2013年から5年間、多摩大学の客員教授として次の時代を生きる授業を持っていました。人と人を結ぶ案内人(ギリー)らしく、現役の役人や企業経営者、ビジネスの現場、各界職人など、社会の最前線にいる方を学生に引き合わせ、“生きている現実の世の中”を知って貰いました。
世の中には、どんな仕事があり、どんな人が居て、何をしているか、当事者から生の声で聴いた事は、必ずや人生のどこかの瞬間に「あ、あの時あの人がこんな事を話していたなぁ」と思って貰えると思います。自分が学生の時こんな授業があったら良かった!と思える人選をしましたが、この授業で一番勉強になったのは渡辺自身でした。
水産高校や商業高校等の生徒に、それぞれ刺激になる各分野のプロをセッティングする授業を行っています。
特に料理ボランティア活動の一環として、調理師希望の三陸の水産高校生(宮古と石巻)に、東京のプロの話を聞き調理実習もして貰う授業、これは本当に刺激的です。
毎年受講生徒がそのホテルやレストランに就職するいう事実が証明していますが、授業をきっかけに若者の人生に影響を与えていると分かっているだけに、企画し、準備し、フォローする、こちらも本当に真剣になります。
東京の修学旅行の引率も毎年行っていますが、話をすると皆可愛い!なんか孫の教育をしている爺さんのような気分になります。
独立以来、「日本人の日本知らず」を解消すべく、自国文化を知ることで得られる充実感や信用などを説き、超初心者向け日本文化入門企画を展開中です。イベント、雑誌連載、ウエブマガジン編集、マスコミ向け企画など各分野の達人と共に実施してきましたが、最近とみにこの分野の相談が多くなっています。
自分の国をあまりに知らない事に気づき、何とかしたいと思っている方が増えている、そんな実感がありますし、海外からの訪問者が増え、自国の事を説明したいと思っている方がとても増えています。
マニアックにならず、でもそれなりの深みがある説明が出来るようになる為、各界達人と手を携えて企画を進めております。ここも “人と人を会わせる” ギリーらしい手法です。(2018年3月)
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