/rekishi/joruri/main.html
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<< 今回鑑賞作品 国立劇場パンフより >>
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◆第一部
『花競四季寿』(はなくらべしきのことぶき)
万才・海女・関寺小町・鷺娘
春の京都の街を大和万才が繁栄と長寿を寿いで練り歩く「万才」、恋する海女と蛸のやりとりをユーモラスに描く「海女」、うら寂しい逢坂の関で、往年の栄華を」忍ぶ老境の小野小町の姿を映す幽玄な「関寺小町」、降りしきる雪の中で鷺の化身が春へと思いを巡らせる「鷺娘」、優艶な名曲に乗せて、四季の風景を描きます。
『嬢景清八嶋日記』(むすめかげきよやしまにっき)
花菱屋の段
日向嶋の段
日向の海岸で主人・平重盛の位牌に手を合わせる悪七兵衛景清。昔の面影もなく、今では変わり果てた姿をさらしています。そこに父を尋ねて娘・糸滝がやってきますが、景清は名乗る事もできず、父は昨年餓死したと言い放ちます。しかし、里人から真実を知らされすがりつく糸滝に、現世への思いを断ったはずの景清も、見えぬ眼を無理にあけて泣き叫ぶのでした。
景清の武士の意地と、娘を前にして一人の父に立ち返る姿を描いた時代物の大曲です。
◆第三部
『曾根崎心中』(そねざきしんじゅう)
生玉社前の段
天満屋の段
天神森の段
近松門左衛門の世話物の第一作目で、心中物というジャンルを作る契機になった作品です。長らく上演が途絶えていましたが、昭和30年に野澤松之輔の手によって復活され、現在では文楽屈指の人気演目となっています。
主人に返す銀を九平次に騙し取られてしまった平野屋の手代・徳兵衛。馴染の天満屋の遊女・お初のもとへ忍んで来た徳兵衛を、お初は縁の下に招き入れます。主人への義理も果たせず、世間への信用も失った徳兵衛がお初の足首を取って喉笛にあて、死の覚悟を伝えます。あの世で一緒になることを誓い合った二人の死出の道行が「この世のなごり 世の名残・・」と近松の名調子で美しく描かれます。
<参考>その道行の本文です。
この世の名残り、夜も名残り。死に行く身をたとふればあだしが原の道の霜。一足づつに消えて行く夢の夢こそ哀れなれ。あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め。寂滅為楽と響くなり。鐘ばかりかは、草も木も空も名残りと見上ぐれば、雲心なき水の面、北斗は冴えて影うつる星の妹背の天の河。梅田の橋を鵲の橋と契りていつまでも、われとそなたは女夫星。必ず添ふとすがり寄り、二人がなかに降る涙、川の水嵩も勝るべし。
目で追って読むだけでなく、口に出して読んでみると、その名調子が分かります。なるほどな、という感じです。
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<実施概要>
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●文楽鑑賞&高木秀樹氏の解説会付
●日時:2月7日(日)
<第1部観劇の方>
11:00 文楽公演鑑賞
●当日観劇作品
花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)
万才・海女・関寺小町・鷺娘
嬢景清八嶋日記(むすめかげきよやしまにっき)
花菱屋の段
日向嶋の段
14:10 終演
15:00 高木秀樹氏の解説会(伝統芸能情報館)
16:00 終了・解散
<第3部観劇の方>
15:00 高木秀樹氏の解説会(伝統芸能情報館)
16:00 終了 一旦自由行動
18:30 文楽公演鑑賞
●当日観劇作品
曾根崎心中(そねざきしんじゅう)
生玉社前の段
天満屋の段
天神森の段
20:30 終演・解散
●ゲスト:高木秀樹氏(イヤホンガイド解説者)
文楽研究家。文楽・歌舞伎の同時解説放送、イヤホンガイド解説者。日本舞踊や歌舞伎公演などの制作にも携わる。NHK教育テレビ『文楽鑑賞入門』講師。歌舞伎・文楽の劇場中継、副音声解説担当
●会場
・文楽公演:国立劇場小劇場(半蔵門)
・文楽解説&何でも質問会:伝統芸能情報館(国立劇場裏)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access
●会費(1部、3部とも同料金)
・ギリークラブ会員、9,500円 ビジター11,500円
※会費に含まれるもの。
(観劇チケット、プログラム、セミナー謝礼分担金)
・1部と3部、両方ご覧の方は割引させて頂きます。
●募集人数:各20名
(準備したチケットが20枚という事です)
●〆切り 12月25日
・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。
・キャンセル待ちもできます。
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