「インドネシア料理を楽しみ憩う会」(1)
〜食文化を通じてインドネシアを知り、交わるシリーズ〜
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<ご報告>
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インドネシア大使館のロニー公使、ご挨拶を頂いてから会が始まりました。 これって凄い事、お召しもののバティックも素敵です。 |
インドネシアの会、再開しました。
「食文化を通じた日イ交流」という考え方は、決して間違っていないし、今後も発展性があると確信しています。
第一回目の会はインドネシア各地の代表的な料理を食べましたが、スペシャルゲストとして、駐日インドネシア大使館のロニー公使、ジェーン書記官にもご参加いただき、大感激でした。
草の根という言葉がありますが、はじめは根っこでも、それから開花するという意味です。楽しく美味しく、皆で盛り上がった事はいうまでもありません。
美味しいものは人の表情を明るくし、話題も前向きになります。インドネシアの色々な話を聞きながらその国の料理を食べる、決して思い付きではなく、順番に毎回テーマを決めて継続する。
そんな地道な積み重ねが、着実に友情を芽生えさせます。インドネシアの方、詳しい方、どうぞ色々教えて下さい。新参者からのお願いです。
元々インドネシアシリーズを企画してくれた警察の山崎裕人氏、昨年からジャカルタに駐在ですが、開催に向けてこんなメッセージを送ってくれました。
7月2日、中断をはさんでの「インドネシア復活」、ありがとうございます。
インドネシア料理について、どういうコメントを寄せようか、悩んでいたところでした。
なべちゃんからの案内文では、インドネシア料理について、しっかり消化しきっているので、なおさら、困ったチャンです。
しかも、今後実に長続きしそうな企画が目白押しで、小生の帰国(あと2年余り?)後も、十分満喫できそうな気配ですね!
コメントになるかどうか・・・?
実は、今回初回のメニューに入っていないのが残念なのですが、数あるインドネシア各地の料理の中でも、小生(そして、小生よりももっと舌の肥えている家内)の「一押し」は、ソト・ブントゥット(オックステールのスープ)です。(なべちゃんと小山さんには、昨年7種類のソトをお楽しみいただきました。)
このスープは、世界中どこに出しても恥ずかしくない、美味です。是非、次回は、ソト・ブントゥット・ワールドを堪能する会になるといいなァ、と願っています。
最近のジャカルタ事情で、以前(5年ほど前)から大きく変わったのは、こじゃれた雰囲気でインドネシア料理を出すレストランが増えてきたこと。
以前は、インドネシア料理を出す店といえば、あんまりきれいでもなく、椅子もプラスチック製の安物、日本人が好むアルコール飲料はせいぜいビール・ビンタン、と相場が決まっていたのですが、昨年こちらに戻ってみて、しゃれたレストランがあちこちにできているのに驚きました。もちろん、こういうレストランですから、ワインも出します。
客層も、もちろんインドネシア人。ランチタイムには、着飾ったインドネシア人のご夫人たちで賑わっています。
目黒のチャべ。確かコックさんが元駐日インドネシア大使のお抱えシェフだったと思います。インドネシア大使のところには、いろいろなお客様が来ます。地元インドネシアの要人たちの口を楽しませた、本場の味を確かな技術で出せる、わが国でも数少ないシェフのはず。どうぞインドネシア料理の醍醐味を存分に味わってください。大平さんにもヨロシク。
○チャベの大平さん、スタミ料理長に大いに頑張って頂きました。心より感謝しています。(メニューや企画を考えて頂く事自体、楽しんで頂いたそうで、嬉しい限りです)どうぞギリークラブの皆さま、会の時以外も行って下さいね。平常時のチャベも楽しめますよ。
ホールスタッフの可愛らしいインドネシア人女性の微笑も雰囲気を大いに盛り上げてくれました。スカルさん、リニさん、有難うございました。
当日のメニューは以下でした。
これ以外に、エビせんみたいなクルプック、ごはんです。
●Gado-gado ガドガド 茹で野菜の甘辛いピーナッツソースかけ
キャベツ、小松菜、にんじん、もやしを茹でてきゅうり、トマト、ゆで卵を添えたものに自家製のピーナッツソースをかけたもの。インドネシア製の大きなえびせんと食べるのがおいしい食べ方。
●Soto ayam ソトアヤム チキンスープ
