花を愛でる 「バラを知る会」
〜バラの知識を得て、自分でアレンジに挑戦〜
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<ご報告>
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花を愛でる会、以前からやりたかった企画です。
4月に花のセミナー、5月は花市場、6月は花のある場所散策、の会を企画してご案内、その後は皆様のご意向を伺って進めていきたいと思いますが、第一回目のバラのセミナー、本当に素晴らしかったです。工藤史歩さんのレポートです。
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会場の扉を開けたとたん、ふわり。と薔薇の甘い香りに包まれます。
それもそのはず。本日は、ギリークラブの新シリーズの第一回目。「愛すべき花をもっと身近に感じ、花のある素敵な時間を過ごそう」をコンセプトに始まる「気楽に花を知る会」です。
自宅で、オフィスで、お店で、道で。「花のある生活」は、わたしたちの生活に潤いを与えてくれます。人間は、古来から野辺の花を愛し、生活に取り入れてきました。
そんな花との触れ合いを、デジタル時代のいまだから取り戻そうという本シリーズ。第一回目のテーマ花材は、花といえばの「薔薇」です。薔薇の香りに癒されながら、さっそくレクチャーが始まりました。
「みなさんはふだんの生活の中で、花を見たり買う機会はあると思います。このシリーズではそこから一歩進んで、花に触れる楽しみを体験してほしい」と、ケイフローリストの栗原浩之氏。続いて米山友樹氏から、薔薇の歴史についてレクチャーがありました。
薔薇が誕生したのは、人間が誕生するはるか以前、紀元前3500年前と言われているそうです。起源はヒマラヤ山脈といわれていますが、現在もまだ解明されていないそう。
紀元前300〜400年前の化石から、薔薇の花粉が発見され、薔薇は死者を飾るために使われていたことが判明しています。
現在では、薔薇はその姿の美しさゆえ、飾って眺めるための存在ですが、文献によると、西暦300年ごろには香りを嗅ぐための花として使われていました。
現在では、薔薇の種類は何千種類とあり、次々に新しい品種が生まれたりなくなったりしているため、すべての薔薇を把握することは不可能に近いのですが、薔薇をかたちで大きく分けると、「オールド・ローズ」と「モダン・ローズ」に分けられます。
オールド・ローズの特色は、高貴な香りにあります。一時は人気が下火でしたが、最近はまた魅力が見直されています。
一方のモダン・ローズの特色は、美しい色彩にあります。素晴らしい色合いを楽しむ場合、モダン・ローズを選びます。
オールド・ローズとモダン・ローズを分けたのは、1867年のこと。無類の薔薇好きだったナポレオンの妻ジョセフィーヌの希望により、西洋と東洋の薔薇を掛け合わせたはじめての薔薇が誕生し、これ以降の薔薇が「モダン・ローズ」と分類されるようになりました。
米山さんのレクチャーにより、さらに薔薇への関心が高まったところで、いよいよフラワーアレンジメントの実践です。講師は、チーフデザイナーの安藤博文さんです。
まずは安藤さんによるデモンストレーションを、間近で拝見します。バスケットに仕込んだ吸水スポンジに薔薇をさし、間をグリーンで埋めていきます。グリーンを贅沢に使ったアレンジメントは、フランスのガーデンをイメージしたナチュラルさがありながら、洗練された印象です。
こちらを参考に、まずは薔薇選びから。
普通スクールなどでは、薔薇などの高級花材はあまり使わず、用意された最低限の花材以上を使うことはできないのですが、このシリーズは特別です。なんと、スタッフのみなさんが、今日に合わせて咲かせた8種類もの薔薇から、それぞれ好みの薔薇を8本も選べるのです。
かわいらしいバスケットが配られ、いよいよ実践です・・・・・・。が。見るのとやるのでは大違い。安藤先生は、いかにも簡単そうにスッ、スッとさしていましたが、いざやってみると、曲がったり、狙ったところに入らなかったり。できあがった作品は、イメージとはかなり違う仕上がりに。
それでも、薔薇の香りに囲まれて、花をいつくしみながら、大切に活けていく作業は、とても楽しいものでした。また、贅沢にも安藤先生以外にたくさんのスタッフの方がついてくださり、細やかなアドバイスを受けられたので、花に触れるのがまったく初めてというわたしを含め多くの参加者のみなさんも、満足いくアレンジができました。
最後は、薔薇の香りの漂う中で、自分でつくった薔薇のアレンジを眺めながら、ローズティーをいただき、本日のエレガントなギリークラブは終了です。
安藤先生の作品をお手本に、同じ花材を使ったにも関わらず、それぞれの作品はほんとうに千差万別。各々の個性が垣間見えるアレンジメントができあがりました。
花を学ぶこのシリーズは、今後もさらなる展開を予定しています。5月21日には世田谷花市場を訪問して、競りを見学し、仲卸の世田谷花きさんによるレクチャーを聴講します。6月10日には、「花とワインと音楽と」と銘打ったパーティーの第2弾が開催されます。こちらは、日本では数少ない、大人がドレスアップして楽しめる夕べです。さらに6月12日には、新宿御苑で花を愛でるフィールドワークを行います。
今回、唯一残念だったのが、参加者のみなさんが全員女性だったこと。ライフスタイルのクオリティを上げることに関して、男性は女性に及ばないようです。社会の第一線で働く男性こそ、花と触れ合うゆとりを持ちたいものです。
女性はもちろん男性のみなさん、「花なんてわからない」と言わずに、ぜひ一度花に包まれた癒しのひとときを体験してみませんか?
