ギリーあらかると

■2005年12月掲載の情報

寒くなりました。そして街はクリスマスです。
12月初旬の六本木ヒルズ、ご存知の橋の上からの写真です。
ほとんど全員がカップルの中に入り込んで一生懸命撮影しました。

青い色のイルミネーション、このように流行っていますが、私はどうも好きになれません。
暖炉の炎に似た白色が自然でいいなあ、少しは心が温かくなるなぁと思ってしまいます。
でも、きれいであることは確かです。

ちなみにこの時はK書店のT編集長(男性)と二人、竹やぶでお蕎麦を食べた後でした。
その後Anのバーで再び清酒を飲みましたが、寒い夜に暖かい清酒は日本人を優しくしてくれます。

銀座のサロン・ド・シャンパーニュ ヴィオニス店内のクリスマスリースです。
ギリークラブのシャンパーニュの会、今月はクリスマスゆえロゼシャンパーニュ6種類の飲み比べでした。

この6種類のシャンパーニュ、微妙に色が異なり、とてもきれいです。
でも香りも味もまったく異なることにびっくり!
何でロゼシャンパーニュが高いのかも阿部誠氏の説明で納得でした。
クリスマスソングを聴きながらの飲み比べ、なかなかムードある緊張感でした。

■2005年11月掲載の情報

和・倶楽部 10月は国立劇場で歌舞伎観劇&バックステージツアーでした。
今回の歌舞伎は「通し狂言 貞操花鳥羽恋塚」、奇才・鶴屋南北の壮絶なドラマを長時間観た後、我々だけでバックステージに。
まずはスリッパに履き替えて、なんと花道を歩いて舞台に登ります。
しかし舞台から客席を見ると、あまりの近さのにびっくり。これでは居眠りしていたらすぐ役者の方から分かってしまいますね、との感想もありました。
セリを上げ下げしてもらったり、乗っている舞台をまわしてもらったり、そのつど参加者からは歓声があがります。
いま観た歌舞伎作品の大道具、小道具に囲まれ、皆さんのカメラが光ります。
そして「筋違いの宙乗り」の仕掛けには皆納得、だって今回の舞台、本当にすごかったのです。
演奏者が入る黒御簾の中にも入れていただき、意外に舞台がよく見えることに感心したり、奈落の機械装置に驚いたり、花道の下を歩いて行くと、なるほど役者はここを走っているのか、ここで待機して出て行くのか、ということがよく分かります。いやあ、本当に貴重な体験をさせていただきました。
こういう企画を体験させていただくと、今後歌舞伎を見るのがますます楽しくなりますね。国立劇場さん、本当にありがとうございました。
和・倶楽部はギリークラブの中の日本文化超初心者の会、今後もこのような分かりやすい実体験企画をしていきます。ご一緒に日本人に生まれたことを喜びましょう。

■2005年7月掲載の情報

加藤タキさん 60&30の宴

私の姉貴分、加藤タキさんが何と60歳、そして事務所が30周年というお祝いの会が6月17日に日本工業倶楽部で開催され、多くの方が集まって盛大に行われました。

ご主人の黒川雅之さんのご挨拶、それをみつめるセンスのよい赤い洋服のタキさん、本当に心温まる会でした。

冒頭タキさんの歴史を飾る数々の写真が映し出されましたが、オードリー・ヘップバーンと一緒にいる若き日のタキお嬢!なんと美しいこと!でもそれらの多くの写真はすべて、今の美しいタキさんへの通過点なのだな、と思って眺めました。
会場には本当に素晴らしい方々が集まっており、私も本当に懐かしい再会があったりして素晴らしい一夜でした。タキさん、素晴らしいです。
最後にこんなメッセージが映しだされたこと、お土産に頂いた赤と白の小冊子、(これを語ると長くなりますが、タキさんの全てが分かる2冊です)全てタキさんらしさが出たパーティーでした。

■2005年6月掲載の情報

丸の内稲穂プロジェクト

5月に2回、安房鴨川の大山千枚田に田植えに行ってきました。『丸の内稲穂プロジェクト』の一環です。その概要は・・・こちらをクリックしてください!

衣服造形家の眞田岳彦氏が中心になり、アート、イート、様々なジャンルの方が集まって組織された丸の内<稲穂>プロジェクト、渡辺も末席を汚しておりますが、米作りから始まり稲穂を考える1年間、とても興味深い活動です。

その第一回目の活動が田植え、私にとっても初めての農業体験でした。
今まで電車の中から、テレビのニュースで何十年も田植えの景色を見ていましたが、田んぼに入るのは新鮮です。これは体験した人でないと分からないですね。

裸足の足にぬるぬるの泥、これは子供の頃の泥んこ遊びです。苗を3本ほど持って等間隔に植えていく、はっきりいってはまります。(翌日には腰が大変痛くなるのですが)

水の中にはもちろん魚がいたり、オオサンショウウオがいたり。。。
あぜ道の草花の香り、虫が飛んできたり、近くの森からはうぐいすの声が・・・
自然と親しむというのはこういうことだな、としみじみ感じます。

