ギリークラブ チャリティパーティー“何も残さない”
〜飲み尽くし、食べ尽くして、アフリカの子供達に給食を〜
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<ご報告>
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何も残さないパーティ、第三回目でした。
詳しくは工藤史歩さんのレポートをお読みください。
今回も70,000円という少額ですが、チャリティが出来ました。それも嬉しいのですが、皆さんが気持ちを一つにして「何も残さない」事に努力して頂いた事は、その後の行動にいささかなりとも影響があると思う事です。
テーブルフォーツーの小暮事務局長からこんなコメントを頂戴しています。「平素より大変お世話になっております。先日のパーティーではご準備から当日の進行まで大変お世話になり、誠にありがとうございました。ご参加いただきました皆様から、当日、大変勇気づけられるお言葉を頂き感激いたしました。渡辺様、山本様のコメントにも大変感銘を受けました。皆様の温かいお気持ちをアフリカの子どもたちに届けられるよう、これからも精進していく所存です。これからもご指導の程宜しくお願い申し上げます。」
このパーティーをきっかけに、チャリティボランティア活動を始められた方もいらっしゃったりと、この会の影響力と発展の可能性に意を強くした次第です。これは決してお金持ちが普段より美味しいものを食べている贅沢な会ではありませんし、美味しいものとは何か、美味しく物を食べるとはどういう事なのか、を考える場としてとても貴重だと思います。
海老原ファームの海老原さんはじめ、栃木の生産者の方が5名もいらして、料理をこのように消費者が味わって食べている姿に驚かれて帰りました。我々も生産者の方が一生懸命作った農作物をおろそかに出来ないと改めて思った次第です。なお、今回ご参加頂けなかったのですが、下記にあるようにいちごを沢山使いましたが、そのいちごを協賛して頂いた、栃木のいちご生産者、鈴木和夫様に心より感謝します。
(渡辺幸裕)
2009年に始まったギリークラブのチャリティパーティ「何も残さない〜飲み尽くし、食べ尽くして、アフリカの子供達に給食を〜」。その第3回目が第1回目と同じくキハチ銀座本店で開催されました。
コンセプトの提唱者は、料理評論家の山本益博さんです。繰り返しになりますが「自然の恵みである食材のありがたさ、自然を相手に取り組む生産者の苦労、食材=命を預かる調理人の努力。私たちが毎日当たり前のように食べている「料理」と、そこに至るまでの道のりに敬意を払おう」というものです。
第3回目となる今回はさらに一歩進み「消費者が手にとらないために市場に出られなかった完熟いちごから見えるもの」について考えます。
冒頭の挨拶で、山本益博さんはこう話しました。
「ローマの街角でいちごの香りに誘われて歩を進めると、そこには市場がありました。平台には真っ赤に完熟したいちごが、春を告げる甘い香りをいっぱいに放っています。完熟いちごだから、多少潰れてジュースの出ているものもあるのですが、売り手も食べ手もそんなことは気にしない。売り手はいちごをざくざくとスコップですくって紙袋に入れ、食べ手はそれを自宅で食べる。
そんなローマのいちごは昔ながらの甘くて酸っぱいものです。我々が子どもの頃、砂糖と牛乳をかけておやつに食べた酸味と甘味のバランスがいいダナーのようないちごです。今のいちごは、食べ手の需要に応えてただ甘いだけになってしまいました。こんなことを続けていると味覚が狂いそうで心配です。
それに見た目はきれいにパッケージされた日本のいちごは、摘み取るときに一度触り、パックに並べるためにもう一度触るのだから、かえって痛みが早まる気がします。潰れないようにまだ身が固いうちに摘み、見た目だけ完熟させたいちごが本物のいちごでしょうか。
生産者がそんなことをするのは我々買い手が少しでも規格外のものは購入しないからです。生産者は暑くても寒くても一年中毎日畑に立ち、作り手はそれをどう調理するかに真剣に取り組んでいます。
まずは我々食べ手から、意識を変えていきましょう」。
また、山本家の「何も残さない食卓」の一例も披露されました。
山本家では香りと味がよい加熱していない生の醤油を使っていますが、これはとても高価(900ml 1260円)です。けれども山本家ではお刺身やのりを食べるたび、豆皿に少しずつ醤油を注ぎ、足りなければそのたびに注ぎ足します。益博さんご自身だけでなく、娘さんも醤油一滴さえ残すことはないそうです。
一方普通の家庭では、スーパーで買ったお手頃な醤油をトポトポと豆皿に注ぎ、余れば流してしまうのではないでしょうか。料理店でも使い切れないほどたっぷりと醤油を注ぎ、客が残せばそのまま流してしまう場面をよく目にします。
