<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB

<歌舞伎セミナー&観劇会>
〜演出家から真山歌舞伎を聞き、直後に観劇〜


<ご案内>

ギリークラブの中で、日本文化シリーズを特に、「和・倶楽部」と称しています。
自国文化を愛する人の真摯な集まりです。

国立劇場10月の歌舞伎は真山青果の作品が2本です。幕末の話ですから、「龍馬伝」を観ている方も参考になりますし、2008年の大河「篤姫」の記憶も鮮やかによみがえると思います。

真山青果と言うと、新歌舞伎の作家です。2006年秋に3か月連続で国立劇場で上演されましたが、圧倒的な人気で全席完売になった「元禄忠臣蔵」の作者です。

「天保遊侠録」とは真山の世話物作品、私も観た事が無い作品であり、本当に楽しみです。「将軍江戸を去る」はチラシを読むだけでぐっと興味が!!吉右衛門の将軍慶喜、目に浮かぶ様です。

この2本の作品で、歌舞伎の新しい魅力を見つけましょう。公演に先だってお話しをして下さるのは、演出家です。織田紘二氏は、国立劇場の歌舞伎公演の立役者であり、ギリークラブでも過去から大変お世話になっています。

歌舞伎役者との交友関係の広さは大変なものですし、作品・作家の知識、現場からしか得られない生きた情報、歌舞伎の事を聞くのならこの方しかない、という存在です。

先日織田さんの八ヶ岳の山小屋にお邪魔し、資料室を見せて頂きましたが、凄いものばかり、貴重な資料が揃っていて、絶句しました。

織田さんの“公演前の講演”は何とも贅沢な時間、作品の見どころも聞いた上で真山歌舞伎の観劇です。終演直後には再び織田さんとの茶話会を予定しています。

興奮冷めやらぬ時に、観た人が感想を話しあいますが、これがギリークラブの“観劇後の感激”タイム、そこに演出家がいてくれたら本当に凄いです。この時間への織田さんの参加はまだ未定ですが、できれば、と思っています。(ただ、公演の演出家なので無理は申せません。)

そして・・・茶話会の後は飲み会です。こちらも織田さんを囲んで飲み会に出来ればと思っていますが、これも最終調整までお待ちください。自由参加ですが、ここまでご一緒出来たら最高です。

<公演内容:国立劇場チラシより>

国立劇場十月歌舞伎公演は、やがて幕末を迎える天保期から明治維新直前の江戸を舞台に、それぞれの人生を生き抜き、歴史に名を刻んだ男たちのドラマをお送りいたします。

 心を打つ台詞と卓抜したストーリー展開で新歌舞伎に偉大な足跡を残した真山青果が、将軍から市井の人、幕臣から官軍の将までと、激動の時代の多様な人間模様を見事に描き分けた名作二本をお楽しみいただきます。小気味の良い江戸ッ子と高貴な将軍という対照的な二役を吉右衛門が鮮やかに演じ分けるのをはじめ、青果劇に定評のある俳優陣で送る錦秋にふさわしい名舞台です。

「天保遊侠録」
 江戸城明け渡しを図り、見事完遂した勝麟太郎(海舟)。この英傑を育てた父親勝小吉が、お芝居の主人公です。

 無役の直参である小吉は、わが子の将来の出世を考え、自分自身の役付きを画策。上役である組頭たちを向島の料理屋に招き接待に及ぶのですが、散々にいたぶられ、遂に勘忍袋の緒が切れてしまいます。

元来がきっぷの良い江戸ッ子気質の小吉。旗本たちの堕落ぶりを啖呵を切って糾弾して、折角の出世の機会をつぶしてしまうのでした。

そんな彼の心を思いやるわが子麟太郎。麟太郎の言葉に涙した小吉は、昔なじみの芸者八重次とともに、無鉄砲にしか生きられない自分の姿を省みて、晴れやかに笑うのでした。

 無頼の好漢・小吉を吉右衛門、粋で勝気な芸者・八重次を芝雀が演じ、しみじみとした大川(隅田川)端の情緒を織り交ぜ、子を想う男の意地と人情を鮮やかに描きます。

「将軍江戸を去る」
 徳川家討伐のため官軍を率い江戸に到着し、いよいよ江戸城総攻めを控えた西郷吉之助(隆盛)は、徳川方より来訪した勝麟太郎との会談で、総攻めの中止を決断します。

 しかし、上野寛永寺内に謹慎した前将軍徳川慶喜は、一方的に賊の名を着せられることに強い憤りを抱き、官軍との戦いを叫ぶ者たちにいつしか心を寄せ始めます。

 そこに訪れたのが、勝の信頼する山岡鉄太郎でした。かれは、必死に慶喜へ和平を願い、その誠意と熱情とに溢れる言葉に打たれた慶喜は、ついに江戸退去の心を固めます。江戸の境界である千住大橋に着いた慶喜は、苦労を共にして来た江戸の人々と旧き時代とに別れを告げ、江戸の外へ静かな一歩を踏み出すのでした。

 時代が大転換する時、最後の断を下し江戸を去り行く孤高の将軍・慶喜に吉右衛門、勝麟太郎に歌六、西郷に歌昇、山岡に染五郎、という配役で送る歴史劇の傑作です。

<参考>歌舞伎を知るためのサイト

●日本芸術文化振興会(国立劇場)
http://www.ntj.jac.go.jp/
●伝統歌舞伎保存会
http://www.kabuki.or.jp/
●歌舞伎・演劇
http://www.shochiku.co.jp/play/index.html
●文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
●日本俳優協会
http://www.actors.or.jp/index2.html
◆今回公演情報
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/3441.html
◆チラシ
http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=5668_1.jpg&idx=1
◆あらすじ
http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=5668_2.jpg&idx=2
●真山青果(ウィキぺディア)
http://ja.wikipedia.org/

<実施概要>

<歌舞伎セミナー&観劇会>
〜演出家から真山歌舞伎を聞き、直後に観劇〜

●日時:10月17日(日)
10:30 歌舞伎セミナー「真山青果の新歌舞伎」
「天保遊侠録」「将軍江戸を去る」見どころ解説 
講師:織田紘二氏(国立劇場顧問・今回公演の演出家)
11:30 終了、劇場へ移動
12:00歌舞伎観賞
※演目:「天保遊侠録」「将軍江戸を去る」
16:00 終演予定・何でも質問会
17:00 終了・解散
18:00 交流会(別会費・自由参加)
21:0 終了・解散
(時間は予定、詳細はご参加者に連絡します)

●観賞演目:「天保遊侠録」「将軍江戸を去る」
出演:中村吉右衛門、中村芝雀、中村歌六、中村歌昇、市川染五郎 他

●会費:ギリークラブ正会員 12,000円 ビジター14,000円
(チケット代、謝礼・諸経費分担金)
正会員の方優先、先着順で申し受けます。
交流会・食事会の会費は当日集金します。

●募集人数:20名
希望者多数の場合には可能な限り増枠します。
ご意向お聞かせ下さい。

●〆切り 9月10日
・締め切り前でも、満員の際には閉め切ります。
・キャンセル待ちもできます。

●会場:国立劇場(半蔵門)
(国立劇場への行き方)
http://www.ntj.jac.go.jp/gekijo/kokuritsu/index.html#access