<GILLIE>株式会社ギリー
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GILLIE CLUB

ローカーボ フェスティバル
〜糖質制限を学び、何でも質問&食べる〜

<ご報告>



ラカントSで作ったケーキです。
ボタニカ新井田シェフ作、この日だけの特製です。

糖質制限というよりローカーボ、とても盛り上がりました。
来年も様々な切り口で継続しようと思っています。
工藤史歩さんのレポートお読みください。


 一年を通じて、数多く開催されるギリークラブのイベントの中でも、今年最大の話題を集めた企画が、「糖質制限の会」です。

 ご自身も数十キロのウェイトダウンに成功したという、「Botanica(ボタニカ)」新井田光央シェフの手になる「糖質制限の健康フルコース」を皮切りに、雑誌「dancyu」別冊のムック「満腹ダイエット」「酒飲みダイエット」も大ヒット、これを受けて開催した「酒飲みダイエットの会」は、定員を大幅にオーバーしての申し込みがあり、残念ながら参加いただけない方が続出したのでした。

 また、この企画に限らず、ギリークラブに参加した参加者の方々が、口々に指摘されるのが「渡辺さんご自身が、健康的にやせて元気そう」なこと。いわば「生きる見本」が主催する会ですので、今回も30名以上と募集を超える人数の方が集結しました。

 会の冒頭で、渡辺さんから「何かを制限するのはギリークラブらしくないから、これからは糖質制限ではなく、おしゃれにローカーボと呼びましょう」という提案がありました。というわけで、ここからは「ローカーボの会」のリポートです。

 そもそも「ローカーボ」とは何か。
専門家ではないわたしが、それをここで説明するには、紙幅も足りずたいへん難しいため、詳しくは今回の講師である大柳珠美先生の著作をお読みください。ここでは、ほんのさわりだけ。

 まず、「ローカーボ食」は、そもそも「糖尿病患者のための食事法」として研究されたものです。栄養学、医学を知悉した方による数々の研究に基づいたもので、巷間に流布する流行りのダイエットではありません。
 この食事法を採り入れることで、糖尿病患者のみならず、肥満症やメタボリック症候群の改善に役立つとされています。

 この「ローカーボ食」が衝撃なのは、これまでの常識をまったく覆したこと。
 たとえば、食事の改善といえば、まず「脂肪分を抑える」のが常識でした。けれども、米国では「低脂肪食は心疾患のリスクを下げない」という研究結果がすでに出ているそうです。

 それでは、脂肪が犯人ではないなら、いったい何が原因なのか。
 それを解明するポイントになるのが「血糖値」です。血糖値の急激な上昇(グルコース・スパイス)と、その後に訪れる急激な低下が、人体に悪影響を及ぼし、肥満につながっていくそう。
 つまり、血糖値が急激に乱高下しないよう、なるべく一定になる食事法を心がけることが基本です。
 そのために注意すべきことは何かといえば、「糖質の過剰な摂取を制限すること」。

 大げさに表現すれば「白米を食べるより、焼き肉を食べたほうがいい」というわけです!

 ちなみに「ローカーボ食」の有効性として、上述した糖尿病や肥満症などのほか、アトピー性皮膚炎や花粉症にも効くことが認められている(=免疫力を高める)そうです。

 さて、今回の参加者は、ご自身ですでに「ローカーボ食」を始めていたり、書籍を読んだりと、何らかの事前知識を持った方が多くを占めました。
 そんな参加者でも「目からうろこ」の連続だったのが、第2部のレクチャーである「実践編」です。たとえば、白飯やパン、うどん、粉ものなどに糖質が多く含まれていることはわかっていても、盲点になっていたのが「いも類」、とくにダイエッターなら過剰摂取してもおかしくない「こんにゃく」です!(いまさらながら、こんにゃくの原料は、いもなのですね・・・)

 また、以外なところでは、やはりダイエットによさそうなゴボウやニンジン、カボチャなどに糖質が多かったり・・・。今流行している甘〜いフルーツトマトも侮れません。そのほか、ウスターソースや惣菜の素、すき焼きの割り下、焼き肉のタレ、トマトケチャップなどにも糖質が多いそうです。

 つまり、単にご飯を抜けばいいわけではなく(もちろん、ご飯を抜くだけでも、それまで過剰に糖質を摂取していた方には効果がありますが)、より効果を求めたり、糖尿病をすでに発症しているなど、迅速な対応が必要な人は、もう少し気をつける必要があったのです。
 参加者の中には「ローカーボ食を始めたところ、最初の数キロまでは順調に体重を落とすことができたのに、その後停滞してしまった」という方もいましたが、その原因がこれ。これらの盲点には、たとえばウスターソースなら醤油で割ってソース風味を楽しむに留めるなど、具体的な対策法が詳しく丁寧に紹介され、参加者のみなさんは熱心にメモを取っていました。