「どちらが食材を大切にしていて、そのうえ経済的でもあるか」と山本益博さんは言います。
さて、会の主旨は真剣にいまの時代を見つめ直すものですが、とはいえそこは「ものをおいしく楽しく食べる」のが信条の山本益博さんと、人をつなぎ楽しい時間を提供することが本懐のギリークラブのコラボレート。「食物が成仏するよう、心してしっかり味わいたい」という生粋の食いしん坊たちが30名以上も集まりました。「初対面の人とも話が弾むし、パーティ全体に流れる空気があまりにも気持ちよくて」とリピーターの姿も目立ちます。
また、このパーティは収益を「TABLE FOR TWO(テーブルフォートゥー)」に寄付するチャリティーパーティでもあります。日本発のテーブルフォートゥーは、飽食の国・日本から飢餓の国を助けるひとつの方法として、独自の活動を展開しています。
活動の中心は、日本の企業の社員食堂にカロリー控えめの「テーブルフォートゥー・メニュー」を導入し、1食あたり20円の売り上げを寄付金に充てるというものです。現在250社がこの活動に賛同しています。また、レストランやカフェで賛同するところや、今年秋にはコンビニでも商品が登場し、わたしたちもより身近なところで気軽に寄付できそうです。
代表の小暮真久氏によると、20円の寄付でアフリカの子どもにお皿いっぱいの給食1食がわたり、テーブルフォートゥーはこれまでに250万食を提供してきたそうです。
このパーティでは唯一つ、「何も残さず、食べ尽くし、飲み尽くす」のがルール。さあ、いよいよパーティの始まりです。
それではキハチ銀座本店総料理長の鈴木眞雄氏による怒濤の全14品をどうぞ。
1 ウェルカムドリンク/完熟いちごのジュース
クープグラスに入っているのは完熟いちごをバーミックスで砕いただけの贅沢な100%ストレートジュース。「もっと回した方が口当たりがなめらかでは」「いや食感がいいのであえてこの大きさに」。益博さんと鈴木シェフの熱い意見交換もありました。グラスに残ってくっついたいちごも、牛乳か白ワインで洗い流して飲むという徹底ぶりです。
2 えびベジ(海老原ファームの野菜)のバーニャカウダ
葉つきにんじん、葉つきのカブ、紫キャベツ、チコリなどをクリーミーなバーニャカウダ・ソースにつけていただきます。「バーニャカウダ」は「温かいお風呂」の意味。「野菜をお風呂に入れてあげるんです」と益博さん。
3 えびベジのグリーンサラダ
春のきざしを感じさせるこの季節にふさわしい、みずみずしい青菜のサラダです。大ぶりにざっくり切った3種のレタス(グリーンリーフ、フリンジンググリーン、リーフレタス)と春菊、ルッコラ、赤カラシミズナなどがさくっと和えられ、しゃくしゃくした歯ごたえを楽しめます。
4 くず粉でつくった揚げたてカニコロッケ
牛乳をくず粉でつないだベシャメルソースをまとめたコロッケ。鈴木シェフ自らがゲストの目の前で揚げた揚げたてアツアツをトマトソースで食べます。「料理はできたてを熱いうちに。遠慮してる場合じゃありませんよ」という益博さんの声に、ゲストは品良くもすばやく料理を取っていきます。
5 海援鯛のカルパッチョ
6 小エビと黄金柑のマリネ
このふたつは、現在、熊谷喜八シェフが取り組んでいる「高知の食材を使ったメニュー」から。「海援鯛」は養殖のタイですが、天然ものに勝るとも劣らない品質を誇る高知のブランド魚です。
7 冬ネギのクレムブリュレ 白子のポワレ乗せ
ゲストの目の前で白子をポワレする鈴木シェフ。焼き立ての白子は外側はカリッと香ばしいのですが、一度歯を立てると中からねっとりとろりとした白子がとろけ出します。
さあ、いよいよ料理も後半戦です。
実はこの日、中央のデーブルに完熟いちごがディスプレイされていました。もちろんこれも食べて構わないのですが、「いちごはおなかに溜まるから、最初からいちごを食べると料理を食べられなくなりますよ」と益博さんは心配していたのです。が、大ぶりのガラス鉢にこんもり盛られたいちごは、この時点で姿を消していました。
また、本日はパーティの主旨にのっとり「マイ箸持参」をお願いしていました。この頃になると参加者同士が打ち解け、それぞれ自分のお気に入り「マイ箸」の自慢が始まっています。
和ごころで、季節を先取りした「桜」の美しい箸をお持ちの女性がいたかと思えば、会社の引き出しの奥深くに埋もれていたマイ箸を久しぶりに引っ張り出したという男性も。
8 牛肉と彩り野菜のサラダ
ブロッコリ、カリフラワー、姫にんじん、うど、スナップえんどう、アスパラガスがたっぷり付け合わされています。
9 伊達鶏のスパイスなべ
