ギリーあらかると

■2011年12月掲載の情報

「帝国ホテルのクリスマスツリー」

素敵ですね。
上品なツリーが帝国ホテルのロビーを飾っていますが、ギリークラブフラワーデザイナーの会でお世話になっている、第一園芸の新井光史さんの作品です。

帝国ホテル内の装飾は他にもあるのですが、やはり第一園芸のシェラーさんの作が宴会ロビーにあります。

いろんな事のあった2011年も残すところわずかですが、帝国ホテルの装飾、ギリークラブで実施した花の数々、どうぞご覧になって頂き、来年を展望しましょう。

■2011年9月掲載の情報

海老原ファームの9月

震災直後から、どうしたら良いのかを考え、ギリーのサイトで各地からの激励情報収集、サイト掲載、メール配信をしてきました。東京が元気でなければ復興が遅れるとの気持ちから、ギリークラブ「東京元気シリーズ」を連続開催してきました。

そのギリークラブの実施回数を減らして「料理ボランティアの会」に時間を割き、料理界の達人達と一緒になっての活動をお手伝いしてきており、いよいよ現地訪問活動が始まるところです。

あれから自分なりに一生懸命「自分が出来る事は何か」を考え、実行してきたつもりですが、個人の出来る事などたかが知れた事、どれぐらい役になったかは分かりません。でも自己満足でも良いから、この活動は無駄ではなかったと信じたいと思っています。

これらの活動は現在も続行中であり、今後も引き続き実施していきますが、もう3.11から半年になります。早い物です。半年目の日が9.11というのも運命のいたずらのような気がしますが、そろそろ新しい段階で考えたいと思い、トップページを変えてみます。

様々な偶然で、あの震災で生き残った我々、犠牲になった同朋に報いる為には一生懸命生きる事です。皆で助け合って笑顔で生きる事です。それが何よりも大切な事だと思っています。

猛暑の中にも秋を感じる9月のある日、栃木の海老原ファームに行きましたら、小さくかわいいきゅうりが花をつけていました。見て下さい。これから一生懸命大きくなろう、みずみずしくなろう!と主張して胸を張っているようで、勇気づけられました。

その他にも命、息吹を感じる生き物たちが一杯でしたので、そんな力がでる写真を何点か載せます。どうぞ癒されて頂き、明日へのパワーを蓄積して下さい。

この日、上野発5時10分の始発電車で栃木入り、海老原家で朝ご飯を一緒させて頂きました。(迷惑な話です!)小さな孫を二人だっこしての朝ご飯、幸せで胸がいっぱいになり、自分の孫でもないのに「東京のじいじ」と呼ばれ、目じりを下げてました。

■2011年3月掲載の情報

希望の桜

パリ・ミラノ在住のイラストレーター、アントワーヌ・クルック氏の作品です。
半分日本人の血が流れるアントワーヌ氏が、
故郷の事、被災者の方を想って、一生懸命描いて頂いたそうです。

もうすぐ東北も桜の季節です。
パリから送られた気持ちのこもった桜で、タイトルの通り
<希望>をもって生き抜いて頂きたいです。

東京という地にいる我々の出来る事はまだまだある、
という事を皆で考え、決めて、実行していきましょう。

アントワーヌ・クルック氏プロフィール
Illustrator
Antoine KRUK. 在Paris・Milano パリ生まれ。日本人の母とフランス人の父を持つ。 パリ、ミラノにてラグジュアリーブランドのファッションデザイナーとしても活動中。

ちなみに彼のお母様は“ば化粧師”として有名なレイコ・クルック氏
パリを拠点に映画、舞台、オペラの世界に「変身術」を持ち込み、特殊メーキャップ分野でのパイオニアの方です。2004年ニューズウィーク誌において、『世界が尊敬する日本人』の一人に選ばれました。
http://reikokruk.com/

<注目ムービー>

○All for JAPAN 東北地方太平洋沖地震
http://www.youtube.com/

○「あなたたちは一人じゃない」
大阪府和泉市立緑が丘小学校の先生が作ったものだそうです
http://www.youtube.com/

○ GanbareNIPPON311.wmv-#prayforJapan
http://www.youtube.com/
NYだから集まる世界の方からの応援です。

