文楽を観た事が無い方が対象です。ここ何年か、「文楽」「文楽」とご案内し、満員御礼ですよ、とアナウンスしていますが、いったいどんなものなんだ?と思っている方が多いようです。
観た事もない芸能に、時間もお金も割けないよ、というお気持ちも分かりますので、今後毎公演毎に、全く観た事の無い方向けの会を実施します。
技芸員の方のセミナーはそれは迫力がありますが、全く知らない方は、その前の素朴な疑問があります。私もそうでしたから良く分かります。
耳学問だけで武装して臨む事はありませんし、芸能は娯楽作品ですから、まずは気楽に楽しんだら良いのですが、そうは言っても分かっておいた方が良い事もあります。
超初心者の方が、より楽しく文楽デビューできるような形式で、国立劇場の方とご一緒にレクチャーを進めたいと思います。
話と写真、資料と映像を使いながら、
「文楽っていったい何?」
「どんな事を楽しめばいいの?」
「人形の楽しみ方は?」
「義太夫節って何?」
「文楽三味線の迫力とは?」
素朴な疑問にもお答えし、お答えできない事は宿題とさせて頂き、分かった時点でご報告する、という進め方です。
興味を持たれたら気軽にお出かけ下さい。
渡辺の持論は「日本文化をビジネスに活かす」です。文楽をはじめ、歌舞伎や狂言などの芸能は勿論楽しむものですが、ビジネスマンがこれらを理解した上で、自らの武器として、教養として身につける意味を知って欲しいと思います。
ビジネス最前線にいらっしゃる方も、この機会に文楽デビューをして頂きたいと思います。何回かの実体験で、日本の素晴らしさを認識し、次にビジネスへどう活用できるか、ご検討ください。
目をそらさないで一回ご覧になってください。真の国際化とは自分の国を知る事です。そんなことをお考えの方も、奮ってご参加下さい。
希望者の観劇作品
「新版歌祭文」(しんぱんうたざいもん)
野崎村の段、油屋の段、蔵場の段
「団子売」(だんごうり)
人間国宝・竹本住大夫師匠の義太夫が聴けます。こちらもお楽しみにお待ち下さい。
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