エリンギ、タモギダケ、えのき、白しめじ、さつまいも、せり、小松菜とたっぷりの野菜を豆板醤と山椒の利いた中華風スープで煮込み、伊達鶏を泳がせて春雨を加えた本日の一番人気メニュー。好みで生玉子にくぐらせ、豆板醤とあさつきを散らします。
10 海援鯛の香草蒸し煮
セミドライトマトと香草、ホウレン草のみじん切りとタイにオリーブオイルをたっぷりかけ、蒸し煮にしたコクのある一品。
11 南昌豚の塩竈焼き
そろそろ終盤に差しかかるところで、またもやサプライズ料理の登場です。ブッフェ・パーティとは思えない料理の登場にゲストから歓声が上がりました。
12 ひとくちウニご飯
俵型に握ったひとくち大のご飯に生ウニを乗せ、海苔の代わりにベーコンで巻いてオーブンで焼いた創作ご飯。洋風なのに日本酒が恋しくなる乙な味です。
13 いちごとホタテとクラゲの冷製パスタ
ムッシュ・キハチの真骨頂とも言える無国籍創作料理。冷水で引き締めたパスタにトマトジュース、バルサミコ酢、ごま油、醤油を合わせたソースを絡めます。隠し味はタバスコ。みなさんおわかりになりましたでしょうか・・・・・・?
14 つくりたてのいちごのソルベ
1品目のジュースは何も加えないフレッシュな味ですが、こちらはギリギリ最低限だけブランデーと砂糖を加えた大人の味。今宵のテーマにふさわしくいちごから始まりいちごに終わるデザートです。
・・・・・・と、ここでまだ終わりではありません。ここからサプライズでスイーツの数々が。
クレムブリュレ
オエンジのブランデーとチョコレートのケーキ
水晶文旦のムース
いちごのムース
白ごまのブランマンジェ
抹茶、マスカルポーネ、餡のミルフィーユ
ラフィネ(チーズ)のタルト
見た目も華やかなケーキの数々に、思わず「何個食べていいのですか」と聞く女性も。最後まで和やかな空気のうちにパーティは終わりにました。
ちなみに前回は17品を用意してくださった鈴木シェフ。「料理を減らしてほしいとは珍しいお客さんです」と渾身の14品を用意してくださいました。
この日はキハチ銀座本店は通常営業しています。それなのにひと品ずつ作りたてを出してくれ、メニューによっては総料理長自身がこちらのパーティに出ずっぱりですから、厨房の大変さは推して知るべし、です。「正直言って、厨房の都合だけを考えれば、それは宴会場には作り置きを出す方がラクです」と鈴木シェフ。「けれども、これだけ熱意に溢れて食べることを楽しんでいただき、何も残さず気持ちよく召し上がっていただけるのは料理人冥利に尽きること。やりがいがあり、次回も楽しみです」とおっしゃっていただきました。
実は、山本益博さんは最後までボリュームを心配されていたのです。「何も残さないパーティは、食べ物を大切に残さずいただくことが主旨であって、お腹がいっぱいなのに無理して詰め込むことが目的じゃないんですよ。ゲストに無理をさせないために、次回はもう少し減らしたほうがいいですかね」と山本さん。
いえいえ、ご心配なく。ゲストのみなさんからは「おいしい料理だとするするお腹に入ってしまう」「14品はほどよいボリューム。スイーツまで心おきなく食べ尽くせた」という声ばかりでした。
「みなさんの食への熱意にはまいりました」と益博さんはおっしゃいます。
今回のパーティには、銘酒「獺祭」を醸す酒蔵「旭酒造」の桜井博志社長もいらっしゃっていました。旭酒造がめざすところの最高の日本酒を醸すためには、米を磨くことは避けられないのですが、現在磨き落とした米は、糠として横断歩道の白いシマシマをくっつける糊に使われているそうです。「せっかく農家さんが丹精した酒米だから、できるだけ食べ物に使いたい」と桜井社長。このパーティから新たなプロジェクトが発足しそうです。
ギリークラブでは、基本的に今後も年1回のペースでパーティを開催していく予定ですが、ここから派生する「何も残さない食事会」は、別の企画を考え、気持ちを繋げていきたいと思ってます。
まずは今日の食卓から、「何も残さない」食べ手の輪をつないでいきましょう。
(工藤史歩)
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ギリークラブパーティー“何も残さない”3回目となります。
生産者の方、料理人の方、食べ手の方で席を同じくし、何も残さないパーティーで、美味しいものを食べつくし、食に関していろいろ考え、行動をするきっかけとしましょう。
今回も多くの方が協力していただけます。基本的には今後年1回のペースで開催と予定していますが、ここから派生する「何も残さない食事会」は、別の観点で企画を考え、気持ちを繋げていきたいと思ってます。
今回は「市場に出せない潰れた完熟イチゴ」を考えます。料理を食べつくしながら、こんなテーマを考えましょう。詳細は当日をお楽しみにして下さい。