○「kizuna311」
http://kizuna311.com/
呼びかけ人は渡辺謙さんと小山勲堂さん、
“Tsunami”よりも、“Kizuna”という日本語を世界の共通言語にしたい・・・

○ 《愛心無國界 311燭光晩會》 眾星替日本災民打氣
http://www.youtube.com/
香港の方からの応援メッセージです。

○負けないで、日本! 被災地へ届け、タイからの祈り
http://www.youtube.com/
「微笑みの国」タイからの声援メッセージです。

○Japan earthquake
http://www.youtube.com/
韓国の方からの応援です。

○ Pray for Japan from プサン.wmv
http://www.youtube.com/
釜山の街角から、多くの韓国の友が声援メッセージを

○Prayers from kibara for Japan 〜祈り〜 キベラから日本へ
http://www.youtube.com/
ケニア・ナイロビにあるキベラスラムの子供たちが、
日本の為に祈り、歌ってくれました。
歌っている子供たちの表情に、涙なくしては見られません。

○ FORMURA1 We Pray For JAPAN「がんばろう、日本」
http://www.youtube.com/
F1ドライバーのみんなが応援しています。

○アーティストたちからの支援メッセージ
http://www.bluenote.co.jp/
ブルーノート東京のメルマガに

○NYフィル 武満徹 「弦楽のためのレクイエム」 &メッセージ
http://nyphil.org/concertsTicks/

○ 国連事務総長から日本へのメッセージ
http://www.youtube.com/
潘基文事務総長が日本語で激励してくれています。

○ 国連ピース・メッセンジャー
http://www.youtube.com/
スティーブンワンダー氏へのメッセージ

<注目サイト>

○日本の、そして世界の毎日をごちそうに
http://ameblo.jp/hideya-sakai/
「空気が読める」日本に

○助けあいジャパン
http://tasukeaijapan.jp/

○すべての日本人へ「倒れた人の分まで走るのが、サッカーだ」
http://footballweekly.jp/
セルジオ越後さんからのメッセージです。

○ベルリン・フィル、日本に捧げる演奏会
http://www.digitalconcerthall.com/
ドイツでも心配してくれています。

○香港行政長官ドナルド・ツァン氏からのメッセージ
http://ynclub.com.hk/
なでしこ会の方が和訳してくれました。

○震災についてのリンク集
http://www.1101.com/
ほぼ日刊イトイ新聞(糸井重里氏編集)のページ

○被災した地方の日本酒を飲もう!
http://www.akikotomoda.com/
友田晶子さん提唱の、飲んで支援企画です。

○ザッケローニ「水曜日に日本に帰国する」
http://edmundo036.sakura.ne.jp/archives/5533
ザック日本帰国前のインタビュー。嬉しい!

<参考情報>

○福島第一原子力発電事故による農畜水産物等への影響
http://www.maff.go.jp/
関係各府省庁提供の情報を一元化したサイトです。

○ネットと電話を使う被災地の方との連絡手段まとめ
http://weekly.ascii.jp/
公的機関、NHKなどのリンク集(週刊アスキーのサイト)

○震災への緊急支援
http://jenhp.cocolog-nifty.com/
特定非営利活動法人ジェン(JEN)の支援活動

■2011年2月掲載の情報

ラインガウ・グルメフェスティバル

「ラインガウ・グルメフェスティバル」
http://www.rheingau-gourmet-festival.de
というイベントで、2月23日からドイツの片田舎に来ています。

仕込み日にフランクフルトの市場に、食材の買い出しに行ってきました。野菜・果物、ハム・ソーセージ、肉魚、パン、惣菜市場内を歩き回りましたが、とても面白かった!

