GILLIE CLUB
	社会人の為の歌舞伎入門講座 ＜ご案内＞ 国立劇場は歌舞伎初心者のためにセミナー付の鑑賞会、歌舞伎鑑賞教室を、毎年6月、7月に行っており、和・倶楽部も毎年これに参加しています。手軽な料金で参加できる会であり、大変な好評を頂戴しております。 7月23日（金）19:00は「社会人のための歌舞伎教室」中村錦之助による『身替座禅』です。 歌舞伎初心者の方にとっては、歌舞伎とはの解説も付き、コンパクトな作品で楽しめる観劇会＆何でも質問出来る場になります。しょっちゅうご覧になっている方にも、大変役に立ち、常々疑問に思っていた事が分かる場になると思います。 6月、7月共に、19：00スタートという公演は、社会人が仕事を終えて駆け付けられる時間帯です。21：00終了ですから、それからの交流会開催も可能です。 まずは解説「歌舞伎のみかた」があります。歌舞伎とは何か、を初心者に分かり易く解説をしてくれますし、その後観賞する『身替座禅』についても話してくれます。 予備知識を入れてから軽い作品観賞というパターン7月23日（金）の演目は『身替座禅』です。 　歌舞伎のレパートリーの中には、室町時代に成立した芸能「能」「狂言」から題材を得た作品が数多くあります。『身替座禅』は、狂言の大曲『花子』を脚色した舞踊劇で、明治43年（1910）に初演されました。その時に主役を勤めた名優・六代目尾上菊五郎は、好演を博したので、家の芸「新古演劇十種」にこの作品を加え、再演を重ねました。以降も多くの演者が手掛け、現在も人気曲として親しまれています。 　大名の山蔭右京は、いとしい人に会いに行こうとしますが、妻の玉の井が、夫への強い愛情を抱くあまり、少しも傍から離れません。右京は、屋敷内の持仏堂に籠って座禅をすると偽り、家来の太郎冠者を身替りに残して、屋敷を抜け出します。心配して見舞いに来た玉の井は、だまされたと怒り、太郎冠者の替わりに座禅をして、夫の帰りを待ち受けます。翌朝、ほろ酔い機嫌の右京が帰ってきて・・・・ 　夫婦をテーマにしたホームコメディを、ユーモラスな演技や振付、常盤津・長唄の掛合による賑やかな音楽で描きます。初心者の皆様にもわかりやすく、大いにお楽しみ頂けます。舞踊の名手・富十郎の監修を得て、二枚目役を得意とする錦之助が、右京役を初役で勤めます。ご期待下さい。 歌舞伎には色々な演目がありますが、こういう作品を解説付で観賞できるのは絶好の機会です。誰でも最初は初心者、これは決して恥ずかしいことではありませんが、いつまでも知らないというのは、これは恥ずかしい事です。 自分の国の文化を知るという事はとても重要です。終演後は金曜の夜、交流飲み会をしましょう。 ＜7月公演のチラシ：あらすじなどがあります。＞ http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=5342_1.jpg&idx= 1 http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=5342_2.jpg&idx= 2 ＜参考サイト＞ ●日本芸術文化振興会（国立劇場） http://www.ntj.jac.go.jp/ ●伝統歌舞伎保存会 http://www.kabuki.or.jp/ ●歌舞伎・演劇 http://www.shochiku.co.jp/play/index.html ●文化デジタルライブラリー http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/ ●日本俳優協会 http://www.actors.or.jp/index2.html ◆今回公演情報 http://www.ntj.jac.go.jp/performance/3175.html ◆身替座禅（参考情報） http://www.nihon-buyo.com/2006/02/post_79.html ◆シネマ歌舞伎「身替座禅」 昨年12月歌舞伎座で上演された時の、 山蔭右京：中村 勘三郎 太郎冠者：市川 染五郎 侍女千枝：坂東 巳之助 侍女小枝：坂東 新悟 奥方玉の井：坂東 三津五郎 という配役、 都心では東劇で公開中です。 http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/12 ＜実施概要＞ ＜社会人の為の歌舞伎入門講座＞ ●日時：7月23日（金） 19:00　開演 21:00　終演予定 その後　交流飲み会（参加自由） ●演目：身替座禅（みがわりざぜん） 出演： 中　村　錦之助 中　村　壱太郎 中　村　隼　人 坂　東　亀三郎 坂　東　彦三郎 　　　　　　　　　　　　　ほか ●会費：ギリークラブ会員　4,500円　ビジター5,000円 メンバーの方優先、先着順で申し受けます 交流・飲み会会費は当日集金します。 ●募集人数：20名 ●〆切り　5月31日 ・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。 ・キャンセル待ちもできます。 ●会場：国立劇場（半蔵門） （国立劇場への行き方） http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access