昨年1月の第一回開催時に書いていただいた、益博さんのアピール文をお読みください。
マスヒロ「料理食べ尽くし」のすすめ
わたしが近年パーティ嫌いになったいちばんの理由は、宴会場での皿に残された山ほどの料理を目の当たりにするようになってからです。
食糧自給率が40パーセントを切りながら、平気で食べ物を捨てています。食材、料理に敬意を払う者は、とてもこんなことは出来ません。
でも、ただ見ているだけでもいけません。そこで、「料理を食べ尽くす会」を考えました。
自分で食べられるものだけ皿にとり、飲める分だけグラスに注ぎ、食べ尽くし、飲み干す。
「美味しいものを食べるのではなく、ものを美味しく食べよう」をモットーに、美味しい料理と飲み物をいただく楽しい会を、皆さんと一緒に開きたいと思います。
2009年1月 山本益博
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益博さんと数年前から、こういう会をしましょうよ、と話していて、昨年1月と9月に実施しました。これも多くの方に協力して頂いての事です。
その時の様子はここにあります。写真と実施レポート、ぜひお読みください。
○09年1月26日
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2009/0126.shtml
○09年9月29日
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2009/0929.shtml
会に参加された伊勢丹の石亀氏が主旨に興味をお持ち頂き、6月のイートパラダイスでの会にも結びつきましたし、その日の様子はここです。
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2009/0629.shtml
キハチさん、ご参加の方、協力して頂いた方、有難うございました。オペレーション、食材ご提供、そして金銭的なご協力、多くの方の善意で収益金を寄付させていただきました。
海老原ファームとニューオータニさんとの出会いもここであり、素晴らしい野菜と料理人が出会い、新しいメニューになり、それがまた食べる人の気持ちを豊かにしています。もちろん、生産者の方の作りがいにも繋がります。
「何も残さない」という主旨を理解して参加される方は、気持ちが良い方ばかり、会の進行に協力して頂けるだけでなく、素晴らしい気持ちの方同士がここで意気投合し何かが起きる、そんな副次的な効果が表れている事を実感しています。
「何も残さない」という大前提には“美味しく”なくてはいけません。益博さん、キハチさんとまたまた美味しいメニューを考えています。普段パーティーではあまり出ないような料理をお出しします。それもとびっきり美味しいキハチの料理です。(過去の会の写真も見て頂き、ご参加者の評価を聞いて下さい)
“作りたての料理”が温かい状態で順番に食べられます。料理卓に乗って時間が経っている、という状態ではありませんし、順番に『〇○ができましたよ!』とアナウンスしますので、出来たての料理を、自分が食べられる量だけお食べ下さい。
飲み物もそうです。グラスには名前を書いて頂き、自分のグラスにあるものは、ワイン、ビール、水、何でも最後は飲み干して頂きます。ここでも何も残さない精神でお願いします。
TABLE FOR TWO(テーブルフォーツー)という活動に、前回同様、この会の収益を寄付させていただきます。サイトに詳細がありますが、飽食の日本から飢餓の国を助ける、一つの方法として、ユニークな活動を続けています。
http://www.tablefor2.org/jp/index_jp.html
ほんの少しの額かもしれませんが、主旨に賛同し、この会に参加して頂いた方のお気持ちを、ギリークラブがまとめて、TABLE FOR TWOにお渡しします。‘美味しく物を食べてチャリティ’の活動でもあります。
そうはいってもパーティーというのは交流の場、とびっきり楽しい会にしたいと思います。楽しめる量だけ美味しいものを頂戴し、参加者同士交流する、そんな時間にしたいと思います。
そして料理だけではありません。楽しい話と素晴らしい人との触れ合いが一番のごちそう。ギリークラブには、各界のキーマンの方が沢山いらっしゃいます。
勿論、過去のゲストの方にもお声掛けします。普段のパーティーとは全く違う会にしたいと思っています。どうぞ奮ってご参加ください。
今回もまた美味しいものを準備してお待ちしています。前回の反省から「マイ箸」をご持参下さい。こういう主旨の会で食べて欲しいとの嬉しい申し出もあります。