まずは写真をアップしておきますので、どうぞお楽しみください。市場というのは良いですね。どこの国でも、美味しいものが揃っています。

この国の人が何を飲み食いし、楽しんでいるのか、そんな生きる姿が垣間見えます。食いしん坊同士が仲良くなれる、そんな日々です。

「食をテーマの旅行」今年のギリークラブの一つのテーマです。国内では青森、海外では香港を準備中ですが、ここドイツに来ると、ここでもやりたくなります。

日本から遠いので、やはり難しいとは思いますが、来たら来ただけの価値があります。11時間半もかけて来るんだから、価値が無いと困りますが・・・

でも、ドイツワイン、美味しい!こちらで飲むと、一層美味しいです。日本での普及をもうちょっと考えないといけないですね。

■2011年1月掲載の情報

うら谷津再生プロジェクト

茨城県は阿見町、霞ヶ浦の近くの町ですが、うら谷津という素晴らしい場所があります。

昔は青々とした田んぼだった場所ですが、放棄田となってしまった場所を茨城大農学部と共に、復活プロジェクトを推進している飯野良治さん達、近隣の農家の方達関係者のご努力で、素晴らしい環境になっている場所なのです。

ギリークラブでは数年前から、ここにお邪魔させて頂き、本当に素晴らしい環境に身を置かせて頂き、地元の方から農業の現実をお聞きしながらも、「お邪魔をせずに、何らかのお手伝いが出来れば」という交流活動を細々と続けています。

うら谷津で2009年の1月に味噌を仕込みました。地元農家さんのご指導で、大豆100キロ2樽を仕込み、1年後に1樽を空け、もう1樽はじっくり寝かそうと、約2年後に残り1樽を「樽空け」してきました。

「都会の人がショックを受けては・・・」とのご配慮で、保管中に当然現れるカビなどを取り除いて頂き、味噌と見えるまでにして頂いた状態での樽空けでした。

皆のサインが入った樽の荒縄を切り、樽を空けた途端、周囲にほわっと広がった香り、寝かしたことで程良く色づいた2年物の味噌、仕込んだ日の楽しくも大変だった作業風景が蘇りました。

冬のうら谷津は、想像通りとても平和でした。全く違う空気に包まれ、ゆったりした時間が流れ、屋根の無い所での昼ご飯や餅つき・・ほっこりして、癒されてきました。

焚き火の炎に心ひきこまれ、言葉少なになり、立ち上る煙の先には、うら谷津の冬景色、枯れ木、都心から1時間ちょっとで行ける場所とは思えません。鳴いているカラスの声も、東京のそれとは表情が違い、穏やかな声に聞こえるのが不思議です。「カラスが鳴くからかえりましょ」の歌が納得です。

何年もお邪魔させて頂いていますが、飯野さん一家の心こもったおもてなしはいつも感激します。あんなに素晴らしい方は居ませんし、なかなか出来ません。
2010年秋、30名の団体で歌舞伎観劇会に来てもらった時に、東京人としてのおもてなしをさせて貰ったつもりですが、人工的な場所にお連れしても、この自然には絶対にかなわない、心底それを感じて帰って来た一日でした。

夕暮れ、暗くなりかかった森の道を歩いていたら、栃木県の小学校での焚き付け当番で杉の枯葉を拾っている、山道を歩く幼い頃の自分を見つけました。あの頃の田舎の学校は石炭ストーブ、そんな当番も会ったのです。うら谷津に行ったから、焚き火をしたからこその再開、そんな頃の自分の姿に出会ったのも50年ぶり、心の中に甘酸っぱいものが充ちてきました。

「人間が人間に還る場所」、口でいうのは簡単ですし、恰好よすぎるコピーですが、自分の皮膚で感じないとそんな気持ちにはなれない、そう実感してきました。
地元の方との真の交流、お互いが心を開いて話し合い共に時間を過ごす、都会人が求めている自然との触れ合いはどうしたら良いのか、更に考えたいと思っています。

都会人だけで考えてはいけないもので、飯野さん達地元の方とと腹を割った交流が、答えを出してくれるはず、そう信じて今年も話し合いを続けていこうと思っています。

本年の筍堀の会、4月24日(日)です。阿見は竹の街、筍料理を考える年にしたいと思っていますが、筍堀がメインイベントどうぞご予定下さい。
内容は飯野さんと一緒に企画します。

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