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<ご案内>
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【満員御礼】
ギリークラブの新シリーズがスタートです。といっても気負う訳でもなく、気楽に花を知る会です。
「花のある生活」部屋に、オフィスに、そして店に、道に、、、花は我々の生活に潤いを与えてくれますし、古来から多くの人が野辺の花を愛し、生活に取り入れています。
写真、名画にも多くの花がありますし、花を女性に贈るシーンが有名な映画も思い出します。花が好きな人に悪人は居ないと言います。
軍人の銃口に一輪の花を挿した一人の若者、かなり前にライフ誌に載った写真ですが、大変強烈な印象を受けた事を思い出します。
愛すべき花をもっと身近に感じよう、花のある素敵な時間を過ごそう、という企画です。
ツイッター、メール、SNSも重要ですが、こういう時代だからこそ花を愛す余裕が必要です。そんな人間的な気持ちを持ち続ける場にご案内します。
第一回目の花セミナーは「バラを知る会」です。何千種類もあるというバラ、雑学というか、楽しい物語を聞き、アレンジメントを自分でして、それを持ちかえります。誰かにプレゼントする、というのもいいですね。
少人数で実施して行きますので、会員優先ではありますが、その後も毎月の花を学んで行こうと思います。企画の準備が出来たら別途ご案内します。
企画の最初にこういうプログラムを予定しています。
4月(今回案内)バラセミナー
5月21日 世田谷花市場訪問
(早朝の競り見学&仲卸さんのレクチャー
6月10日 パーティー 「花とワインと音楽と」
6月12日 新宿御苑で花を愛でるフィールドワーク
その後も毎月の花を学ぶ企画を進めて行きます。和花・洋花、いろんな花がありますし、準備する方もわくわくしながら進めています。
写真でも、ネットからも花の綺麗さは伝わりますが、あの香りは生の花から届けてくれるものですし、丁寧に、心をこめて扱わないと可憐な花は可哀想、決してきざではなく、「花を愛し続ける人間」でいたいものです。
「花束を持って歩く姿は美しい」人に対する愛情を持っている人だから・・・
恥ずかしい、、、という人は少ないと思いますが、自分が愛する花を、季節も知った上で選び、心をこめて贈る為に、こんな場があればいいなと思っています。
少人数で恐縮ですが、奮ってのご参加お待ちしています。
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<参考サイト>
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●ケイフローリスト
http://www.kflorist.co.jp
●ばら(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%A9
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<参考:当日使用候補のバラ>
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| アバランチェ
・大輪系
・大輪ブームのはしりとなった豪華な花
・花弁が密に重なり合う、半丸弁高芯咲きの巨大輪で、花色はややグリーンを含む白色!
・オランダ皇太子の結婚式で初めて装飾に使われる。
・それ以来、白薔薇と言えばアバランチェと呼ばれるほどに。
・花径は約10センチから12センチ
・冠婚葬祭どちらでもお使い頂ける品種です。 |
| ショコラ
・高芯剣弁咲きで茶色の代表品種
・名前のイメージ通りロマンティックな色彩
・巻きが強く、咲いても形が崩れない
・花色が一番の特徴でピンクがかった茶色の花色
・ショコラとは、フランス語で「チョコレート」を意味する
・ハイブリット系の大輪バラで花の大きさも5〜8センチと大きい。
・同じ産地から同じ時に入荷しても、色が違うこともある
・また、出荷される季節によっても、色の違いがある。 |
| イブピアッチェ
・カップ咲きで芍薬のような花形
・フリルと切れ込みの入る繊細な花びらを重ねた豪華な花姿
・芳香性もひときわ高い
・パリの博覧会で受賞したイブピアッチェは、世界的に有名な宝石メーカー、PIAGET(ピアジェ)により命名。
・フランスのバラ作りの名門、メイアン一族の代表作です。
・まろやかな形と甘い香り、甘美なピンクが特徴の、気品と華麗さをあわせもつバラの名花です。 |
| ドラマティックレイン
・小さな蕾からクラシカルな大輪へと変化しダマスク・モダンの強い芳香を漂わせる
・赤紫色の花びらはビロードのような上品な光沢もある
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| ザ・プリンス
・イングリッシュローズ
・ロイヤルパープルの花色でカップ状のロゼッタ咲き
・オールドローズの香りがある |
| ブルーミルフィーユ
・ロゼット咲
・大輪系で花持ちが良い
・花名は「ブルー」の花びらを「重ねる」の意味 |
| オークランド
・アプリコットオレンジのグラデーションが きれいな大輪
・「オークランド」という名前の由来はニュージーランドの都市、オークランドにあるフランコローズ(FrankoRoses)というブリーダーで生まれたことから |
| ルミエール
・クリーム系大輪
・「ルミエール」とはフランス語で「光」を意味する |
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<実施概要>
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●花を愛でる 「バラを知る会」
〜バラの知識を得て、自分でアレンジに挑戦〜
●日時:4月20日(火) 16:00〜18:00【満員御礼】
<当日の予定>
15:45 受付開始
16:00 セミナー「薔薇を知る」
16:20 トップデザイナーのデモ
16:40 参加者によるアレンジ制作
17:10 メッセージ制作&撮影
17:30 Q&A 何でも質問会
20:45 交流会
18:00 終了
●会場:青山倶楽部
港区南青山1-3-1 パークアクシス30階
http://aoyama-tower.jp/service/lounge.html
入館方法など詳細はご参加の方にお知らせします。
●ゲスト:
安藤博文氏(株式会社 ケイフローリスト 取締役 チーフデザイナー)
●会費:正会員10,000円 ビジター 12,000円
●参加人数:先着順 5名限定(正会員優先)
●締め切り:4月13日(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
●満員の際にはキャンセル待ちができます。
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