地道に続けていけば、いろんな方に来て頂けます。このパーティーで、主旨と楽しさを体験して頂きその方が別の場で「何も残さない」食事会をしていただく、そんな流れに繋がればいいなと思っています。
この日にご参加されない方で、チャリティーにご理解頂ける方は、ぜひ渡辺あてご連絡ください。1000円でも2000円のご寄付でも結構ですし、当日販売して収益を寄付できる物のご提供でも結構です。
少しでも収益金を多くして、アフリカの子供達の給食を増やしたいのです。どうぞご協力をお願いします。
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<以下は前回にも書いた事ですが、再度掲載します>
食べ放題、飲み放題、という形式の影響でしょうか。食べ物を大切にしない、こんな風潮が目につきます。“金を払っているんだから自分の勝手だ”とばかり、披露宴、パーティーで出る残飯の量は大変なものです。
これはお金持ちの話ではありません。社員食堂や庶民の味の店からも、かなりの残飯が出ており、何か基本の考え方が狂ってきたのではと危惧しています。
ケニアの前環境大臣のワンガリ・マータイさんが、“MOTTAINAI”という言葉を評価して広めて頂いたのは嬉しい、でも、本当に我々がそのような事を思い、実行しているか、この掛け声と実態との乖離は、少々寂しいものがあります。
と、嘆いていてもしょうがありせんので行動に移します。益博さんとはいろいろな事を話し、ご一緒していますが、『何も残さないパーティー』を実現化させ、ぜひいろんな方に真似をして頂きたいと思います。
益博さんの「料理食べ尽くし」のすすめ は転載自由です。但し、一字一句を変更しないでください。変えると微妙にニュアンスが変わるからです。
ご自身で会をする時、参加される時に、この話をして下さい。何も残さず、食べ尽くし、飲み尽す事を心がけてください。皆さんでこういう運動を広めていければと願っています。
食材は自然の恵みであり、生産者の苦労の塊りです。素材の味を活かして調理する人(ママや料理人)の努力が分かれば、心から『いただきます』と言わざるを得ない気持になる、坐禅の会でお世話になっている建長寺の永井和尚の言葉です。
そう、そんな人々の苦労を考えたら、食べ残しはできません。これは沢山食べる、飲む、という事ではなく、自分で食べられる量を食べて飲む、という事です。
パーティー会場で時折見かける光景です。自分の皿に料理を沢山盛って、結局食べきれず残してしまう。料理卓は何もなく、各テーブルには食べ残しの皿が・・・大変寂しいことであり、心が痛む事です。
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<参考サイト>
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●テーブルフォーツー
http://www.tablefor2.org/jp/index_jp.html
●キハチ
http://www.kihachi.jp/
●MOTTAINAI もったいない モッタイナイ
http://www.mottainai.info/
●マスヒロジャパン
http://masuhirojp.blog40.fc2.com/
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<実施概要>
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●ギリークラブ チャリティパーティー“何も残さない”
〜飲み尽くし、食べ尽くして、アフリカの子供達に給食を〜
●日時:3月2日(火)
18:30 受付開始
19:00 パーティー開始
21:30 終了
●会場 キハチ銀座本店 3階
中央区銀座2-2-6 TEL 03-3567-6281
http://r.gnavi.co.jp/a077907/map1.htm
●ゲスト:山本益博氏(料理評論家)
●調理:鈴木眞雄氏(キハチ銀座本店 総料理長)
●会費:ギリークラブ会員 13,000円 ビジター15,000円
会の収益をTABLE FOR TWOに寄付いたします。
(前回は丁度100,000円の寄附をさせて頂きました。)
皆様のお気持ちが開発途上国の飢餓対策へ繋がります。
通常の会より、遙かに手間がかかりますが、益博さんもキハチさんも、
もちろんギリークラブもボランティア精神で行います。
●定員:50名 (ギリークラブ会員優先ですが、広くご案内下さい。)
●応募締め切り:2月23日(火)
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