お取り寄せグランプリ(ブルータス:マガジンハウス社)を受賞した牛モツ煮スープと同じ自家製のスープの素で作っています。黄色はターメリックが入っているから。最初に北海道スープカレーを流行らせた「マジックスパイス」はインドネシアのソトアヤムをヒントにしたそうです。
●Tempe menduan テンペムンドゥアン テンペのてんぷら
マクロビなどでも有名になりつつあるインドネシアの大豆発酵食品テンペのてんぷら。発酵食品なのに癖がなくいろんな料理に幅広く使いやすい。
●Sate kambing サテカンビン マトンの串焼き
カンビンは山羊のこと。インドネシアでは山羊肉が一般的ですが今回は羊肉で。きちんと下味をつけて焼いています。仕上げに赤たまねぎとケチャップマニス(椰子等と大豆から作る調味料)で味を整えます。
●Kangkung tumis カンクントゥミス 空心菜の炒め物
茎が空洞になっている空心菜は今頃からがおいしい季節(冬は野菜自体の元気がないです)。シンプルに炒め物で。
●Ayam goreng lalapan アヤムゴレンララパン フライドチキンと生野菜
しっかりと味を馴染ませたチキンをからっと揚げます。外はパリッと中はジューシーに。添えられた自家製サンバルトラシ(えびペースト入りサンバル(チリ)ソース)でたっぷりの生野菜と交互に食べるのがインドネシア流。インドネシア人のお客様の人気ナンバー1。
●Rendang sapi ルンダン 牛肉のスパイス煮
辛くないスパイス、ココナッツでじっくりと長時間煮込んだ牛肉料理。インドネシアの牛肉料理の代表格。
●Pisang moreng ピサンモレン バナナの春巻き
オリジナルで作ったデザート。チーフのアイデアです。バナナとピーナッツを春巻きの皮にくるくる巻いて揚げました。
このシリーズは多くの協力者が居て実現していますが、渡辺が事務局長を務めるNPO法人日本料理文化交流協会が、ジャカルタで実施するイベントに連動した会も企画していきます。
ギリークラブの第二回目は9月2日(金)ですが、9月下旬にはジャカルタでのイベント(サテと焼き鳥を予定)が予定されており、それを反映させた別企画が実現するかもしれません。
どうぞお楽しみにお待ち下さい。
9月2日「食文化を通じてインドネシアを知る」(2)
http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2010/0902.shtml
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<ご案内>
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ギリークラブの国研究シリーズ、「インドネシアを知ろう会」もう終わったのかと思っていらしたと思いますが、実はどっこい、ずっと準備していたのです。
シリーズをずっとリードして頂いた警察の山崎氏が、昨年からインドネシア勤務となり、少々状況が変わったのですが、それならばと、昨年秋にジャカルタで打ち合わせをしてきました。
そして、やはりシリーズのアドバイザーである日経新聞の小牧さんや、もとJALインドネシアの伊藤さん、そして劇団四季の方も交え、インドネシア料理を食べながら、わいわいがやがややっておりましたが、この度新しいコンセプトの元、シリーズ再開です。
「インドネシア料理を楽しみ憩う会」食文化を入り口にインドネシアと日本が理解し合う、そんな企画に出来ればと思っています。
会場はインドネシア料理屋として有名なチャベ目黒通り店、食べに行き、インドネシア料理の本も読みましたが、お話しを伺ってから食べると、なるほどなるほど、です。
お店のインドネシアの方の表情、微笑みがとても素敵なのです。昨年のジャカルタ訪問でも「心地よい微笑み」を感じましたが、同時に自分の不勉強さで得られない事の多さも痛感、もっと理解し合えば、よりよい交流が出来ると確信しています。
食の会ではありますが、食べながらインドネシアを知る、インドネシアの人と仲良くなり、また日本も知って貰う、そんな流れになれば良いなと思ってはじめます。
チャベ店主の大平さんにもこの主旨を理解して頂き、こんな素晴らしいインドネシアの食企画が出来ました。(楽しみながら考えて頂いたそうで嬉しい!)
どんな順番になるかは分かりませんが、楽しめる内容を展開して行こうと思っています。まずは1回目、17500も島がある国の様々な料理の中で、食べておいた方が良い有名なインドネシアの料理を食べます。という事で、今回食べものは?