丸の内<稲穂>プロジェクトには30名の募集に対して100名以上のご応募があり、やはりそれだけ皆さん興味があるのだ、と実感した次第です。パソコンやメールで翻弄されている時間が、本当に癒されます。参加者の方からご感想を聞いても皆さん同じように感じられていました。

“日本は瑞穂の国”と言われています。今までは単に言葉で聞くだけだったのですが、自分で田植えをしてみて初めて少し実感できた気がします。
しかしこの作業だけで腰が痛くなってしまう自分は、とてもお百姓さんにはなれない事が分かり、改めて農家の方を尊敬してしまいました。
本当にご苦労様です。そしてこれからもよろしくお願いします。

下旬には酒米の田植えで福島二本松の大七酒造まで行きます。この田植えの時期の差に日本列島の長さを感じます。こちらのお米は2007年に美味しい清酒になって飲めるので、先が長いことではありますが夢のある話として、こちらも大変楽しみです。

丸の内<稲穂>プロジェクトは7月の草取り、9月の稲刈り、そして丸の内では10月以降に丸ビルでのイベントが待っています。またその都度レポートしたいと思います。

■2005年5月掲載の情報

しだれ桜と龍安寺の石庭

先日、「日本かぶれ」の取材で京都に行きました。
早朝6時、誰もいない石庭、おまけにしだれ桜が満開に近い、という滅多に体験できない環境でお話を聞かせて頂いたのですが、そこで面白い話を聞きました。

昨年石庭の修復をしたそうです。その際に石を洗浄したらそれまで暗い灰色だったのが実は赤見がかった石であったり緑色だったりと、それぞれ鮮やかな元の色が出現したのです。“この色の石をこの場所に配置する”という作庭家の元来の意図もここに見えてきたことで、庭園学者の間では「龍安寺に行ったか?」と話題だそうです。そのように新しくなった石庭を見に行くのも大いに価値があると思います。

原稿にも書きましたが、この石庭を作った人は分からないのですが、日本人の知恵と才能は限りないと思います。このような素晴らしい遺産を現代の我々が活用しない手はありません。

ビジネスの疲れを癒す、自分を見つめる、顧客を案内する、どのような理由であっても、「観光ではない竜安寺の石庭訪問」をし、庭と対話する事をお勧めしたいと思います。じっくり向かい合うと、自分だけが庭を見ているような気になったり、自分が庭の中に溶け込んでいたりする感覚になるのです。

■2005年3月掲載の情報

花粉が飛んでいますね。私も超立体マスクを愛用している毎日です。
この本の著者、板橋中央総合病院耳鼻咽喉科部長の山西敏朗氏達と花粉症セミナーを始めたのは3年前です。記念すべき第一回ギリークラブが“第一回花粉症セミナー”でした。

今では政府も大予算で対策に乗り出していますし、医学界、健康食品、関連グッズなどの関連業界にとって大きなビジネスチャンスであることも事実です。
猛暑の翌年という事で今年の花粉飛散量の多さ、花粉症対策でこのような商品があるぞ、売り場は盛り上がっているぞ、という情報は花粉よりも多く飛び交っている感があります。史上最大の“花粉症情報飛散”の今年の春です。

それはもちろん良いことではあるのですが、花粉症セミナーを始めて4年の間に情報がちょっと多く出すぎている感じもあり、医者が知らない事を語る患者が多いという話を聞くと、若干の責任も感じています。しかし日本人の5人に1人が苦しんでいるという花粉症、不治の病であること、来年も再来年も花粉は飛ぶ、という事実を考えた時、今一度基本に帰って花粉症に苦しんでいる人の役にたつ情報を出し続けたいと思います。

そういう意味で、長年花粉症対策を語ってきている山西先生の本は大変役に立ちます。
巻頭にある図“あなたは大丈夫?花粉症対策チャート”は2003年の花粉症セミナーで作成したものです。過去も現在も山西先生はじめ、花粉症セミナーのチームは多くのメディアに協力させて頂き、記事や番組を通じて花粉症に悩む人のお役に立てばと願っておりますが、まずはこの本をお読みいただければと思います。

『花粉症の長期戦略と短期療法』
224ページ/540円(本体514円)
山西敏朗著 (板橋中央総合病院耳鼻咽喉科部長)

■2005年2月掲載の情報

ギリークラブから生まれた“クラシック・モンブラン”

ホテルニューオータニ“SATSUKI”にて期間限定で食べられます。
ベースのメレンゲの上に生クリーム、そしてフランスの栗と和栗、2つの味が楽しめます。今年のギリークラブ、モンブラン2004の為に山本益博氏と中島眞介パティシエが相談の上実現した力作です。あまりのおいしさにお店で食べられるようになりました。モンブランの原点とはこういうものです。ただし、フランスのものよりかなり甘さは控えめになっています。栗がなくなり次第終売になります。どうぞお早めに。

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