<GILLIE>株式会社ギリー
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桐竹勘十郎氏の人形セミナー&文楽公演鑑賞

<ご案内>

東京の文楽公演、連日満員御礼が続いています。

もう少し東京公演の回数を増やして欲しいものですが、文楽の技芸員の方達はほとんどが大阪住まい、人形の首(かしら)や衣装、床山、小道具など、裏方さん達の本拠地も大阪です。

渡辺はやはり年4回ある大阪公演も欠かさず観劇、いろんな技芸員の方との交友を深めさせて頂いてます。

東京での観劇とは異なる環境で、別の楽しみ方があり、できれば大阪でも実施出来ればと思うのですが、まあ、これはしょうがないです。

年に4回ある東京公演で、しっかり楽しみましょう。という事で、5月は人気者桐竹勘十郎さんの人形セミナー、間近で人形を見られ、勘十郎さんと会えるチャンスです。

今回は「江戸検定合格者」の方と合同で実施しますので、内容はいつにも増して超初心者向けですが、勘十郎さんの人形セミナーは本当に素晴らしいです。

基本はいつでも、どんなに観込んでも大切です。以後の観劇が本当に興味深くなりますし、その日もセミナー後には勘十郎さんの遣う「雪姫」です。

この「雪姫」は「三姫(さんひめ)」の1人です。ちなみに三姫のあとの二人は、『鎌倉三代記(かまくらさんだいき)』の時姫(ときひめ)、『本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)』の八重垣姫(やえがきひめ)これは歌舞伎の女方俳優の方にとっても大役なのです。

その「雪姫」を今回、名人勘十郎さんが遣います。一昨年大阪で観劇しましたが、素晴らしい作品、その時「雪姫」は和生さんが遣いましたが、勘十郎さんの雪姫はどうであろうか、楽しみです。

雪姫が爪先で桜の花びらを集めて鼠を描く場面、詳しくは書きませんけど、ここが大注目です。ご本人のセミナー直後に芸を観る、これは貴重です。

そんな素晴らしい時間をご一緒できればとご案内します。奮ってのご参加お待ちしています。

渡辺の持論は「日本文化をビジネスに活かす」です。文楽をはじめ、歌舞伎や狂言などの芸能は勿論楽しむものですが、ビジネスマンがこれらを理解した上で、自らの武器として、教養として身につける意味を知って欲しいと思います。

ビジネス最前線にいらっしゃる方も、この機会に文楽デビューをして頂きたいと思います。何回かの実体験で、日本の素晴らしさを認識し、次にビジネスへどう活用できるか、ご検討ください。

目をそらさないで一回ご覧になってください。真の国際化とは自分の国を知る事です。そんなことをお考えの方も、奮ってご参加下さい。

なお、この日はセミナーと第一部観劇ですが、5月の第2部観劇会は前日8日に実施します。これは、観劇した後で飲み会を実施したいと思っています。

観劇作品は新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)野崎村の段、油屋の段、蔵場の段そして団子売(だんごうり)です。

実は野崎村の段が、竹本住大夫師匠が語られます。先月14日の講演、本当に素晴らしかったです。あの名人の芸が聞けるのは8日(土)です。

こちらもお楽しみにお待ち下さい。

<参考>文楽を知るためのサイト

●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●国立文楽劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/index.html
●人形浄瑠璃 文楽
http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/index.html
●文楽への誘い
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/bunraku/jp/
●文化デジタルライブラリー(文楽)
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●BUNRAKU MOJIHISADAYU'sPAGE(竹本文字久大夫)
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bunraku/c1.htm
●Sakiho.Com(豊竹咲浦大夫)
http://www.sakiho.com/Japanese/
●あやつられ文楽鑑賞(三浦しをんさんのエッセー)
http://www.poplarbeech.com/bunraku/bunraku_040501.html
●関西の伝統芸能の歴史 人形浄瑠璃の歴史と特色
http://www.kippo.or.jp/culture/geinou/rekishi/joruri/main.html
●三姫
http://www2.rosenet.ne.jp/~spa/kabuki/html/ess/ess101.html

<< 今回鑑賞作品  国立劇場パンフより >>

◆祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)
金閣寺の段、爪先鼠の段

将軍・足利義輝を殺害した松永大膳は、義輝の母・慶寿院を高楼に幽閉し、金閣寺に立て籠もります。そして、雪舟の孫・雪姫に、秘伝の墨絵の竜を描くようにと責め立てます。一方、手本が無ければ描けないと言い張る雪姫の前で、大膳が刀を抜くと竜が現れますが、その刀こと雪姫の父・雪村を殺して奪った?利加羅丸だったのです。姫は敵の大膳に切りかかりますが、庭の桜に縛り付けられてしまいます。失意の雪姫は祖父・雪舟の故事を思い出し、桜の花びらを集めて爪先で鼠を描くと、本物の鼠になって縄を食い切り姫を助けます。雪姫は恋人・狩野之介直信を救うため、船岡山へ急ぐのでした。

◆碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
浅草雷門の段 新吉原揚屋の段

奥州逆井村の百姓・与茂作は悪代官の志賀台七に殺されます。与茂作の娘・おのぶは母も病気で失い、吉原に奉公している姉をたずねて来たところ、観九郎という悪者に売られそうになります。その場を揚屋の亭主・大黒屋惣六に救われたおのぶは、全盛を誇る傾城・宮城野のもとに連れて来られます。おのぶの奥州訛りから二人が姉妹であることが分かり、父の非業の死を知った宮城野は、妹とともに仇討を決意します。姉妹は廓を抜け出そうとしますが、惣六から短慮をたしなめられ思いとどまるのでした。

◆連獅子

長唄の同名曲を義太夫節に移したもので、文楽では雄獅子、雌獅子、子獅子が揃う楳茂都陸平の振付です。雄獅子に谷に突き落とされた子獅子を心配した雌獅子が谷を覗くと、水面に映った親の姿に勇みたち子獅子は巌を駆けあがります。親子が牡丹の花に戯れ千秋万歳を祝す華やかな舞踊です。

<実施概要>

●桐竹勘十郎氏の人形セミナー&文楽公演鑑賞

●日時:5月9日(日)
10:00 桐竹勘十郎氏の人形セミナー
10:30 劇場に移動
11:00 文楽公演鑑賞
演目
○「祇園祭礼信仰記」(ぎおんさいれいしんこうき)
金閣寺の段
○爪先鼠の段
碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
浅草雷門の段
新吉原揚屋の段
○連獅子(れんじし)
15:30 終演予定・解散
希望の方は茶話会を実施します。

●ゲスト:桐竹勘十郎氏(文楽人形遣い)

●会場:国立劇場小劇場(半蔵門)
人形セミナーは劇場裏手の伝統芸能情報館で行います。
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access

●会費(特別会費です)
・ギリークラブ会員、9,500円 ビジター11,500円
 ※会費に含まれるもの
 (チケット代、プログラム、セミナー謝礼分担金)

●募集人数:40名
(準備したチケットが40枚という事です)

●〆切り 3月31日
・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。
・キャンセル待ちもできます。
・登録フォームは別送しますので、事務局にお問い合わせ下さい。