<GILLIE>株式会社ギリー
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「芸術家の家 大沢昌助と父 三之助展」観賞&トークイベント

<ご報告>


「芸術家の家 大沢昌助と父三之助展」の会、行ってきました。
私は不勉強で大沢昌助という画家を知らなかったのですが、今回このようなご縁で知りましたし、当たり前ですが原画を観る機会を得ました。素晴らしかったです。

世の中には自分の知らない凄い才能が沢山あるんだ、という事をこういう機会を通じて思い知らされます。これもギリークラブの周囲にいる素晴らしい方々から知らせて頂けるからと、心より感謝しています。

大沢昌助さんと練馬区美術館の関係は本当に深いようで、トークイベントに熱心なファンが沢山いらしていて、トーク会場の椅子では座りきれませんでした。若い者(という層に我々は入りました)は90分ずっと立って聞いていましたが、静かな熱気というのでしょうか、とても温かく盛り上がっていました。キュレーターの方の進行も良かったです。

お話しを聞いてから見る展示物は、また全然違った感覚で自分の中に入ってきます。日曜の昼下がり、素晴らしい時間を過ごせました。勿論鑑賞後の若林館長との懇話会も大変充実した時間になり、こういう会に興味をお持ちになって参加した方同士も、ゆったりと、そして大人の会話を楽しみました。

父と息子の展覧会、今日のトークをして頂いたのは、そのまた息子、大沢泰夫さんでしたが彼もまた画家、やはり血筋ですね。お話しを聞き、展示物を観ていて大沢家の雰囲気の素晴らしに感銘を受けました。

「核家族時代」とか、「ネットでのコミュニケーション」とか言わず、家族で楽しむ事はちょっとその気になれば直ぐに出来ると思います。ギリークラブでやっているいろんな切り口をヒントに、ご家族で楽しむ時間を作って下さい。

その点、こういう公立美術館というのは、料金も安く、またボランティアでいろいろやっている方も多いそうなので、住んでいる地元の文化施設を活用するのは良い手かもしれません。そんな事も感じさせて貰いました。

この展示会、12月23日まで開催中です。どうぞお出かけ下さい。気持ち良い気分になります。


<ご案内>



左:大沢昌助《薔薇》1921年
右:大沢三之助《美術学校設計図案(卒業設計)》1894年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻所蔵
練馬区立美術館より転用

芸術の秋です。

あの暑かった夏が懐かしいですか?あの頑張りが身体に影響していませんか?この冬は寒いと聞いています。お互いに健康には留意しましょう。

で、その合間の素敵なシーズンを芸術で楽しみませんか?日曜日の昼下がり、こんなイベントを企画しました。

先日メール配信した〜練馬で「猫」がブームです〜で、その存在をお知りになった方もいると思いますが、練馬区立美術館の次回展覧会です。

10月31日(日)から12月23日(木)までの会期で行われるのが、「芸術家の家 大沢昌助と父 三之助展」練馬区立美術館開館25周年記念だそうです。

この展覧会の概要は下記に記しますが、この日スペシャルトークがあります。観劇した後で、トークを聞き、終わったらちょっと懇談する、そんなゆったりしたプログラムでご一緒出来ればと思います。

お一人でも、お友達と一緒に、もちろんご家族で、日曜日に美術館にお出かけになりませんか?
大沢泰夫さん(三之助の孫、昌助の長男に当たる方に)に祖父三之助と、父昌助について、知られざるエピソードを伺います。その後若林館長(前サントリー美術館支配人・副館長)と懇談します。