 ところで、左党にとって「ローカーボ食」でのダイエットがうれしい最大のポイントは、ずばり、お酒がOKなことですよね。というのも、そもそも大柳珠美先生ご自身が、「超」のつく大酒飲みだそうなんです。

 ここで覚えておくべきは、お酒に含まれる「アルコール」は血糖値を上昇させないけれど、お酒に含まれる「糖質」は血糖値を上昇させることです。
 つまり、糖質の多いビールや日本酒、紹興酒、梅酒などはNGですが、糖質の少ない焼酎やウイスキー、ブランデーなどはOK。また、最近出始めている「糖質ゼロ」の発泡酒などなら、もちろんOKです。

 これだけフレキシブルな食事をとれる「ローカーボ食」ですが、「それでも食べたくなる」のが、炭水化物や甘いもの。「食品メーカーさんに、もっと低糖質食品の開発に目を向けていただきたい」と、大柳先生は呼びかけていました。

 この「低糖質食品の開発」に積極的に取り組んでいる2社が、この日のゲスト・プレゼンターとして登場しました。

 糖質オフの健康パン「パンdeスマート」を手がける鳥越製粉さんから、オレンジピール入りなどのフレーバーパンやカップケーキ、ベルギーワッフルなどの試食がありました。
 中でも、しっとりしていて甘みのある「オレンジピールのフレーバー」は参加者から好評です。さらに、糖質を88%までカットした黒いパン「パンdeスマートEX」を、おみやげにいただきました。

 こちらは、わたしの私見ですが、中身がちょっとすかすかしていて、パンだけで食べるのはちょっと辛い・・・。鳥越製粉さんからは、ハムたまごサンドやツナサラダサンドなどの提案がありました。
 わたしがおいしいと思ったのは、軽くトーストして、スープに浸して食べる食べ方。お行儀は悪いのですが・・・。特にカブのポタージュと相性がよかったです。

 もう1社、サラヤさんからは、カロリーゼロの自然派甘味料「ラカントS」とローカーボ用レトルトごはん「おいしくごはん」をいただきました。
 こちらもわたしの私見ですが、「ラカントS」は、グラニュー糖のように振りかけてそのものの味を味わってしまうと、味の粗さが気になりますが、コーヒーなどに溶かしたり、料理に使う分には、砂糖と遜色ありません。使い心地も砂糖と同じなので、パッケージをはずしてしまうと、砂糖と間違えてしまいそう。

 「おいしくごはん」は、これだけを白米として食べるのではなく、鍋のシメにちょっと煮込んで玉子でとじるとおいしくいただけます。ほかにお茶漬けもおすすめです。
 レトルトのパックが明けづらかったり、ご飯粒同士がくっついてしまって、ほぐれにくいなどの弱点はありますが、おなべをしても、シメの雑炊や麺をがまんしなければならないはずが、これなら食べられるのだから、とてもありがたいです。

 「パンdeスマート」も「ラカントS」も「おいしくごはん」も、これからさまざまな可能性を発見できそう。
 食通が集まるギリークラブのみなさまの「おいしい食べ方」を、ぜひお寄せください。

 最後に・・・
 この日は、「Botanica(ボタニカ)」新井田光央シェフによる、ラカントSを使ったこの日だけの特製ケーキを食べました。
 これが、生地がしっとりとなめらかで、口溶けがよく、甘みが豊かで、とても低糖質とは信じられません。しかも「ローカーボでも甘いものがOK」ということをわかりやすく伝えるため、このケーキ、かーなーりー甘い。知らずに食べたら「このケーキ屋さん、かなり甘いね」と言ってしまいそうでした。

 

<ご案内>

お待たせしました!
今年最大の話題企画「糖質制限」の会です。

東京ミッドタウン・ボタニカで「糖質制限メニューの会」から始まり、雑誌Dancyuのムック「糖質制限ダイエット」の協力、引き続き第二弾「酒飲みダイエット」の会は大人気で、大変な盛り上がりとなり、どうしようかと思ったほどでした。

渡辺自身が糖質制限ダイエットで10キロの減量に成功、ご存知のように、ギリークラブでは物凄い会があります。各種スイーツの会、日本酒の会、各料理の会、、、、

普段はできない食べ比べをしますので、その量は凄いです。とても糖質制限とはいえない、普通ではない内容です。この体験は次に繋がり、意味がありますので、毎回パティシエ、蔵人、料理人、多くの職人の方とご一緒しています。

このままでは自分の健康がヤバイ、と思っていた時に出会ったのが、ドクター江部の「糖質制限ダイエット」でした。結構頑張り食生活を変えたら、どんどん痩せたのです。

で、ギリークラブの皆さまにもお勧めしているのですが、これが本当に凄い、参加された皆さんが頑張っているのです。

「渡辺さん、私は●キロ痩せました」
「このズボン見て下さい」
「こんな食生活をしています」
こんな話がごろごろしているのです。

糖質制限ダイエット、糖尿病の方には大いなる福音です。私は糖尿病ではありませんが、いつ出るかもしれず、予防するに越したことはないと思っていますが、ネットや本を見ると、感激のコメントが沢山です。