<第1回 定番人気のインドネシア料理>
〜インドネシア各島の出身でもほとんどの方が知っているメニュー〜
Gado-gado ガドガド 茹で野菜の甘辛いピーナッツソースかけ
Soto ayam ソトアヤム チキンスープ
Tempe menduan テンペムンドゥアン テンペの天ぷら
Sate kambing サテカンビン マトンの串焼き
Kangkung tumis カンクントゥミス 空心菜の炒め物
Ayam goreng Lalapan アヤムゴレンララパン フライドチキンと生野菜
Rendang sapi ルンダン 牛肉のスパイス煮
デザート(当日のお楽しみ)
ごはん、クルプックウダン(大きなえびせん)付き。
インドネシアならではのピーナッツソースやテンペ。さらにインドネシア人のお客様にとても人気のあるアヤムゴレン、マトンの串焼き、ルンダン。空心菜は今が1番おいしい季節です。
まずごはんをとり、おかずを食べる分だけ取っていく、何回取ってもいいというのがインドネシアスタイルです。
インドネシアでは、これらを一回で食べるような贅沢な事はしませんが、まずインドネシア料理を知って頂く為に、今回特別にアレンジしました。大変貴重なチャンスで、また分かり易いと思います。
もちろん、全ての料理に解説を付けて頂きますし、食べ終わった時に、何でも質問タイムを設け、大平さんやインドネシアの料理人の方にもお話しを伺います。
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<参考:2回目以降考えている内容です>
○ジャワ島の料理〜古都ジョグジャカルタの音楽を聴きながら
○西スマトラ・パダン料理を食べる。
○いろいろなサンバルで食べてみよう。
※インドネシアに欠かせない調味料
○手で食べる会。
○お祝い飯を食べる
○羊肉をおいしく食べる
○トラジャコーヒーとお菓子
食べながらの企画
○インドネシア企業のお話を聞く
○インドネシア進出企業のお話
○食を楽しむインドネシア語 基礎
○劇団四季「南十字星」を観てインドネシア料理
などなど、いろいろ考えていますが、ご参加者の希望を聞きながら、大使館関係者と相談しながら、分かり易く、楽しく、インドネシアを理解するために企画していきます。
そして・・・道が開ければ、ご一緒にインドネシアに行く会、実現したらとても素敵ですね。
という事で、まずは第一回、気楽な感じでお出かけ下さい。
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<参考サイト>
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●チャベ
http://www.cabe-eco.com/
●インドネシア料理(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/
●インドネシア(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/
●外務省HP
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/index.html
●地球の歩き方 インドネシア
http://www.arukikata.co.jp/country/asia/ID_general_1.html
●日本インドネシア協会
http://japinda.or.jp/
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<参考情報>
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インドネシア・フェスティバル2010が開催されます。
ご興味があればこちらへもお出かけ下さい。
http://gadogado.exblog.jp/10712201/
・日時:7月10日(土)、11日(日)10:00〜20:00
・会場:代々木公園内
・入場料:無料
・内容
1.ダンス/ミュージックステージ
インドネシアの豊かな民族文化を体感できるダンスと音楽のショー
2.フードコート
インドネシアや世界の料理が楽しめるフードコート
3.マーケットエリア
自然の素材を利用したインドネシアの工芸品やファッション、アクセサリーの販売エリア
4.インドネシアツアー
インドネシアへの観光案内
5.ビジネスエリア
インドネシアの環境に優しいビジネス活動の紹介
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<実施概要>
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●「インドネシア料理を楽しみ憩う会」(1)
〜食文化を通じてインドネシアを知り、交わるシリーズ〜
●日時:7月2日(金)19:00〜21:30
18:45 受付開始
19:00 インドネシア料理ミニセミナー
19:15 食事開始
21:00 食事終了 何でも質問&交流会
21:30 終了 時間のある方はそのまま二次会に
●会場:インドネシア料理 チャベ目黒通店
目黒区目黒3-12-7 バルビゾン48 2階
TEL: 03-3713-0952
http://www.cabe-eco.com/
●ゲスト:
大平正樹氏(有限会社 アジリカ 代表取締役)
サリフ氏(チャベ シェフ)
●会費:ギリークラブ会員 6,000円 ビジター 8,000円
※セミナー代、食事代、1ドリンク付き。2杯目以降は個人清算。
●参加人数:申込先着順 10名限定 (正会員優先です)
●締切:6月25日(金)
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。
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