展覧会の事、美術館の事、芸術鑑賞の楽しみ、など、ご参加の方と一緒に楽しく伺い、交流をしましょう。奮ってのご参加お待ちしています。

<参考サイト>

●練馬区立美術館
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/index.html

●大沢三之助情報
http://www.uma.vc/hasebe/hyoden/chap3/chap3.html

●大沢昌助 ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/

<参考:展覧会概要 同美術館サイトより抜粋>

練馬区立美術館開館25周年記念 芸術家の家 大沢昌助と父 三之助展

油彩・版画など当館では100点近くを所蔵している大沢昌助(1903〜97年)。その父、三之助(1867〜1945年)は、東京帝国大学にて辰野金吾の教えを受けた建築家であり、日本の建築界の基盤づくりに尽力し、今日の東京藝術大学建築科を立ち上げた人物でした。三之助は1907〜10年ヨーロッパに留学し建築装飾の調査を行ないます。当時の最先端の美術動向に触れ、雑誌などを持ち帰ってきますが、昌助が絵を描き始めたのはそんな父の影響がありました。

 画家を志したこともある三之助の残したスケッチブックには、古い寺社や装飾文様の素描のほかに、みずみずしい風景がたくさん描きとめられています。この展覧会では、建築設計図案や水彩画などにより大沢三之助の業績を検証。教育者として三之助が育てた異色の建築家や美術家たちの仕事も紹介します。また、伸びやかな環境ではぐくまれた昌助の少年時代の水彩画、兄弟で作り続けた同人誌「GOOD HOPE」や“紙映画”など、めずらしい資料も公開します。

【会期】  平成22年10月31日(日曜)から12月23日(木曜・祝日)
【休館日】 月曜日
【開館時間】午前10時から午後6時(入館は午後5時30分まで)
【観覧料】 一般500円 高・大学生、65歳から74歳300円
      中学生以下および75歳以上無料
     (各種割引あり、詳しくはお問い合わせください)
【後援】  社団法人 日本建築学会
【協賛】  サントリーホールディングス株式会社、大日本印刷株式会社
【助成】  芸術文化振興基金

大沢昌助と、大沢三之助とは?
大沢 三之助 (おおさわさんのすけ 1867〜1945年)
東京帝国大学にて辰野金吾の教えを受けた建築家。東京美術学校図案科第二部(現東京藝術大学建築科)の初代主任教授を勤め、富本憲吉・今和次郎などを輩出。1907〜10年にはイギリス・フランス・イタリアに留学し、建築装飾の調査研究を行った。1930年にローマ市で開催された日本美術展の会場計画を担当し、パラッツオ(美術館)のなかに日本的な床の間をしたてあげ、横山大観ら近代日本画をそれにふさわしい空間の中に展示し、大きな話題を呼んだ。

練馬区立美術館より転用
大沢 昌助 (おおさわしょうすけ 1903〜1997年)
東京美術学校西洋画科卒業。1929年から二科会を中心に活躍。ギリシャ彫刻を思わせる人物像などを描くが、戦後は抽象的要素が画面を占める構成的な絵画を描く。1954年より多摩美術大学教授を務める。当館では1990年に「大沢昌助展」、1997年に「追悼 大沢昌助展」、2003年に「大沢昌助 家族の肖像」を開催している。今展は、父に手ほどきを受けた10代の水彩画約50点(初公開)や、少年時代に兄弟でつくった雑誌「GOOD HOPE」や“紙映画”など、ユニークな資料も公開。

<実施概要>

●「芸術家の家 大沢昌助と父 三之助展」観賞&トークイベント

●日時:11月14日(日)
12:45 受付開始
13:00 観賞
14:00 大沢泰夫氏スペシャルトーク参加
15:30 若林館長との交流会
16:30 解散

●会場:練馬区立美術館
 練馬区貫井1丁目36番16号
 TEL  03-3577-1821
(西武池袋線 中村橋駅下車 徒歩3分)
http://www.city.nerima.tokyo.jp

●ゲスト:若林 覚氏(練馬区立美術館 館長)

●会費:ギリークラブ会員 2,000円 ビジター 3,000円
(観賞券、交流会)

●参加人数:申込み先着順 20名限定 (メンバー優先です)

●応募締め切り:11月8日(月)
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。