ギリークラブで糖質制限を開始した方が取材されたり、最初から書き手の方がいらしたり、外への影響力も感じています。

という事で、またまたこの視点で企画しました。今回から「ローカーボ」という名前をメインにします。「制限」というと、なんかお洒落ではないし、大柳さんのブログもローカーボ・キッチンです。

我らの江部先生のセミナーはまた別途企画しますが、今回は大柳さんの「ローカーボ・メニュー」セミナーがメイン、食品メーカーの方がローカーボ食品を持ってきて下さいます。

鳥越製粉さんは、糖質オフのダイエット&健康パン、パンdeスマート
http://www.the-torigoe.co.jp/pan/index.html
サラヤさんは、カロリーゼロの自然派甘味料、ラカントSが中心、
http://www.lakanto.jp/
これらをミニプレゼン、展示、試食、実施します。

ローカーボダイエットする際に、どんなメニューが良いのか、自宅で食べる場合、代替食品は何があるのか、外食の際に何を注意したら良いのか、そんな事もいろいろお聞き出来る場です。

当日は試食だけですが、お土産で食品をお付けしますので、美味しい食べ方を皆さんと考えられたら良いとも思ってます。別企画で考えていますので、当日ご説明します。

ご自身が糖尿病の方、周囲に糖尿病患者の方がいらっしゃる方、ダイエットしたい方、ダイエット続行中の方、管理栄養士やメーカーの方と知り合いになりたい方、ぜひお出で下さい。

ローカーボ仲間になりましょう。そしてどんなに身体に良くても美味しくなくては・・・ギリークラブらしく、そんな流れを作りたいと思っています。

外食産業の方、食品流通の方、食品業界の方、健康産業の方、医師、看護師、介護ビジネス、マスコミ・・・多くの方達がご自身の課題解決の為に来て頂ければと思います。

ローカーボという共通の興味で集まる場、大変意味のある出会いがあると思います。奮ってのご参加お待ちしています。

<大柳珠美(おおやなぎたまみ)氏プロフィール>

二葉栄養専門学校(栄養士科)卒。明星大学(人文学部・心理教育専攻)卒。

こころとからだの健康においしく役立つ低GI食、低糖質食および、たんぱく質(ビタミン)、ミネラル不足を補う栄養カウンセリングが専門。「史上最強の人間ドック ザ・解傑ドクター」(TBS)バイキング料理の監修や「東京サイト」メタボリックシンドローム対策料理で出演(テレビ朝日)など メディアを通して、食と健康に関する情報を広く発信。
ITニュースサイト「マイコミジャーナル」(毎日新聞社系)では、エディトリアルスーパーバイザーとして、記事の執筆、監修を担当。「メタボ撃退!食べながら内臓脂肪を減らす外食ガイド」連載中。その他、おかずのクッキング(テレビ朝日)」、「朝日新聞(食の健康学)」など雑誌、新聞等で食と健康に関する原稿執筆。

<参考サイト>

●管理栄養士のローカーボ・キッチン
http://web.mac.com/concordia1/

●糖質制限食ネット・リボーン
http://reborn.prj.cc/npo/

●鳥越製粉株式会社
http://www.the-torigoe.co.jp/

●サラヤ株式会社
http://www.saraya.com/

●ドクター江部の糖尿病徒然日記
http://koujiebe.blog95.fc2.com/

●糖質制限ドットコム
http://www.toushitsuseigen.com/

<実施概要>

●ローカーボ フェスティバル
〜糖質制限を学び、何でも質問&食べる〜

●日時:12月15日(水)19:00〜21:00
18:15 受付開始 名刺交換交流会
18:45 ローカーボ セミナー
19:30 ローカーボ食品メーカー 2社のプレゼン
19:45 何でも質問&交流会
20:45 終了

●会場:丸ビル8階 丸ビルホール&カンファレンス
千代田区丸の内2-4-1丸ビル8階03-3355-6644
http://www.marunouchi-hc.jp/

●ゲスト:
大柳珠美氏(管理栄養士・NPO法人糖質制限食ネット・リボーン副理事長)
高峰和宏氏(鳥越製粉 常務執行役員 研究開発本部長)
稲田弘孝氏(サラヤ サニテーション事業本部 マネージャー)

●会費:ギリークラブ会員 7,000円 ビジター 9,000円
(ローカーボ食品の土産付)

●参加人数:申込先着順 30名限定 (正会員優先です)

●締切:12月10日(金)
(それ以前でも満員の際には締め切ることもあります。)
※満員の際、キャンセル待ちは可能です。